fc2ブログ

記事一覧

春の妖精2023・その7

きょうはポカポカ陽気。当地の最高気温は17℃まで上がりました。丹波市青垣町遠阪のセツブンソウ(節分草)の自生地にお邪魔してきました。落葉樹の林床で葉が茂る前に花を咲かせる春の妖精のイメージにピッタリ!教科書に使えそうな写真・・・と、自画自賛^^午前10時頃、このときの気温が10℃です。ニホンミツバチ(日本蜜蜂)が活動を始め、花から花へと飛び回っていました。黄色いのが花びらの先の蜜腺です。しかし、ミツバチたちの...

続きを読む

桜便り2023・その1

きのう雪が降りましたが、きょうは朝からすっきり晴れました。そこで、今朝は村岡経由で香住へ出勤。車窓から見た氷ノ山(1510m)の山頂付近です。残雪を見ながら矢田川に沿って北上し、香住海岸近くまで行くとまったく雪がありません。このところの雪は「山雪」で、海岸付近には降っていないようです。それどころか、海岸近くの川沿いにカワヅザクラ(河津桜)が咲き始めていました。まだまだ一分咲きにも満たない、咲き始めです...

続きを読む

海狸鼠

知り合いのALT(外国語指導助手)から「近くの川にマスクラットがいる!」と連絡がありました。マスクラットは、北米原産のネズミの仲間。日本に入り込んではいるものの、この辺りでは聞いたことがありません。その正体は↑これ。ヌートリア(海狸鼠)です。こちらは南米原産です。毛皮をとるために移入したものが野生化して、主に近畿、中国地方に広がっています。マスクラットもヌートリアも齧歯類。大きなネズミの仲間です。...

続きを読む

春の妖精2023・その6

丹波篠山市本郷の松隣寺に行ってみました。3年前にも同じ時期にお邪魔しています。そのときには、セリバオウレン(芹葉黄蓮)とバイカオウレン(梅花黄蓮)が咲いていました。しかし、今回はバイカオウレンはまったく見られません。気温によって開花時期が微妙に異なるようです。咲いているのはセリバオウレンだけで、そのほとんどが雄花。両性花はわずかです。今回は、その両性花に注目してみます。花の中心部に雌しべがあり、そ...

続きを読む

春の妖精2023・その5

きのうの丹波篠山市大山宮で出会った春の妖精の続きです。セリバオウレン(芹葉黄蓮)に囲まれたセツブンソウ(節分草)。雪を背景に。3つ並んだセツブンソウ。それぞれが可愛い春の妖精たち。↓1日1回、ポチッとお願いします。大変励みになっています。植物・花ランキング このブログの写真の無断使用をお断りします。...

続きを読む

春の妖精2023・その4

春の妖精に会いに、久しぶりに丹波篠山市大山宮に行ってみました。雪が残っている中で、セツブンソウ(節分草)とセリバオウレン(芹葉黄蓮)が咲いていました。雪を背景に、真っ白なセリバオウレン(芹葉黄蓮)の雄花です。セリバオウレンには雄花と両性花が見られますが、きょうは雄花に注目。花びらのような真っ白なガクが5枚くらい、その内側に少し小さな真っ白な花びらが10枚くらい。雄花には、花の中央に雄しべがたくさんあ...

続きを読む

定点撮影・小佐谷

定点撮影というのに挑戦してみました。2022年4月7日撮影兵庫県養父市八鹿町の小佐谷の昨年春の景色です。小佐川沿いに植えられたソメイヨシノ(染井吉野)が満開です。2022年8月30日撮影同じ場所の夏の終わりの景色。田んぼのイネが黄金色になり、もうすぐ稲刈り。2022年10月22日撮影秋の景色です。稲刈りは終わり、二番穂が出ています。ソメヨシノは紅葉しています。2023年2月21日撮影きのうの冬景色。雪が降っています。積雪は数...

続きを読む

発見!菱喰

しばらく温かいと思っていたのに、また冬に逆戻りです。今朝は一面の銀世界です。出勤の途中、円山川の蓼川大橋付近の河川敷に3羽の大きなカモを発見し、急いでUターン。はじめはマガン(真雁)かと思いました。が、くちばしの色からヒシクイ(菱喰)かオオヒシクイ(大菱喰)だとわかりました。河川敷に植えられている牧草の根を掘り出して食べているようです。警戒心が強いので、遠くから、車窓からの撮影です。左の個体は少し...

続きを読む

春は黄色?

兵庫県立フラワーセンターの入り口にたくさんのハナナ(花菜)が咲いていました。「春は黄色い花からやって来る」というのだそうです。ネットで調べると「春の花は50%が黄色い花」という記述がありました。ほんとかなぁ? このブログで最近紹介した花では、黄色い花はロウバイだけ。ツバキ、ウメ、セツブンソウ、バイオカオウレン、ユキワリイチゲ、・・・多くは黄色ではないのですが・・・^^「黄色い花は、昆虫を惹きつける」・・・これ...

続きを読む

朱鷺の舞

加西市の兵庫県立フラワーセンターにお邪魔してきました。梅園では、いろいろなウメ(梅)が咲き始めています。ウメの品種はたくさんあってとても覚えきれませんが、それぞれに名札が掛けてあって助かります。紅千鳥(べにちどり)。濃いめのピンク色の一重咲き。いまが咲き始めです。玉梅(たまうめ)。つぼみは緑色で、真っ白な一重咲き。これも、いまが咲き始めです。鹿児島紅(かごしまべに)。濃い紅色の八重咲き。雄しべの花...

続きを読む

紅唐子

ちょっと珍しいツバキ(椿)です。ベニカラコ(紅唐子)という品種。花の中心部に小さな花びらのようなものがいっぱい詰まっています。これが雄しべの変形なんだそうです。雌しべも見えません。地面には、花がそのままポトリと落ちています。面白いことに、なぜかみんな花の正面を上にして落ちています。江戸時代からある品種なんだそうです。結実できそうにありませんので、挿し木で殖やすのでしょうか。↓1日1回、ポチッとお願...

続きを読む

春の妖精2023・その3

丹波篠山市日置のユキワリイチゲ(雪割一華)の自生地を覗いてきました。まだ、数は多くはありませんが、いくつかのユキワリイチゲが花茎を持ち上げていました。ここはクリ林の林床です。この季節はまだ地上に直射日光が降り注ぎます。春になり、クリの木が葉を茂らせてしまうと、林床は薄暗くなってしまいます。そうなる前に光合成をして、花を咲かせて種子をつくってしまおうというわけです。花の色がもっと紫色っぽいユキワリイ...

続きを読む

椿花

サザンカ(山茶花)の花がそろそろ終わりです。代わってツバキ(椿)の花が咲く季節になりました。しかし、ツバキの花は撮るのが難しい花です。すぐに傷んでしまうので、完璧に綺麗な花は少ないように思います。つぼみでは豪華さに欠けるし・・・。むしろ落ちた花のほうが風情があって、絵になるような・・・^^ムム・・・。難しい・・・--;↓1日1回、ポチッとお願いします。大変励みになっています。植物・花ランキング このブログの写真...

続きを読む

土筆に雪

先日ほどの大雪ではありませんが、また雪です。朝のうちは道路には積もらず、屋根や田畑、道端の草むらが雪化粧でした。ツクシ(土筆)と雪のコラボを撮るチャンスと、先日ご紹介したツクシに会いに出かけました。1週間前よりも顔を出しているツクシの数がずいぶん増えていました。ツクシのまわりは雪に覆われていて真っ白。冬と春が同居しています。撮っていると、雪がだんだん強くなってきました。ツクシにも雪がくっついていき...

続きを読む

小白鳥の幼鳥

きょうの天気は、晴れたり曇ったり、雪がちらついたり。あしたの朝には積もっているのかな。10日ぶりに、コハクチョウに会いに六方田んぼへ。数えたら28羽でした。僕が観察した中では今シーズン最多です。きょうは、幼鳥に注目してみます。コハクチョウは成鳥になるまでに2年ほどかかるようです。からだの大きさは、日本に飛来してくる頃には大きくなっていて、成鳥と変わりません。しかし、幼鳥はからだの色が灰色っぽいので、簡...

続きを読む

小鴨の瞼

蓮池のコガモ(小鴨)が水中に頭を突っ込んで餌を採っています。コガモの餌は、水中の藻や水草です。こうして水面に浮かびながら餌を採ります。潜って採るようなことはありません。手前がコガモの雌、奥がコガモの雄です。よく見ると、雌の目が白目になっています。コガモの目は、ふつうはこんな目です。でも、餌を採るときは目が白くなります。鳥には瞬膜という目を保護する膜もあるのですが、瞬膜は透明です。白いのは瞼です。我...

続きを読む

梅に蜜蜂

きょうの日中は14℃まで気温が上がりました。早咲きの八重のウメ(梅)の花が周辺にいい香りを漂わせています。ウメの花のピンク色と背景の草色から春を感じ、撮っていると・・・そこへ、ニホンミツバチ(日本蜜蜂)が来てくれました。当ブログでは、今年になって初めての昆虫の登場です。春、近し。↓1日1回、ポチッとお願いします。大変励みになっています。植物・花ランキング このブログの写真の無断使用をお断りします。...

続きを読む

春の妖精2023・その2

早春に花を咲かせ、木々の葉が茂る頃には枯れて、1年の大半を地下で過ごす植物がいます。それがスプリング・エフェメラル、春の妖精と呼ばれる植物たちです。カタクリ、イチリンソウ、セツブンソウなどがその代表種です。京丹波町の「わち山野草の森」でバイカオウレン(梅花黄蓮)に出会いました。↑こんな落ち葉の多い森の中で、早春に花を咲かせます。5枚の小葉を1年中つけているので、厳密にはスプリング・エフェメラルではあ...

続きを読む

続・葛の葉痕

1月22日の当ブログの続きです。クズ(葛)の葉痕が面白くてたくさん撮りました。クズの百面相の続きをお楽しみください。目と鼻に見えるものと、目と口に見えるものがあります。眉があるものと、ないものがあります。そう見えるだけですが・・・^^↓1日1回、ポチッとお願いします。大変励みになっています。植物・花ランキング このブログの写真の無断使用をお断りします。...

続きを読む

春の妖精2023・その1

きょうは少し陽射しもあって、雪解けが進みました。毎年お邪魔している丹波市青垣町遠阪のセツブンソウ自生地へ行ってみました。スプリング・エフェメラル(春の妖精)の第1弾です。まだ群生とまではいきませんが、チラホラ顔を出してくれていました。とっても可憐で、見ると妙に嬉しくなってしまう花です。その名の通り、節分の頃に咲き始めますが、今年の節分には雪が積もっていました。白く花びらのように見えるのはガクです。...

続きを読む

福田ペアのビッグママ

豊岡市福田を車で走行中、コウノトリ(鸛)のペアに出会いました。車の通行量の多い道路脇の田んぼです。↑写真の上側の赤褐色の部分はガードレール。道路から2mほどの距離にいます。右側はJ0010。2008年5月生まれ。今年15歳になる雌。左側はJ0177。2017年5月生まれ。今年6歳になる雄です。福田ペアと呼ばれる2羽ですが、ずいぶん姉さん女房の歳の差カップルです。J0177が小魚をゲット。至近距離から撮ることができました。...

続きを読む

春みつけ2023・その2

おそらく但馬でいちばん早く出てくるツクシ(土筆)です。出石町の某所。dachaさんの写真ブログに先を越されてしまいましたが、今年も撮ってきました。水路を挟んで向こう側にはまだ雪がたくさん残っているのですが、手前は解けています。何とか雪を背景に撮りたいと思って、カメラを地面すれすれにして撮影。雪が解けてから顔を出したのではなくて、おそらく顔を出してから雪が積もったのだと思います。雪の重みに耐えたツクシ。...

続きを読む

穏やかな海

きょうの兵庫県香美町香住の海です。冬の日本海としては珍しく穏やかな表情を見せてくれています。午後の気温は10℃を超えました。サザエを採っている漁師さんです。箱メガネで海底を覗いて、長い竹竿の先についた三叉でサザエを挟んで採ります。挟めない程度の小さなサザエは採らないようにしているのです。海が穏やかだからこそできる漁です。こちらは、のんびり日向ぼっこのウミウ(海鵜)とウミネコ(海猫)。黒と白の組み合わ...

続きを読む

雪の田んぼの鸛

豊岡市清冷寺(しょうれんじ)で2羽のコウノトリ(鸛)に出会いました。雪の田んぼで、2羽が仲良く餌を採っています。てっきりペアだと思いましたが、足環カタログで調べると違っていました。両方とも雌でした。手前がベテランお母さん、奥が若いお母さん。↑こちらは、J0296です。今年22歳になる雌。J0381と15年間ペアで、伊豆ペアと呼ばれています。18羽のお母さんで、孫もいます。ここから数百m南に伊豆の巣塔があります。...

続きを読む

泥んこ小白鳥

久しぶりにコハクチョウに会いに六方田んぼへ。いました。冬季湛水の田んぼに25羽。私が観察した中では、今シーズンの最多です。幼鳥が泥水を跳ね上げてバタバタ。カラスの行水と同様に、寄生虫を落としているのではないかと思います。せっかくの白い羽が汚れてしまって、胸は泥だらけ。こちらは成鳥です。泥の中に首を突っ込んで餌を探すので、顔も泥だらけ。でも、可愛い。白鳥とはいうものの、雪ほどには白くはありませんね・・・^...

続きを読む

春見つけ2023・その1

きょうは節分。季節を分ける日。雪解けの裏庭にフキノトウ(蕗の薹)が顔をのぞかせていました。まだ、少ししか出ていませんので、採って食べるのはもう少し先にします。明日が立春。暦の上では春の始まる日。つまり、きょうは冬の最終日。早く温かくなるといいですねぇ。節分の小噺。●きょうは節分。歳の数だけ豆を食べるんや■食べられるかなぁ。2023個も…。↓1日1回、ポチッとお願いします。大変励みになっています。植物・花ラ...

続きを読む

続々・濠の赤浮草

1月13日の当ブログで報告した篠山城南馬出の濠のアカウキクサ(赤浮草)の続編です。濠の約半分を覆っていたアカウキクサが4分の1程度に減少していました。地域の方も気にかけておられ、行政も動いてくれているようです。半月前にここにいたカルガモ(軽鴨)たちの姿はなく、ヨシガモ(葦鴨)が多く見られました。アカウキクサを根絶するのは大変かと思います。減らしても、また殖えてしまいます。他所へ流出するのも避けたいと...

続きを読む

おもしろ雪景色

「お玉牛」という古典落語があります。夜這いに行くと、お玉さんが牛と入れ替わっているという噺。計画を知った親父さんが、お玉さんの寝床に牛を寝かせ、布団を掛けていたのでした。豊岡市竹野町御又にてそんな「お玉牛」を思い出しました。真っ白な雪の布団を掛けてもらった但馬牛・・・^^香美町香住区にてこちらは、某高校のグランド。大地に大きな絵を描きたかったようです。何だかよくわかりませんが・・・^^たまには、こんな写真も...

続きを読む

プロフィール

丹馬

Author:丹馬
落語と授業の合い間に生き物を中心とした写真を撮っています。
兵庫県の北部・中部がおもなフィールドです。

いらっしゃい!

ご訪問、ありがとうございます。