ソフト
「ソフトウェア」の略だよ
コンピュータのうち蹴っ飛ばせない部分だよ
あるいはアプリケーションのことだよ
簡単に書くよ
ソフトとは
ちょっと柔らかい気分になって「ソフトウェア」を省略した表現。
用語の中身としては
コンピュータのうち蹴っ飛ばせない部分のこと
です。
あるいは
OS(コンピュータの人格に相当するソフト)やOSの子分以外のソフトウェア(アプリケーション)のこと
を意図している場合もあります。
詳しく書くよ
順番に見ていきましょう。
まずは予備知識として
・ソフトウェア
・ハードウェア
・OS
・アプリケーション
について簡単に説明します。
「そんなの説明されなくても知ってるよ!」な人は適当に読み飛ばしてください。
ソフトウェアは「コンピュータのうち蹴っ飛ばせない部分」です。
コンピュータを構成する要素は2つに分けられます。
1.蹴っ飛ばせる部分
2.蹴っ飛ばせない部分
の2つです。
例えば、ハードディスクやディスプレイは蹴っ飛ばせます。
プログラムやファイルは蹴っ飛ばせません。
この2つの要素のうち「蹴っ飛ばせない部分」がソフトウェアです。
あと、ついでなので書いておくと「蹴っ飛ばせる部分」は「ハードウェア」と言います。
さて、コンピュータの蹴っ飛ばせない部分(ソフトウェア)ですが、さらに2つに分類できます。
それは
1.OS
2.OS以外
の2つです。
OSは「これが無いとパソコンじゃねーよ」なパソコンさんの基本ソフトウェアです。
パソコンさんはOSを入れることで、はじめてパソコンとしてのお仕事ができます。
※「OS」という用語が世間に広まったきっかけがパソコンなので「パソコン」と書きましたが、スマホやその他のコンピュータ類でも同じです。
OSと呼ばれるソフトウェアには、いくつかの種類があります。
パソコンさんの世界では、Windows、Mac、Linux辺りが有名どころです。
スマホの世界であれば、iOSやAndroidなどが主流です。
OSはパソコンさんの人格に相当するソフトウェアです。
パソコンさんの中にWindowsを入れれば「ボクはWindowsだよー」な人格になります。
Linuxを入れれば「ミーはLinuxさー」な人格になります。
これが
1.OS
の説明です。
一方、
2.OS以外
のソフトウェアは「アプリケーション」と言います。
正式名称は「アプリケーションソフトウェア」ですが、くそ長ったらしいので「アプリケーション」と省略されるのが一般的です。
アプリケーションはOSと対比されるためにある用語です。
コンピュータの人格に相当するソフトウェアがOSです。
OS以外のソフトウェアがアプリケーションです。
世の中にある大部分のソフトウェアがアプリケーションに分類されます。
……というのが、ものすごい簡略化した説明です。
実際にはOSの子分みたいなソフトもいます。
例えば「デバイスドライバ」とか呼ばれているソフトなどです。
デバイスドライバのようなOSの子分はアプリケーションには含まれません。
……が、そこら辺の細かいところまで知りたい人は他のところで勉強してください。
以上を踏まえて
「ソフトウェア」の省略表現
が「ソフト」です。
「ソフトウェア」と「ソフト」は実質的に同じ意味になります。
ただし、一般的には「アプリケーション」を意図して「ソフト」と表現している場合が多いはずです。
例えば「メール『ソフト』」「FTP『ソフト』」「フリー『ソフト』」のような場合です。
個人的な印象ですが、OSを指して「ソフト」とは、あまり言いません。
もちろんOSもソフトではあるのですが、OSは「OS」と呼ぶのが一般的です。
それに伴い「ソフト」という表現には、言外に「OS以外の」と付いている場合が多い気がします。
一言でまとめるよ
まぁ「ソフト」って単語が出てきたら「(OS(コンピュータの人格に相当するソフト)以外の)ソフトウェア(蹴っ飛ばせない部分)のことなんだな~」と、お考えください。