秋桜2022・その8
- 2022/10/31
- 21:00

コスモス(秋桜)の季節はもう終わりかと思っていたら、いま見頃というところがありました。香美町の発酵食品会社「トキワ」の社屋裏。「さとの風ファーム」という農園にたくさんのコスモスが咲いています。その数4万本だそうです。赤紫色、ピンク色、白色に、オレンジ色が混じっていて、とてもにぎやかです。オレンジ色の花はキバナコスモス(黄花秋桜)で、コスモスの仲間ではありますが別種です。自由に持ち帰りOKだそうです...
天竺牡丹のハロウィン
- 2022/10/30
- 21:00

古代アイルランドに住んでいたケルト人にとって、10月31日は1年の終わりなんだそうです。いわば大晦日。収穫の秋の終わりであり、1年の終わりです。そのお祭りがハロウィンなんだそうです。死者の霊が家族を訪ねてくる日。仏教でいうとお盆の意味もあるようです。本来の意味が薄れ、いまや集団仮装大会になっています。オジサンにはよく理解できませんが、死者の霊を迎えるのに死者を出してはいけません。人混みには出かけず、ダリ...
天竺牡丹の浮遊花
- 2022/10/29
- 21:00

加西市の兵庫県立フラワーセンターに行ってきました。ついでに立ち寄ったので、閉園間際の夕方です。夕陽に照らされた花々もまたいいもんです。こういうのをフローティングフラワーというんだそうです。水中花ではなくて、いわば「浮遊花」。風が吹くとゆっくりと浮遊します。ダリアの和名は、花がボタン(牡丹)に似ているので、テンジクボタン(天竺牡丹)。夏、ガラス容器に浮かべた花々も涼しげでいいですが、この時期のダリア...
錦木の果実と種子
- 2022/10/28
- 21:00

小学生の頃、野球をやっていて、ピッチャーで4番だったという大相撲力士がおられます。菊池雄星さんとも対戦したらしいですから本格的です。その力士は、岩手県盛岡市出身の錦木関です。錦木というのは本名ではなくて、江戸時代文化年間に活躍した力士の四股名だそうです。その四股名は、おそらくこの植物に由来するのでしょう。世界三大紅葉樹の1つとされるニシキギ(錦木)です。葉っぱはまだ赤くなり始めたところですが、果実は...
溝蕎麦に来た花蜂
- 2022/10/27
- 21:00

ミゾソバ(溝蕎麦)に来たハナバチの仲間がやって来ました。腹部や胸部に淡い青色の筋が入っています。アオスジハナバチ【青筋花蜂)かと思いましたが、脚が細くて毛深くありません。どなたか種名がわかる方、教えてください。蜜を求めて、花の中央に頭を突っ込んでいくものですから、頭部や胸部にはいっぱい花粉が付着しています。こんなにたくさん!顔じゅう花粉だらけ…^^視界も狭くなっているようです。↓1日1回、ポチッとお願...
黄腰花虻の複眼
- 2022/10/26
- 21:00

ミゾソバ(溝蕎麦)の花に、キゴシハナアブ(黄腰花虻)がやって来ました。血を吸うアブ(虻)の仲間ではなくて、ハエ(蝿)に近い仲間です。口吻を伸ばして蜜を吸っています。腹部の前方が黄色いのでこの名があります。胸部の黄色と黒色の縦縞も目立ちますが、いちばんの特徴は複眼です。粉を振りかけたような複眼。こんな眼をした昆虫は他に見かけません。雌では複眼の間に隙間があります。↑これは両方の複眼がくっついているの...
菊でない秋明菊
- 2022/10/25
- 21:00

秋らしい素敵な花なのに、長く咲いているので、ついつい後回しになってしまいました。シュウメイギク(秋明菊)です。キクとつきますが、キクの仲間とはずいぶん違う形の花です。キンポウゲ科イチリンソウ属です。スプリング・エフェメラルのイチリンソウ(一輪草)やアズマイチゲ(東一華)の仲間です。花の中心部にたくさんの雌しべ。その周りにたくさんの雄しべがあります。イチリンソウの仲間の特徴です。花びらのように見える...
紅葉黄葉2022・その2
- 2022/10/24
- 21:00

豊岡市日高町出身の世界的冒険家・植村直己さんの業績をたどる「植村直己冒険館」。その敷地内に約200mのユリノキ(百合の木)並木があります。黄金色に色づいてきてそろそろ見頃です。ユリノキは北米原産の落葉高木。空に向かって真っ直ぐに伸びています。植村直己さんが消息を絶ったのは、北米の最高峰マッキンリー(現デナリ山)。関係があるのかないのかよくわかりませんが、冒険館のオープンのときに植栽されています。1994...
紅葉前の猿尾滝
- 2022/10/23
- 21:00

きょうは、午前・午後、2か所で高座。掛け持ちなんて久しぶりです。午前中は養父市関宮、午後は香美町小代区新屋です。移動中にちょいと香美町村岡区の猿尾滝に立ち寄って来ました。「日本の滝百選」に選ばれた滝です。もう少し季節が進むと美しい紅葉に包まれた滝になるのですが、少し早かったようです。上下2段の滝からなり、上段は雄滝、下段は雌滝と呼ばれています。下段の雌滝は、落差21mでしなやかで優しい感じ。一方、上...
秋桜2022・その7
- 2022/10/22
- 21:00

清住のコスモス(秋桜)の続きです。ここはきょう(22日)まで入園料を徴収するそうです。盛りを過ぎたということで、あすからは無料開放されます。でも、花はまだまだ今月いっぱいくらいは楽しめそうです…^^トラマルハナバチ(虎丸花蜂)が飛び回っています。毛がふさふさしているので、花粉の運搬にかなり貢献しています。↓1日1回、ポチッとお願いします。大変励みになっています。植物・花ランキング このブログの写真の...
紅葉黄葉2022・その1
- 2022/10/21
- 21:00

今朝の気温は10℃と涼しかったのですが、日中は23℃まであがりました。南東の空にはうろこ雲、北や西には爽やかな青空が広がっています。気持ちのいい秋晴れです。↑近くの高校前のイチョウ(銀杏、公孫樹)並木はもうすっかり黄色くなっています。↑こちらはご近所のハナミズキ(花水木)。黄葉、紅葉ではありませんが、↑セイダカアワダチソウ(背高泡立草)。秋らしい雲を背景に撮ってみました。↓1日1回、ポチッとお願いします。大...
秋桜2022・その6
- 2022/10/20
- 21:00

丹波市氷上町清住のコスモス(秋桜)を見てきました。広大な休耕田にたくさんのコスモス。見渡す限りのコスモス園です。そろそろ盛りが過ぎている場所もありましたが、いまが見頃の場所もあります。逆光で見ると、朝露がキラキラしていて綺麗です。所在地:兵庫県丹波市氷上町 達身寺の駐車場に駐車入園料:300円↓1日1回、ポチッとお願いします。大変励みになっています。植物・花ランキング このブログの写真の無断使用を...
茶の木に来た雀蜂
- 2022/10/19
- 21:00

「チャ」かと思ったら「チャノキ(茶の木)」というのが標準和名のようです。茶摘みや新茶の、春~初夏のイメージが強くて、秋に花を咲かせることを知らない人が多いかも。チャノキの花は、↑こんなふうに上向きに咲くことは少なくて、たいてい下向きに咲いています。雄しべがたくさん。中央に雌しべがあるはずですが、よくわかりません。その雌しべの基部に甘い蜜を分泌する蜜腺が隠れています。その蜜を求めて、チャノキの花には...
山法師の帰り花
- 2022/10/18
- 21:00

先日、ソメイヨシノの帰り花を紹介しましたが、きょうはヤマボウシ(山法師)の帰り花です。帰り花は、忘れ花とも言われます。季節外れに咲いた花です。我が家の庭のヤマボウシ。昨年は、たくさん果実が実り、ジャムを作りました。ところが、今年はさっぱり。例年なら5~6月に花を咲かせ、8~9月に果実が赤くなるのです。ところが、今年は5月に花を咲かせた後、さらに、数は少ないのですが9月に花を咲かせ始めました。10月に...
秋桜2022・その5
- 2022/10/17
- 21:00

朝来市の「四季彩の丘」のコスモス(秋桜)畑で出会った昆虫たちです。いきなりシルエットで恐縮です。隠れているのはキタテハ(黄立羽)です。逆光のコスモスは綺麗です。キタテハのおかげで面白い写真が撮れました^^↑ツマグロヒョウモン(褄黒豹紋)の雄。↑クロマルハナバチ(黒丸花蜂)のはたらき蜂。忙しく花から花へ。↑アキアカネ(秋茜)の雌。ちょっと一休み。こちらは、蜜や花粉を食べているのではなく、ハナバエなどの小...
嫁菜に来た昆虫たち
- 2022/10/16
- 21:00

先日、「嫁菜に来た虻たち」を紹介しましたが、その続編です。ヨメナ(嫁菜)に来たアブ(虻)以外の昆虫たちから3種。↑ベニシジミ(紅小灰蝶)の夏型。春型はオレンジ色の面積が広く、もっと明るい色ですが、夏や秋にはこんなふうに黒っぽくなります。↑こちらはヤマトシジミ(大和小灰蝶)の雄の秋型。夏型に比べると、黒っぽい部分が少なくなります。ベニシジミとヤマトシジミ、同じシジミチョウの仲間なのに、一方は暗色になり...
秋桜2022・その4
- 2022/10/15
- 21:00

朝来市の夜久野高原のコスモスの花畑がきょうからオープンです。実は、そのことを知らずにふらっと出かけてみたら、たまたまオープン初日のオープン時間でした。つまり、一番乗り。やったぁ!まだ知られていないのか、その後も訪問客はなく、ずーっとこの風景を独り占めです。空には秋らしいうろこ雲(巻積雲)。気持ちのいい天気です。先日の台風のためにコスモスが皆倒れてしまったそうです。倒れても先端から起き上がり、上に向...
山雀の食餌
- 2022/10/14
- 21:00

今年は、我が家のエゴノキにたくさん果実が実りました。一昨年は豊作、昨年は不作。交互に繰り返しているみたいです。夏にはたくさん実っていたのですが、いまはかなり減りました。毎日、ヤマガラ(山雀)がやって来て、ビィービィービィーと鳴きながらついばんでいます。きょうは4羽のヤマガラが来ていました。その中の1羽の動きを連続写真でどうぞ。果実を1つ脚の間に挟んで、くちばしでコンコンコンコンと叩いて、種子を取り...
秋桜と向日葵
- 2022/10/13
- 21:00

養父市十二所の県道6号線沿いに、コスモス(秋桜)とヒマワリ(向日葵)が一緒に咲いています。秋の花の代表と夏の花の代表のコラボです。コスモスは短日植物の代表です。夏至を過ぎ、日が短くなってくると(正確には、夜が長くなってくると)花芽を形成します。…と、教科書に書いてあります。しかし、種苗会社のHPには、「最近は日長と関係なく花芽を形成する品種が多い」とありました。種蒔きから3か月ほどで開花するものが多...
空中散布の蕎麦
- 2022/10/12
- 21:00

小佐川沿いのソバ(蕎麦)の花が秋風に揺れています。ここのソバ、疎らなところや密なところがあります。また、他所に比べると草丈がやや低いように思っていました。先日、このソバ畑の持ち主の方とお話をして、その理由がわかりました。実験的にドローンを使って、ソバの種を空中散布したのだそうです。ふつうは種を蒔いて、その上に土を薄くかぶせるのですが、ここは蒔きっぱなし。そのため、発芽した茎が地面を這い、その後、立...
嫁菜に来た花虻たち
- 2022/10/11
- 21:00

ヨメナ(嫁菜)にはいろんな昆虫たちがやって来ます。中でもハナアブ(花虻)の仲間がよく来ます。きょうは、ヨメナにやって来たハナアブたちを紹介します。「アブ」とつきますが、血を吸うアブとは違って、刺したりしません。花の花粉や蜜を食べます。ハナアブは、どちらかというとハエに近い仲間です。↑オオハナアブ(大花虻)。「大」とつきますが、特別に大きいわけでもありません。でも、どちらかというと大きいかな。腹部の...
蕎麦の二型
- 2022/10/10
- 21:00

きょうもお天気がすっきりしません。雨上がりのソバ(蕎麦)の花のアップです。白い花びらのように見えるのはガクです。5枚あります。そして、雄しべが8本。赤いのは葯です。中央に先が3つに分かれた雌しべが1本あります。その基部には黄色い蜜腺があって、アリたちはこの蜜を舐めています。雄しべと雌しべの長さに注目してください。↑上の写真の花では、雌しべは短く、雄しべが長くなっています。一方、↓下の写真の花では、雌...
雉の草隠れ
- 2022/10/09
- 21:00

小佐川沿いの道をウォーキング中、雌のキジ(雉)に出会いました。キジとの距離は3mくらい。キジも驚いたでしょうが、私も驚きました。飛ばずに歩いて逃げていくので、後をついて行くと…まさに「雉の草隠れ」。「頭隠して尻隠さず」という言葉は、キジのこの行動から生まれたそうです。本人は隠れているつもりです…^^この後、さすがに一目散に走り出しました。↓1日1回、ポチッとお願いします。大変励みになっています。植物・花...
帰り花
- 2022/10/08
- 21:00

朝来市和田山町寺谷の円山川沿いのサクラが2本、花を咲かせています。「狂い咲き」というよりも、「帰り花」「忘れ花」というほうが情緒があるかな…^^樹皮から判断するとソメイヨシノ(染井吉野)だと思いますが、花は小さくいじけた感じ。真っ白の花、ピンク色がにじんだような花、さまざまです。葉っぱはすべて落としています。涼しくなったかと思えば、真夏のような暑い日が続いたり、また寒くなったり。サクラの花も翻弄されて...
香る金木犀
- 2022/10/07
- 20:30

季節が一気に進み、きょうは一日中、冷たい雨。でも、次期監督が新井さんだという報道に、心が晴れたカープファンです。きのうの青空の下のキンモクセイ(金木犀)です。とってもいい香りが周辺に漂っています。小さな花をアップしてみると、雄しべが2本だけ。中央にいじけたような雌しべがありますが、機能していません。つまり、これは雄株の雄花です。実は日本中のキンモクセイが雄株で、挿し木で殖やされたものだそうです。原...
秋桜2022・その3
- 2022/10/06
- 21:00

我が家の近くのコスモス(秋桜)畑で見かけたハチたちです。↑ハラナガツチバチ(腹長土蜂)の仲間。土の中に巣をつくるのでツチバチ。ミツバチのような集団生活はせず、単独行動です。↑ハキリバチ(葉切蜂)の仲間。腹部にびっしりと花粉を付けています。こちらも単独行動のハチです。葉っぱを丸く切り抜いて、竹筒や木の穴に運び入れ、これを幼虫の部屋にします。↑トラマルハナバチ(虎丸花蜂)。こちらはミツバチと同じように、...
続々・藤袴に来た昆虫たち
- 2022/10/05
- 21:00

急に涼しくなりました。フジバカマ(藤袴)の様子を見に、豊岡市加陽(かや)の水辺公園に行ってみました。きょうはもう、アサギマダラ(浅葱斑)は見られませんでした。涼しくなる前に、南方に旅立って行ったようです。9月26日にアサギマダラ、9月27日にツマグロヒョウモン、モンシロチョウ、クズハキリバチ、9月28日にアオスジアゲハ、ホシホウジャク、クマバチを紹介しました。それ以外の、きょうフジバカマの花に来た昆虫たち...
空飛ぶ縫いぐるみ
- 2022/10/04
- 21:00

コスモス(秋桜)の畑で、たくさんのクロマルハナバチ(黒丸花蜂)の雄に出会いました。あっちにもこっちにも、いっぱい。なぜか雄蜂ばかりで、はたらき蜂を見かけません。はたらき蜂は腹部の先端がオレンジ色で、他は黒色です。しかし、雄蜂はこの通り、頭や胸は黄色い毛で覆われていて、胸に黒い帯があります。もふもふしていて可愛いんです。「空飛ぶ縫いぐるみ」です。環境省のレッドリストでは、準絶滅危惧種に指定されていま...
続・蕎麦に来た昆虫たち
- 2022/10/03
- 21:00

きのうに続き、ソバ(蕎麦)の花です。ハチばかりでなく、多種類の昆虫たちがやって来ます。ちょっとレアな昆虫も。↑胸の側面が黄色いのでキベリヒラタアブ(黄縁扁虻)だと、撮っているときは思ってました。でも、よく見ると触角が長いので、ヒゲナガハナアブ(髭長花虻)の仲間だと思います。あまり見かけないアブなので、嬉しくなりました。対照的に、最近、しょっちゅうお目にかかる↑ツマグロヒョウモン(褄黒豹紋)の雌。コス...
蕎麦に来た昆虫たち
- 2022/10/02
- 21:00

我が家の近くのソバ(蕎麦)が満開です。朝露がキラキラ輝く頃にソバ畑を訪れると、もう昆虫たちがたくさん来ていました。「蕎麦の花は蜂の酒」というのだそうです。ソバの花はハチたちに美味しい蜜をたっぷりご馳走してくれます。今朝、いちばん多く見かけたのは、↑このクロマルハナバチ(黒丸花蜂)。↑キイロスズメバチ(黄色雀蜂)が、花から花へと飛び回っています。餌となる昆虫を探しているのかと思いましたが、ソバの蜜も好...
秋桜2022・その2
- 2022/10/01
- 21:00

「今昔館子ども落語入賞者大会」を観るために天満天神繁昌亭に行ってきました。子どもとあなどることなかれ。みんな上手いです。教え子たちもよく頑張りました。憧れの高座に上がれて、子どもたちも満足です。そんなわけで、きょうはフィールドに出られず、きのう撮ったコスモス(秋桜)です。コスモスには青空が似合います。秋風に揺れるコスモス。まだ残暑が厳しいですが…。↑ツマグロヒョウモン(褄黒豹紋)の雄が風に翻弄されな...