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記事一覧

春の妖精2022・その3

今朝は放射冷却でよく冷えましたが、昼間はポカポカ陽気になりました。朝、丹波市青垣町遠阪のセツブンソウ自生地へ、また行ってみました。11日前に訪れたときは、雪の中に少数だけ咲いていたセツブンソウ。今朝はたくさん咲いていました。霜のついたセツブンソウ。陽が射してくると、すぐに霜は見られなくなりました。いまが見頃です。↓1日1回、ポチッとお願いします。 大変励みになっています。植物・花ランキング この...

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鸛・伊佐ペアの雄

養父市伊佐の県道2号を走行中、交差点で信号待ちをしていてふと横を見ると・・・歩道のフェンスの向こう側に白いものが動きます。赤信号の間に、車の窓を開けて慌ててシャッターを切りました。いったん発進して、再度引き返し、今度は脇道から撮影。足環カタログから、J0013とわかりました。2009年4月、豊岡市の戸島巣塔で生まれた、今年13歳になる雄です。ここ数年、この近くの巣塔で未標識の雌とともに子育てをしていて、伊佐ペアと...

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春近し

きょう、大阪でウメが開花したとテレビのニュースで聴きました。まだ道路脇や田畑に雪が残る当地でも、やっと春の陽射しになり、ウメが開花です。朝来市和田山町の竹田駅前の白梅。多くはまだつぼみですが、数輪咲いていました。こちらは養父市八鹿町のケーブルテレビ局前の紅梅。こちらも開花しているのは数輪。ウメの開花は、その日の気温よりも積算気温の影響を強く受けます。あすはまた一時雪の予報ですが、あさってからは気温...

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鸛・広井ペアの雄

豊岡市日高町知見の県道268号を走行中、すぐそばの田んぼで採餌中のコウノトリ(鸛)を発見。車を道路脇に止めてしばらく眺めていました。足環カタログからJ0210と判明。豊岡市の野上巣塔の生まれで、今年4歳になる雄です。昨年、J0087と豊岡市の広井巣塔で3羽のヒナを巣立ちさせたお父さんです。つい最近まで明石市にいるのを目撃されていたのですが、但馬に帰ってきていたようです。私が車内からカメラを構えていても平気で...

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雪中の土筆

昨夜の雪が止んで、今朝は晴れ。雪の後は、大気中の塵が一掃されるのか、ほんとに気持ちのいい青空が広がります。このまま晴れるのかと思ったら、また雪が降ったり止んだり。晴れ間を狙って、但馬でいちばん早い(・・・と思う)ツクシ(土筆)を撮りに行きました。雪に埋もれていないかと心配したのですが、数本だけ雪から顔を出していました。もうほとんど胞子を飛ばしています。先週、顔を出したのに、連日の雪降りでこんなことに...

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再・雪景色2022

連日の雪景色です。朝からずっと降っています。きょうは、円山川の雪景色です。落語「一目上がり」に、「しなわるるだけはこたえよ 雪の竹(笹)」というのが出てきます。「雪の重みにしなって耐えている笹竹も、雪が解ければ元通りに立ち直る。人も苦難に遭遇したときこそ辛抱が大切だ!」という隠居さんのセリフ。まさに、その「雪折れ笹」の風景。ほんとは、雪の重みに耐えかねて折れてしまう竹も多いんですけどね^^雪の中のカ...

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雪中の雪割一華

ユキワリイチゲ(雪割一華)を雪が覆います。先週、少し開花しかけていたのに、また硬く閉じてしまいました。温かいと思って顔を出したのに、こんなはずじゃなかった!って思っているでしょうね。虫媒花ですが、この状況下では昆虫の訪問は期待できません。春が待ち遠しいユキワリイチゲです。↓1日1回、ポチッとお願いします。 大変励みになっています。植物・花ランキング このブログの写真の無断使用をお断りします。...

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続々々・雪景色2022

「今年の雪はしつこいですねぇ」というのが近頃の朝の挨拶。我が家周辺の今朝の積雪は20cmを超えていました。あしたも、あさっても雪の予報です。天空の城・竹田城の今朝の景色です。雲海に浮かぶ城跡もいいですが、これもまた風情があります。まったくのモノトーンの世界。どこかに色がついているものがないかと探しましたら…ありました! 信号機。赤色がひときわ鮮やかに目に飛び込んできます。↑こちらは道路沿いの交通標識。駐...

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雪上の足跡・その5

またしても雪。ときどき晴れますが、きょうも朝から雪です。河原の雪の上に左から右へ大きな足跡。たぶんマガモ(真鴨)の足跡です。小さな足跡はセキレイの仲間ではないかと思います。カモの足には水かきがあるので表面積がとっても広くなっています。もちろん素足ですから、雪の上を歩いたら体温がどんどん奪われるのではないかと心配してしまいます。ところが、カモの足の血管には特別のうまいしくみがあります。胴から足に向か...

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雪上の足跡・その4

目尻のしわのことを「烏の足跡」と言います。女性は気になるようですが、僕は目尻にしわができる人、いいなぁって思います。男性も女性も、朗らかで笑顔が印象的な人です。↑こちらは、本物のカラスの足跡。4本指で、3本は前向き、1本は後ろ向きです。雪の上をほぼ真っ直ぐに歩いたようです。餌はありそうにないところですが、何を求めて歩いたのでしょう?2羽の足跡か、1羽がウロチョロしたものか、よくわかりません。左上方...

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続々・雪景色2022

漫談家の松鶴家千とせさんが他界されたそうです。養父市八鹿町石原の妙ヶ谷方面を望むまた降りました。今朝の積雪15cmくらいでしょうか。雪が止んで、陽が射してきたときの山の景色は綺麗だなぁといつも思います。雪が解けるまでのわずかな時間だけ見られる世界です。陽が射してくると、木々に着いた雪が落ちたり解けたりして、まだら模様になってしまいます。着雪したポプラの木高校の教室からの朝の景色です。この景色を見ながら...

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春の妖精2022・その2

今朝は大雪警報が出されました。サラサラのパウダースノー、雪かきをしてもすぐに積もってしまいます。路面は真っ白です。雪中のセツブンソウを撮りたくて、先日行ったばかりの丹波市青垣町遠阪へまた行ってきました。セツブンソウが完全に雪に覆われているのではないかと心配しましたが、大丈夫でした。上を覆う木々に守られて、うっすらと雪をかぶった程度。白いガクにふわりと積もった雪。いい感じ・・・^^陽が射してきました。あ...

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やっと会えた小白鳥

なかなか会えなかったコハクチョウ(小白鳥)の群れにやっと会えました。豊岡市一日市(ひといち)の水田に13羽。カラスも一緒に餌をついばんでおりました。きょうは、朝から晴れたり曇ったり雪が舞ったり。コハクチョウたちは黙々と、いやときどきコホッコホッと鳴きながら採餌。豊岡にコハクチョウがやって来るようになって、今年で17シーズン目だそうです。コウノトリ育む農法で、冬季湛水をするようになった効果が着実に実を結...

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北乃目高

古くから親しまれてきたメダカ(目高)はいまや絶滅危惧Ⅱ類。観賞用として広く飼われているのは、ヒメダカ(緋目高)です。我が家にも、知人からいただいたヒメダカを飼っています。↓こちらはヒメダカではなくメダカですが、日本のメダカは9年前から2種に分けられています。青森県~兵庫県の日本海側に棲むのがキタノメダカ(北乃目高)。兵庫県はキタノメダカの西限ということになります。一方、岩手県以南の太平洋側、九州、沖...

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春の妖精2022・その1

スプリング・エフェメラル(春の妖精)と呼ばれる植物の季節になりました。その先陣を切るのがセツブンソウ(節分草)。二番手がユキワリイチゲ(雪割一華)ではないかと思います。丹波篠山市日置のユキワリイチゲ群落を覗いてみました。まだまだ少数ですが、早くも花茎を持ち上げていました。開花と言えるほどではありません。しかし、大きく花を開くのも近いのではないかと思われます。春の妖精たちは、落葉樹の下に咲く可愛らし...

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高級魚、真鯊

東京にいた頃、江戸前のお寿司屋さんで食べたマハゼ(真鯊)の天ぷらはとっても美味しゅうございました。釣ったハゼは、市場に流通することはほとんどなくて、直接お店に行くんだそうです。道理でマハゼがスーパーに並んでいるのを見たことがありません。内湾の浅い砂底や河口付近、汽水域に棲んでいます。全長20cmくらい。けっこうスマートでしょ^^大きな口で、ゴカイやエビ、海藻なども食べます。円山川は下流の勾配がなくて、流...

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雪上の足跡・その3

雪上の動物の足跡から、動物の種類や行動を想像するのは楽しいです。けれど、雪の上にいい具合に足跡が残るための条件があります。動物が歩いた後に雪が降ったのでは足跡が消えてしまいます。また、積雪量は2~3cm程度がいいみたいです。↑雪が深すぎてよくわかりません。しかし、指が4本で爪がありますので、キツネかタヌキ。たぶんタヌキ。キツネは足跡が一直線に並び、タヌキはジグザグになることが多いようです。だから、タヌキ...

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出遅れた節分草

丹波市青垣町のセツブンソウ群生地に行ってきました。3つの群生地のうち、例年、最も早く咲く東芦田地区の群生地へ。咲いていたのはこの1輪のみ。2020年は1月下旬に咲き、2021年はちょうど節分の頃に咲いていました。今年は遅く、やっと咲き始めたところでした。今年は積雪が多くて、つい最近まで雪に埋もれていたのですから当然です。まわりに少数ながらつぼみも見られましたので、これから数を増していくと思います。次に、遠...

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雪上の足跡・その2

雪上に面白い足跡を見つけました。ヒトの顔みたいに見える足跡が並んでいます。これはノウサギの足跡。ヒトの顔に見立てると、両目にあたるところが後ろ足、口と鼻にあたるところが前足です。進行方向は左手前から右奥の方向です。ウサギは走るときに、前足を前後に着いて、その前に後ろ足をそろえて着地します。跳び箱を跳ぶときの動きみたいに。だから、トン・トン・パ、トン・トン・パ・・・というような足跡になるんです。雪が深...

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紋付鳥

今年は雪が深いので会えないのかと思っていました。毎年、我が家の近所に来てくれるジョウビタキ(尉鶲)の雌です。やっと会えました。去年と同じ個体かどうかはわかりませんが・・・^^ピョコンピョコンとお辞儀をするような動きをして尾羽をふるわせます。可愛い仕草です。しかし、本人は一生懸命縄張りを宣言しているんだそうです。雄も雌もそれぞれ単独で縄張りをもちます。ここは彼女の縄張りなのです。だから、あしたもここで会...

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とせう

上方落語「東の旅発端」の煮売屋の場面。●(壁に貼ってあるメニューを見ながら)「とせうけ」ちゅうのは何や?■どじょう汁と読みなはらんかいな●あぁ、どじょう汁か。ほな、それ二人前たのむわほんとは「どぢやう」と書くのだと思います。しかし、昔は「どぜう」、濁りを取って「とせう」と表記したようです。「汁」をくずすと「け」に見えますから、「とせうけ」と読めます^^昔は盛んに食べたようですが、いまやドジョウ(泥鰌)...

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雌が着飾る魚

ヒトはコロナ禍で行動制限が求められています。同様に、コウノトリの郷公園のコウノトリたちも、鳥インフルで行動が制限されているようです。飼育下のコウノトリたちが皆、ケージに入れられていて、残念ながら間近で見ることができません。代わりに、コウノトリ文化館で飼育されている魚の水槽を覗いてきました。ハゼの仲間のビリンゴ(微倫吾)です。体長は5cmくらい。円山川の下流域、河口の汽水域に棲んでいます。加古川の上流...

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続・雪景色2022

きのうの夕方、頑張って雪かきをしたのに、きょうもまた雪。きのうの汗を帳消しにするような積雪50cm。またしても雪かきをしてやっと車が出せたので、3回目のワクチン接種に行ってきました。「流れる水のはたらき」は、小学校5年生の学習内容だったと思います。川の上流・中流・下流の特徴、水による浸食や堆積などを勉強します。浅くて流れが急で、岩がゴロゴロ・・・これがまさに上流の風景。この景色、好きです。モノトーンで美...

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雪景色2022

天気予報通り、夜から雪。日中も降り続いています。雪中のコハクチョウ(小白鳥)に会いに行きましたが、出会えませんでした。そんなわけで、降り続く雪景色です。子どもの頃は、↑こんな小川がどこにでもありましたが、いまは珍しい景色です。両サイドをコンクリートで固められた川や溝ばかり。メダカ、ドジョウ、ザリガニなど、多様な生き物が暮らせる小川を取り戻したいものです。↑この幾何学模様は、フェンスに積もった雪。スズ...

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汚れなき蝋梅

きょうから北京オリンピックの始まりです。だからというわけでもないのですが、きょうは中国原産の花。ご近所のソシンロウバイ(素心蝋梅)です。とってもいい香りが漂ってきます。蝋細工のような質感の梅に似た花だからロウバイというのだと思い込んでいました。が、陰暦の12月(臘月=ろうげつ)に咲くところからの命名だという説もあるそうです。ロウバイ(蝋梅)は花の中央が暗赤色ですが、ソシンロウバイは中まで黄色。ソシン...

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背黒と白

よく見かけるセキレイ(鶺鴒)の仲間は3種類です。ハクセキレイ(白鶺鴒)とセグロセキレイ(背黒鶺鴒)とキセキレイ(黄鶺鴒)。このうち、キセキレイは腹が黄色なのすぐに区別できます。わかりにくいのがハクセキレイとセグロセキレイです。ハクセキレイと言っても全身が白色というわけではなくて、白黒です。夏は、ハクセキレイも背中が黒っぽくなりますが、冬は灰色です。だから、↑これはセグロセキレイ。最も区別しやすいのは...

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雪解け

父の葬儀、初七日も終え、きょうからお仕事。この写真ブログも再開します。また、おつきあいよろしくお願いします。たくさんあった積雪がずいぶん解けたと思いましたが、今朝はまた雪。道端の汚れた雪も、新雪で覆われてすっかり綺麗になりました。きょうのウォーキング中に撮った雪解けの風景です。↑幾何学模様のような瓦屋根の雪。北側の屋根はまだ一面真っ白ですが、南側の屋根は雪解けが進みました。↑一面真っ白だった畑から、...

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プロフィール

丹馬

Author:丹馬
落語と授業の合い間に生き物を中心とした写真を撮っています。
兵庫県の北部・中部がおもなフィールドです。

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