渇いて候

ブログの開設以前に撮ったことは確かですが、ブログの過去記事で使った写真かもしれません。
RAW現像は最新(きょう)ですから広い心で大目に見てほしい。(汗)

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港千尋「写真という出来事 クロニクル1988-1994」(河出書房新社)にチェコの写真家クーデルカの言葉が引用されていました。

・・・「どうしてこんなに黒いのか」という質問に対し、「それほど黒いとは思わない。チェコにいた時は今よりずっと硬いプリントを作っていた。写真家が人生の流れのなかで、そのプリントの調子を変えてゆくのは自然なことだと思うよ」と答え、「良い写真とは時が経てば経つほど良くなる写真のことだ」と言う。

同じ写真でも「人生の流れのなかで、そのプリントの調子を変えてゆくのは自然なこと」という言葉を信じて、むかしブログに使った写真でも許してください。
アッジェもアボットが焼き直したから巨匠になったに違いありません。


 渇いて候 夏百日の遠景に眞紅のチェッコスロヴァキアの變   (塚本邦雄:黄金律)

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