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記事一覧

雪割一華に来た昆虫たち

ユキワリイチゲ(雪割一華)に来たハナアブたちを紹介します。ネットで見る限り、ユキワリイチゲに来た昆虫たちを撮った写真は多くありません。ちょっと貴重な写真かも・・・^^ただ、ハナアブの同定は素人にはなかなか難しくて、自信がありません。↑こちらは、フタホシヒラタアブ(双星扁虻)・・・だと思います。図鑑で見ると、腹部の紋が黄色なのですが、この個体は黄緑色です。成虫で越冬するので、冬でも気温が高いと花から花へと飛...

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春の妖精2024・その5

よく晴れた午後、丹波篠山市日置のユキワリイチゲ(雪割一華)の自生地へ。もうたくさん顔を出しています。昨年より1週間以上早い感じ。しかも、穏やかな光が射し込むので、パッと開いている花がたくさん。花びらに見えるのはガクです。淡い薄紫色がとっても上品。ここのユキワリイチゲはガクの数が多いので、豪華に見えます。雄しべの黄色い葯から花粉がこぼれだしています。↓1日1回、ポチッとお願いします。大変励みになって...

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晴雨と梅花

高校の職員室の窓の外、シダレウメ(枝垂れ梅)が満開です。花が密集して咲いています。数の力で昆虫たちを呼んでいるようです。こういう華やかなものを人間が選別してきた結果なのでしょう。たくさんの花がみんな同じかというと、そうではありません。興味深い秘密があるのですが、それはまた別の機会にして、きょうは雨の日と晴れの日の違いです。こちらは、雨の日のシダレウメ。雄しべが中央に集まって、筆先のようにまとまって...

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寒咲き花菜

「菜種梅雨」というのは3月下旬~4月上旬の頃の長雨のことだと思います。けれど、3、4日前の天気図を見ると、太平洋側に前線が停滞しており、春雨前線のよう。そして、早咲きのハナナ(花菜)がしっとりと濡れている様子をみていると、まさに「菜種梅雨」。季節がどんどん前倒しになっているようです。↓1日1回、ポチッとお願いします。大変励みになっています。植物・花ランキング このブログの写真の無断使用をお断りしま...

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桜便り2024・その1

きょうは、国公立大学の前期日程の試験日。受験生の皆さんの健闘を祈って、「サクラサク」のお便りをお届けします。朝来市和田山町の中央公園、図書館前のエドヒガン(江戸彼岸)が五分咲きです。その名の通り、お彼岸の頃に満開になるのがふつうですが、もうこんな状態。昨年よりも一昨年よりもかなり早い開花です。ただ気温があまり高くないので、ハチやアブは飛んでいません。今年は、セツブンソウは遅めでしたが、ソメイヨシノ...

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春の妖精2024・その4

長く続いた雨がやっと止みました。丹波市青垣町の森地区のセツブンソウ自生地にお邪魔してきました。青垣町内の3つの自生地のうち、最も遅く開花し、最もたくさん見られる自生地です。きょう、「森のせつぶん草まつり」だそうです。私は、朝早くお邪魔したので、訪れる人はまばらでした。訪れたときにちょうど陽が射してきて、朝日を浴びる姿を撮ることができました。基本的に花びらは5枚ですが、↑これは6枚。たまに数が多いも...

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4揃いの花

このところ毎日、雨です。カメラを持って出かけるのも億劫になり、家の中の植物に注目。年末から小さな可愛らしい花を咲かせているカランコエ。ベインケイソウ科の多肉植物で、和名はリュウキュウベイケイ(琉球弁慶)というのだそうです。でも、原産は沖縄ではなくて、アフリカなどの熱帯です。花をアップして見ます。雄しべが4本。・・・ん? 奥にも雄しべがあるようです。中央は雌しべのようですが、何本なのかよくわかりません...

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鸛の巣

冷たい雨が降る中、きのうご紹介したJ0100がきょうは百合地の人工巣塔でじっとしていました。この百合地の人工巣塔は、記念すべき巣塔です。17年前、日本の自然界において、実に43年ぶりにコウノトリ(鸛)のヒナが誕生し、巣立った巣塔です。いま、コウノトリは人工巣塔でヒナを育てるのが当たり前になっています。しかし、もちろん本来の姿ではありません。本来は、湿地に面したマツ(松)の大木の樹上に巣を作っていました。花...

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百合地ペア

久しぶりにコウノトリ(鸛)。いつも冬はよく登場してもらうのですが、今年はコハクチョウ(小白鳥)の出番が多くなりました。六方田んぼで出迎えてくれたのはJ0100です。今年9歳になる雌。冬季湛水の水面にイネの切り株が映り、幾何学的な模様に見えて面白かったので撮影。畦にいるのはJ0025で、今年14歳になる雄。J0100とJ0025は、百合地(ゆるじ)ペアと呼ばれます。六方田んぼでよく見かける仲良しペアです。↓1日1回、...

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春の妖精2024・その3

「春の妖精」とは、早春に花を咲かせ、夏には葉を落として地下で過ごす植物のことです。「スプリング・エフェメラル」「春植物」などともいいます。セツブンソウ(節分草)、ユキワリイチゲ(雪割一華)、カタクリ(片栗)などがその代表です。今年もこの時期に、小雨が降る中、丹波篠山市本郷の松隣寺にお邪魔してきました。セリバオウレン(芹葉黄蓮)が可愛い花を咲かせていました。セリバオウレンは、夏にも葉をつけているので...

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繁縷、開花

春の七草の1つ、ハコベ(繁縷)が花を咲かせ始めました。正式にはコハコベ(小繁縷)だと思います。小さな可愛らしい花です。花びらは10枚のように見えますが、切れ込みが深いだけで、実は5枚。花をアップしてみます。雌しべの花柱は3本です。図鑑には、雄しべは1~7本と紹介されていますが、我が家の近くのものはほとんど3本でした。雌しべは発達しているのに、雄しべが未発達なものがありました。おそらく雌性先熟で、雌し...

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出遅れた蕗の薹

今年初めてのフキノトウ(蕗の薹)に出会いました。昨年よりかなり遅いです。今年は雪も少なく、気温が低い日は少ないのですが、冬晴れの日も少ないように思います。そのため、地温が低い状態が続いたのではないかと想像しています。太陽の高度がいちばん高いのは12時ですが、地温がいちばん高いのはだいたい13時。そして、気温がいちばん高いのはだいたい14時です。つまり、太陽はまず地面を温め、地面が温まると空気が温まります...

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春の妖精2024・その3

4日前に行った丹波市青垣町遠阪のセツブンソウ(節分草)自生地へ行ってみました。「遠阪せつぶん草祭り」は、あす開催なので混まないうちに。開花しているセツブンソウの数が一気に増えていました。セツブンソウは、こんな半日陰のところを好みます。木々が葉を茂らせる前に開花して子孫を残そうという作戦。後ろ姿も可愛い・・・^^柔らかい春の陽射しを受けています。↓1日1回、ポチッとお願いします。大変励みになっています。植...

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まず咲く

確定申告、今年も受付初日に提出しました。e-Taxとか勧めておられますが、やっぱり書類で提出したほうが達成感があります。裏金議員さんも、きちんと使途を書類で提出してくださいませ。午後から晴れるという予報だったので、夜久野の宝山に行ってみましたが、あいにくの雨。冷たい雨の中でも、マンサク(万作、満作、金縷梅)は咲いておりました。春、まず咲く!…というので、マンサク。青空を背景に黄色い花を撮るつもりだったの...

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紅梅白梅と言えば

丹波市市島町の「ライフピアいちじま」で落語会。終演後、すぐそばの三ツ塚史跡公園の梅林にお邪魔してきました。早咲きの紅白のウメ(梅)が咲き始めたばかり。紅梅を背景にして白梅を、白梅を背景にして紅梅を撮っていて・・・先日亡くなった紙切りの林家正楽師匠の逸話を思い出しました。お客さまから「紅梅白梅」のお題を出された正楽師匠、「わかりました」とすぐに切り始めたそうです。白い紙を切っていく紙切り。色が表現でき...

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桃色の梅

道路脇に可愛いピンク色のウメ(梅)の花を見つけたので、車を止めて撮影。以前、このウメの木にメジロ(目白)が数羽来ていて、写真を撮ったことがありました。今年初めての梅ジロウが撮れるかなと期待して、しばらく待ったのですが…。こちらの思惑通りにいかないのが自然…^^↓1日1回、ポチッとお願いします。大変励みになっています。植物・花ランキング このブログの写真の無断使用をお断りします。...

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春の妖精2024・その2

丹波市青垣町の遠阪(とおざか)のセツブンソウ(節分草)も咲き始めです。昨年よりちょっと遅めですが、しばらく暖かい日が続くようですので、一気に開花しそうです。数日後には、素晴らしい群生が見られそうです。「遠阪セツブン草祭り」は、2月18日(日)に予定されています。↓1日1回、ポチッとお願いします。大変励みになっています。植物・花ランキング このブログの写真の無断使用をお断りします。...

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土筆に異変

春を探して、豊岡市出石町の某所にツクシ(土筆)を撮りに行ってみました。ここは毎年12月くらいからツクシが顔を出す、不思議な場所なんです。ここのツクシが遺伝的に変わり者なのか? ここの地表近くに温かい地下水路でもあるのか?理由はわかりませんが、研究してみる価値が十分ありそうなツクシです。ここで、雪に覆われているツクシの写真も何度か撮りました。2月の中旬ともなると、用水路の土手にニョキニョキとたくさんの...

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種漬け花も開花

季節はゆっくりと春に向かって進んでいます。田んぼの中や畦にタネツケバナ(種漬け花)の花が咲き始めました。イネの種籾を水に漬けて、そろそろ農作業を始めましょうと教えてくれる花ということでしょう。まだ、かなり早いです・・・^^直径4mmほどの小さな花です。アップして見ると・・・中央に雌しべが1本。そのまわりに雄しべが6本。↓1日1回、ポチッとお願いします。大変励みになっています。植物・花ランキング このブログ...

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陽光の小白鳥

最近、たびたびコハクチョウ(小白鳥)にご登場いただいて恐縮です。きょうの昼前、気持ちよく晴れたので、六方田んぼへ。先日と同じ田んぼに32羽。オオハクチョウは混じっていなくて、すべてコハクチョウのようです。このところ曇りや冷たい雨の日が多かったので、久々の陽光にコハクチョウたちも気持ちよさそうです。幼鳥たちも立派になり、首から上が灰色っぽいだけで、動きは成鳥と同じようです。ずっと見ていても飽きません。...

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大犬の陰嚢の作戦

早春の花が咲き始めました。正式和名はオオイヌノフグリ(大犬の陰嚢)、別名ホシノヒトミ(星の瞳)。これほど別名との落差の大きい植物も珍しい・・・^^秋のうちに芽生えて、冬の間に茎を広げ、早春に花を咲かせます。背の高い植物に覆われる前にさっさと種子をつくってしまおうという作戦です。夏は種子で過ごします。図鑑には、花期は3~5月とありますが、もう咲いています。朝の陽射しを受けて開花し、多くは夕方に落花する一...

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小白鳥と小鴨

今朝も出勤前に六方田んぼのコハクチョウ(小白鳥)に会いに行きました。すぐそばを車が行き交う、こんなところにコハクチョウが30羽以上。嬉しくなります。陽射しがあればありがたいのですが、どんよりとしたいつもの曇り空。同じ田んぼにコガモ(小鴨)が30羽以上。コハクチョウやコガモの糞は、窒素やリンを含み、いい肥料になります。コウノトリ育む農法は、ハクチョウやカモを育み、イネも育みます。↓1日1回、ポチッとお願...

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白梅

現代は、「お花見」といえばサクラ(桜)ですが、本来はウメ(梅)だったそうです。奈良時代は、貴族がウメの花見を楽しんだとか。ウメは、古来から栽培・品種改良され、300品種以上もあるんだそうです。原産は中国で、本来は白色の一重の花。丹波篠山市内の各所で撮った白梅です。中国語で梅を「マイ」あるいは「ムイ」「メイ」というのだそうで、日本に入って来たときは「メ」。昔はマ・ミ・ム・メ・モを、mma・mmi・mmu・mme・m...

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春の妖精2024・その1

そろそろ顔を見せてくれているかと思い、青垣町のセツブンソウ(節分草)自生地へ行ってみました。3か所の自生地のうち、例年最初に開花する東芦田の自生地へ。なんとか3輪、確認することができました。昨年よりは遅く、一昨年よりは早い開花のようです。冷たい雨に打たれてちょっと気の毒なセツブンソウ。週末には、晴れ間も期待できそうです。帰路、虹が見られました。↓1日1回、ポチッとお願いします。大変励みになっていま...

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霙の中の小白鳥

きょうは雪、霙(みぞれ)、雨が一日中降っていました。通勤中、車外温度の表示を見ていると、2~3℃のときには霙です。これより高いと雨、これより低いと雪のようです。車外温度の表示は整数値だし、どの程度正確なのかもわかりませんが・・・^^六方田んぼのコハクチョウ。きょうは33羽がいました。気温は2℃です。霙が降っています。3分の1くらいの個体は、↑こうして羽繕いにいそしんでいます。3分の1くらいの個体は、一生懸命に食餌...

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御厨神社の梅

落語会で明石に行ってきました。きょうは観客として・・・^^時間に余裕があったので、明石市内のウメ(梅)の名所・御厨(みくりや)神社にお詣りしてきました。祀られているのは菅原道真公。福岡の太宰府に向かう途中、立ち寄られた所なんだそうです。たくさんのウメが植えられているのも納得です。合格祈願にきた受験生のおみくじでしょうか。この煙を浴びると、いいことがありそうな・・・^^咲いているのは早咲きの紅梅が多いようです...

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早咲きの紅梅

節分の小噺です。●節分には、年の数だけ豆を食べるんや!■そんなに食えるかなぁ、2024個も・・・出石町内を車で走行中、ウメ(梅)の花が咲いているのを見つけました。あわてて車を路肩に止めて撮影。今年初めてのウメの花。周辺にいい香りが漂っていました。あすは立春。冬至と春分のちょうど中間に当たります。暦の上では、あすから春が始まります。↓1日1回、ポチッとお願いします。大変励みになっています。植物・花ランキング&n...

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円山川の鴨たち

円山川にはたくさんのカモたちがいます。養父市八鹿町の伊佐橋の近く。中州があり、土手からも遠いので、ヒトも獣も近づきにくいところです。カルガモ、マガモ、ヒドリガモ、コガモ・・・ん? この辺りではあまり見かけないカモがいました。ちょっといかつい顔をしたハシビロガモ(嘴広鴨)です。くちばしが大きく、ヘラのような形をしています。雄の頭はマガモのような光沢のある緑色で、胸が真っ白なので目立ちます。腹の側面は赤...

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朝霧の小白鳥

円山川沿いの朝来、養父、豊岡は、とてもよく霧が発生するところです。気象庁の2007~2020年のデータでは、豊岡の霧日数は、年平均68.7日。単純に言えば、年間5分の1は霧が発生しています。最も多いのは晩秋で、10月は平均11.2日、11月は平均11.1日ですが、冬にもよく霧が出ます。今朝も霧に包まれました。六方田んぼの霧の中のコハクチョウ(小白鳥)たち。遠くからは見えません。コハクチョウたちも、少し警戒心が和らぐのでしょ...

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プロフィール

丹馬

Author:丹馬
落語と授業の合い間に生き物を中心とした写真を撮っています。
兵庫県の北部・中部がおもなフィールドです。

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