グーグルの広告に顔や名前を表示させない方法へのリンク
Googleが便利なのは間違いないのですが、ネット上の自分の全てをGoogleに任せてしまうことがやはり不安なこと…エリック・シュミット氏の例の発言もありましたが…から、俺はGmailは使うのをやめていました。そんな俺に死角はなかった!なんてしたり顔をしながら、このニュースを読んでいました、が。
グーグルの広告に顔や名前を表示させない方法 : ギズモード・ジャパン
グーグル、ユーザーの顔や名前を広告に利用開始 : ギズモード・ジャパン
今はステューピッドフォンを大事に使っていますが、いずれは俺の携帯電話もスマートなものにせざるを得ないでしょう。そのときおそらく何らかの形でGoogleに登録することは避けられないと思います。その日のためにリンク。
このブログの読者の方はもう何度も目にしている話ですが、Gmail使わずに何使ってるのかと聞かれれば、俺の選ぶメールサービスの基準はこのとおりです。今のところAOL.comとzohoがこの基準に合い、サブのアカウントとして Yahoo Japan ってところです。outlook.comはスパムフィルタを切ることができないものの、報告機能をオフにすることができるので、もしIMAPに対応してくれればこれが一気にトップに踊り出るんですが。
追記
なんと、この記事を書いた時点でoutlook.comはIMAPに対応していたんですね!9月12日付でIMAPに対応していたとのこと。いや、びっくりしました。outlook.comサービス開始時のマイクロソフトチームの回答がすんげえつれないものだった (IMAPは古いサービスである、より新しい Exchange ActiveSync に対応したのでそちらを使って欲しい、要望は存じているが期待には添えないだろうみたいなことが公式ブログに書かれていた) と記憶しているので無理かと思っていましたが、良かった!
IMAPは、特に日本では携帯電話のキャリアメールで常識化した即時配信 (プッシュと呼ぶらしい) に対応しておらず、確かにその点EASは優れているのですが、EASが使えるパソコン用アプリケーションはかなり少ないんですよね、スマートフォンには大抵プリインストールされてるみたいなんですが、たぶんマイクロソフトが自由利用を許していないんでしょう。POPには対応してくれていたんですが、POPはローカルでの情報保存が前提だからEASでモバイルと兼用しようと思うとちょっとねえ。
まあとにかく、いわゆるクラウド的利用、モバイルとデスクトップで同じアカウントを兼用するには最適のものになってくれました。スマホでEASアクセス、PCからはIMAPアクセス。どちらからもアクセスできます。迷惑メールフィルタを切ることができないのですが、迷惑メール報告機能をオフにできるので、迷惑メールスキャンのプライバシー問題も多分大丈夫かと。いいですね、いいですね!早速アカウントをひとつつくってしまった。
Outlook.com – マイクロソフトの無料の個人用メール
Outlook.com でメール アプリをセットアップする - Microsoft Windows ヘルプ
グーグルの広告に顔や名前を表示させない方法 : ギズモード・ジャパン
グーグル、ユーザーの顔や名前を広告に利用開始 : ギズモード・ジャパン
今はステューピッドフォンを大事に使っていますが、いずれは俺の携帯電話もスマートなものにせざるを得ないでしょう。そのときおそらく何らかの形でGoogleに登録することは避けられないと思います。その日のためにリンク。
このブログの読者の方はもう何度も目にしている話ですが、Gmail使わずに何使ってるのかと聞かれれば、俺の選ぶメールサービスの基準はこのとおりです。今のところAOL.comとzohoがこの基準に合い、サブのアカウントとして Yahoo Japan ってところです。outlook.comはスパムフィルタを切ることができないものの、報告機能をオフにすることができるので、
追記
なんと、この記事を書いた時点でoutlook.comはIMAPに対応していたんですね!9月12日付でIMAPに対応していたとのこと。いや、びっくりしました。outlook.comサービス開始時のマイクロソフトチームの回答がすんげえつれないものだった (IMAPは古いサービスである、より新しい Exchange ActiveSync に対応したのでそちらを使って欲しい、要望は存じているが期待には添えないだろうみたいなことが公式ブログに書かれていた) と記憶しているので無理かと思っていましたが、良かった!
IMAPは、特に日本では携帯電話のキャリアメールで常識化した即時配信 (プッシュと呼ぶらしい) に対応しておらず、確かにその点EASは優れているのですが、EASが使えるパソコン用アプリケーションはかなり少ないんですよね、スマートフォンには大抵プリインストールされてるみたいなんですが、たぶんマイクロソフトが自由利用を許していないんでしょう。POPには対応してくれていたんですが、POPはローカルでの情報保存が前提だからEASでモバイルと兼用しようと思うとちょっとねえ。
まあとにかく、いわゆるクラウド的利用、モバイルとデスクトップで同じアカウントを兼用するには最適のものになってくれました。スマホでEASアクセス、PCからはIMAPアクセス。どちらからもアクセスできます。迷惑メールフィルタを切ることができないのですが、迷惑メール報告機能をオフにできるので、迷惑メールスキャンのプライバシー問題も多分大丈夫かと。いいですね、いいですね!早速アカウントをひとつつくってしまった。
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一票の格差に違憲状態判決、しかし選挙得票と議席の格差は…
一票の格差問題、もちろん問題だと思います。これは正されねばなりません。現段階で違憲状態だと思います。まあ例え裁判所が今すぐ違憲無効判決を出して選挙やり直しを命じても、格差是正が終わっていない以上違憲状態のまま選挙に突入せざるを得ないのでこれ以上踏み込んだ判断は難しいでしょう (11月20日に下る注目の最高裁判決 | 塩田潮の政治Live! | 東洋経済オンライン | 新世代リーダーのためのビジネスサイト 停止条件付き無効判決というアイディアが載っている、これはこれで面白い)
しかし、それはそれとして。政党別の得票率と議席獲得率の乖離はこのままでいいのかと。日経新聞の記事によりますと、2012年12月の選挙で自民党は43%の得票で79%の議席を獲得したそうで。民主党はその半分強の23%という得票はしたものの、議席獲得率はたったの9%だそう。この前の2009年の選挙も確かこれがひどかったという記憶があり、ネットで検索したところ。上脇博之 ある憲法研究者の情報発信の場 さんによると、民主党が47.4%の得票で73.7%、自民党はそれから10ポイントも違わない得票率38.6%で21.3%しか議席が獲得できなかったそうです。
ここまで国民の投票行動と選挙結果が乖離しているのは許されるのでしょうか?もちろん、それに対しては反論が付くでしょう。各選挙区それぞれでは公正な選挙が行われていたんだと。わかります、もちろん分かります。しかし、上に貼った日経の記事によりますと、死票率が53%もあった (注) ということですよ。半数を超える有効票が捨てられたんですよ?制度だけをちょっといじって票を数えなおせば全く別の結果が生まれうるってことですよ。
ああー、それももちろん分かります。それは小選挙区制としては当然のことです。だって、三人の、ほぼ人気の拮抗した候補者が立ったなら、たちまちその選挙区の死票は60%を超えましょう。その割には良心的な数字かも知れません。
でも、でもですよ。そこまで死票を出す、票の半数超が捨てられることを当然としている選挙制度、おかしいとは思いませんか?国会議員の選挙制度として適切でしょうか?一枠を争う首長選・代表選じゃないんですよ、そういうのだって過半数を取れなければ決選投票を行うこともあるのに。
選挙制度は何のためにあって、何を目指すべきなのか、なんて本気で話しだしたら多分本一冊でも収まらないだろうと思いますが、ひとつ俺にもはっきりと分かるのは、不公正・不適切な選挙は許されないということです。憲法の前文にも書いてありますね、「正当に選挙された」と。この「正当」の文言にその意味がこめられているはずです。そんな一単語を持ちださなくとも、日本は国民主権の議会制民主主義を採る国である以上、選挙が公正で適切なものでなければならないというのは当然のことです。何をもって公正・適切・正当とするかは難しいでしょうが、小選挙区制に大きな疑問はつくと思います。
私は小選挙区制を不適切なものとして排し、別の選挙制度に移行することを求めます。とにかく小選挙区制は廃止方針でやってほしいです。一票の格差の是正はこれとセットにやってほしいです。
注: 53%の票が捨てられたと書きましたが、もうちょっと言うと、自分の選挙区に投票したい候補者、それは仕方がないにしても支持政党の候補すら立っていないということもあります。そういう人たちの意思はこれまた吸収できないわけで、国民の意思と議席の乖離はこの数字よりも更に大きくなります。彼らはハナから選挙に興味がない人とは違います。
小選挙区制でなければ小政党が乱立する、小選挙区制こそ安定した政権が築けるのだ、という反論が聞こえてきそうですが、これは民主党政権が必ずしもそうではないことを証明しています。大多数をとってもその政党が強固な力を持てるとは限らず、民意が集中するとも限りません。というか、民意が二点に集中できる国は、他のことがどうでも良くなるほど強烈なねじれ・分裂が社会に生じている国ではないでしょうか。だからこそ彼らには二大政党がふさわしいのです。幸か不幸かそういう構造がない日本では定着するとは思えません。ちなみに少数政党の乱立状態でも政権にそれなりの基盤・根拠をもたせる方法として、首相を公選制にしてみてはどうかというアイディアも聞いたことがあります (ただ、これは後述の「ふわっとした民意」問題があるので解決策とは言えないかも) 。
小選挙区制でなければ、組織力のある既成政党が有利になってしまって民意が反映されない、という意見もありそうですが。こういう主張をしている人の「民意」の意味するところは、橋下徹氏の言うところの「ふわっとした民意」ですよね。ふわっとした民意に政権を委ねることが如何に問題か、もうみんな学んだんじゃないですか。民主党政権とか。根拠がふわっとしたものしかないから、政策決定能力がなく、一貫した政策を取れず、すなわち政権担当能力がなかったのではないでしょうか。
意外に組織って重要ですよ。組織力というものが、日本の政治ではタブー視されている向きがありましたが、もし人が集まって組織を作ることが間違いだというなら、じゃあ、会社はなんですか。学校はなんですか。労働組合はなんですか。行政はなんですか。もっと言えばそもそも国はなんですか?
一年前に自分は政党ブラックボックス論を唱えました。それを撤回するのかと言われれば、全くそんな気はありません。今でも党の重鎮の鶴の一声みたいなのは大嫌いです。某氏とか某氏とかの動き、それに従う下々の議員の構図。反吐が出ます。
俺が思うのは、もっと日本の政党が、広く一般市民に開かれたものにならないかな、ということです。自分がどこかの政党に所属しているわけじゃないので偉そうな口は聞けませんが、例えば、米国は大統領の党内での候補者を決めるために、民主・共和とも一年近く各州を回ってお祭り騒ぎになりますよね。あれが理想の姿とは思いませんよ、あれは要するにあれができる資金力のある人しか大統領になれないってことですから。でも、政党って、単なる議員連盟じゃなくて、ああいうふうな国民の組織であるべきなんじゃないですかね。もっと広く一般市民が政党の意思決定に関われるようになれば、党の重鎮某氏の影響力ってのも小さくなってくれるんじゃないですかね?
それさえできるなら、全国一区の比例代表制もひとつの手だと思います。一票の格差、総得票と議席の格差、死票問題を一挙に解決できます。ああ、じれったい。そうなんですよ、制度をどうにかしたらほい解決とはいかない問題なんですよ、多分これ。でも、いずれにせよ少選挙区はダメです。米英では特殊な社会事情の下に認められるもので、本来は好ましくない制度だと思います。
また長くなってしまった、ここまで読んでくれた方、ありがとうございました。
しかし、それはそれとして。政党別の得票率と議席獲得率の乖離はこのままでいいのかと。日経新聞の記事によりますと、2012年12月の選挙で自民党は43%の得票で79%の議席を獲得したそうで。民主党はその半分強の23%という得票はしたものの、議席獲得率はたったの9%だそう。この前の2009年の選挙も確かこれがひどかったという記憶があり、ネットで検索したところ。上脇博之 ある憲法研究者の情報発信の場 さんによると、民主党が47.4%の得票で73.7%、自民党はそれから10ポイントも違わない得票率38.6%で21.3%しか議席が獲得できなかったそうです。
ここまで国民の投票行動と選挙結果が乖離しているのは許されるのでしょうか?もちろん、それに対しては反論が付くでしょう。各選挙区それぞれでは公正な選挙が行われていたんだと。わかります、もちろん分かります。しかし、上に貼った日経の記事によりますと、死票率が53%もあった (注) ということですよ。半数を超える有効票が捨てられたんですよ?制度だけをちょっといじって票を数えなおせば全く別の結果が生まれうるってことですよ。
ああー、それももちろん分かります。それは小選挙区制としては当然のことです。だって、三人の、ほぼ人気の拮抗した候補者が立ったなら、たちまちその選挙区の死票は60%を超えましょう。その割には良心的な数字かも知れません。
でも、でもですよ。そこまで死票を出す、票の半数超が捨てられることを当然としている選挙制度、おかしいとは思いませんか?国会議員の選挙制度として適切でしょうか?一枠を争う首長選・代表選じゃないんですよ、そういうのだって過半数を取れなければ決選投票を行うこともあるのに。
選挙制度は何のためにあって、何を目指すべきなのか、なんて本気で話しだしたら多分本一冊でも収まらないだろうと思いますが、ひとつ俺にもはっきりと分かるのは、不公正・不適切な選挙は許されないということです。憲法の前文にも書いてありますね、「正当に選挙された」と。この「正当」の文言にその意味がこめられているはずです。そんな一単語を持ちださなくとも、日本は国民主権の議会制民主主義を採る国である以上、選挙が公正で適切なものでなければならないというのは当然のことです。何をもって公正・適切・正当とするかは難しいでしょうが、小選挙区制に大きな疑問はつくと思います。
私は小選挙区制を不適切なものとして排し、別の選挙制度に移行することを求めます。とにかく小選挙区制は廃止方針でやってほしいです。一票の格差の是正はこれとセットにやってほしいです。
注: 53%の票が捨てられたと書きましたが、もうちょっと言うと、自分の選挙区に投票したい候補者、それは仕方がないにしても支持政党の候補すら立っていないということもあります。そういう人たちの意思はこれまた吸収できないわけで、国民の意思と議席の乖離はこの数字よりも更に大きくなります。彼らはハナから選挙に興味がない人とは違います。
小選挙区制でなければ小政党が乱立する、小選挙区制こそ安定した政権が築けるのだ、という反論が聞こえてきそうですが、これは民主党政権が必ずしもそうではないことを証明しています。大多数をとってもその政党が強固な力を持てるとは限らず、民意が集中するとも限りません。というか、民意が二点に集中できる国は、他のことがどうでも良くなるほど強烈なねじれ・分裂が社会に生じている国ではないでしょうか。だからこそ彼らには二大政党がふさわしいのです。幸か不幸かそういう構造がない日本では定着するとは思えません。ちなみに少数政党の乱立状態でも政権にそれなりの基盤・根拠をもたせる方法として、首相を公選制にしてみてはどうかというアイディアも聞いたことがあります (ただ、これは後述の「ふわっとした民意」問題があるので解決策とは言えないかも) 。
小選挙区制でなければ、組織力のある既成政党が有利になってしまって民意が反映されない、という意見もありそうですが。こういう主張をしている人の「民意」の意味するところは、橋下徹氏の言うところの「ふわっとした民意」ですよね。ふわっとした民意に政権を委ねることが如何に問題か、もうみんな学んだんじゃないですか。民主党政権とか。根拠がふわっとしたものしかないから、政策決定能力がなく、一貫した政策を取れず、すなわち政権担当能力がなかったのではないでしょうか。
意外に組織って重要ですよ。組織力というものが、日本の政治ではタブー視されている向きがありましたが、もし人が集まって組織を作ることが間違いだというなら、じゃあ、会社はなんですか。学校はなんですか。労働組合はなんですか。行政はなんですか。もっと言えばそもそも国はなんですか?
一年前に自分は政党ブラックボックス論を唱えました。それを撤回するのかと言われれば、全くそんな気はありません。今でも党の重鎮の鶴の一声みたいなのは大嫌いです。某氏とか某氏とかの動き、それに従う下々の議員の構図。反吐が出ます。
俺が思うのは、もっと日本の政党が、広く一般市民に開かれたものにならないかな、ということです。自分がどこかの政党に所属しているわけじゃないので偉そうな口は聞けませんが、例えば、米国は大統領の党内での候補者を決めるために、民主・共和とも一年近く各州を回ってお祭り騒ぎになりますよね。あれが理想の姿とは思いませんよ、あれは要するにあれができる資金力のある人しか大統領になれないってことですから。でも、政党って、単なる議員連盟じゃなくて、ああいうふうな国民の組織であるべきなんじゃないですかね。もっと広く一般市民が政党の意思決定に関われるようになれば、党の重鎮某氏の影響力ってのも小さくなってくれるんじゃないですかね?
それさえできるなら、全国一区の比例代表制もひとつの手だと思います。一票の格差、総得票と議席の格差、死票問題を一挙に解決できます。ああ、じれったい。そうなんですよ、制度をどうにかしたらほい解決とはいかない問題なんですよ、多分これ。でも、いずれにせよ少選挙区はダメです。米英では特殊な社会事情の下に認められるもので、本来は好ましくない制度だと思います。
また長くなってしまった、ここまで読んでくれた方、ありがとうございました。
著作権の非親告罪化をTPPが検討中とWikileaks
著作権の「非親告罪」化をTPPの秘密交渉で検討していることがWikileaks上で暴露される - GIGAZINE
Secret Trans-Pacific Partnership Agreement (TPP)
Wikileaksが事実を報じているのかどうかは不明ですが、米国が日本に対してこういう要望を突きつけたこともあったはずなので、そして日本の文化審議会で検討されたこともあったはずなので、こういう動きが世の中にあるのは事実でしょう。
で、ひとつ言わせてもらいますが。
著作権が侵害されているのを、許すか許さないかも、また著作者の権利です。それを勝手に国が取り上げてしまうことを、許していいはずがありません。
あともうひとつ言わせてもらうと、警察は国民・国家のものです。大企業の私兵ではありません。
…警察は大企業の私兵ではないと書いて思い出したんですが、最近この手の公共インフラタダ乗りが甚だしくないですか。
例えば、某牛丼屋があまりに頻繁に強盗に入られるので警察から指導が入ったところ、担当者が「利益を減らしてまで防犯策を取る必要があるか、考えたい」と回答したと報じられたことがありましたよね。あるいは某航空会社がお客様電話窓口を廃止して、要望は消費者センターを通じてしてほしいとアナウンスしたことがありましたよね。
これって、公共インフラのタダ乗りですよ。牛丼屋はきっと強盗に入られても保険がきくから問題はないんでしょう。防犯の指導を無視しても警察は見捨てることはできないわけだし。しかしこれは保険という制度の濫用であり、警察のタダ乗りです (もっともこの牛丼屋の広報はTwitterでこの報道を否定していたようですが) 。消費者センターは国民の消費生活の向上のためにあるのであって一企業のためにあるのではありません。これも間違いなくタダ乗りです。
もっと言えば、ブラック企業なんかもそうですよね。社会には人を育てる仕組みがあります。それは個々人の自由と幸福追求権の実現のためというのが最大の理由ですが、社会全体のためでもあります。それを食いつぶすかのように次々と若者を働けない状態にして捨ててしまうブラック企業は、社会全体にある人を育てる機能にタダ乗りしていると言えます。
今度は大企業が警察機構にタダ乗りでしょうか。
Secret Trans-Pacific Partnership Agreement (TPP)
Wikileaksが事実を報じているのかどうかは不明ですが、米国が日本に対してこういう要望を突きつけたこともあったはずなので、そして日本の文化審議会で検討されたこともあったはずなので、こういう動きが世の中にあるのは事実でしょう。
で、ひとつ言わせてもらいますが。
著作権が侵害されているのを、許すか許さないかも、また著作者の権利です。それを勝手に国が取り上げてしまうことを、許していいはずがありません。
あともうひとつ言わせてもらうと、警察は国民・国家のものです。大企業の私兵ではありません。
…警察は大企業の私兵ではないと書いて思い出したんですが、最近この手の公共インフラタダ乗りが甚だしくないですか。
例えば、某牛丼屋があまりに頻繁に強盗に入られるので警察から指導が入ったところ、担当者が「利益を減らしてまで防犯策を取る必要があるか、考えたい」と回答したと報じられたことがありましたよね。あるいは某航空会社がお客様電話窓口を廃止して、要望は消費者センターを通じてしてほしいとアナウンスしたことがありましたよね。
これって、公共インフラのタダ乗りですよ。牛丼屋はきっと強盗に入られても保険がきくから問題はないんでしょう。防犯の指導を無視しても警察は見捨てることはできないわけだし。しかしこれは保険という制度の濫用であり、警察のタダ乗りです (もっともこの牛丼屋の広報はTwitterでこの報道を否定していたようですが) 。消費者センターは国民の消費生活の向上のためにあるのであって一企業のためにあるのではありません。これも間違いなくタダ乗りです。
もっと言えば、ブラック企業なんかもそうですよね。社会には人を育てる仕組みがあります。それは個々人の自由と幸福追求権の実現のためというのが最大の理由ですが、社会全体のためでもあります。それを食いつぶすかのように次々と若者を働けない状態にして捨ててしまうブラック企業は、社会全体にある人を育てる機能にタダ乗りしていると言えます。
今度は大企業が警察機構にタダ乗りでしょうか。
冷泉彰彦氏の秘密保護法に対するニューズウィーク記事へのリンク
情報管理制度の法整備を急ぐ前に、これまでの日本の情報管理制度の不備、とりわけイラク戦争の大義名分に日本が騙された反省をせよ、とこの前書きました。もちろんそれは成立を遅らせるためのいちゃもんではなく、その反省がこの国の国際関係の今後にとって重要だと思うからです。この誤りが秘密保全の名の下に闇に葬り去られてしまったら、明確に我が国に害をなします。
でも、イラク戦争は十年も昔のことだし、数年前のことも忘れてしまうらしい我が国の人々とメディアにそれは酷かなーと思っていましたが、ニューズウィークでこれに触れている記事を発見しました。
特定秘密保護法案、どうして「今」なのか? | 冷泉彰彦 | コラム&ブログ | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト
この方のコラムはわかりやすくニュース解説してくれている感があるので結構よく読んでいます。ちなみに今までで一番興味深く読んだのが橋下大阪市長の風俗活用発言に対する記事。ちょっと前のネタですが、何が問題なのか丁寧に、あるいは子どもにでも諭すかのように書かれています。
でも、イラク戦争は十年も昔のことだし、数年前のことも忘れてしまうらしい我が国の人々とメディアにそれは酷かなーと思っていましたが、ニューズウィークでこれに触れている記事を発見しました。
特定秘密保護法案、どうして「今」なのか? | 冷泉彰彦 | コラム&ブログ | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト
この方のコラムはわかりやすくニュース解説してくれている感があるので結構よく読んでいます。ちなみに今までで一番興味深く読んだのが橋下大阪市長の風俗活用発言に対する記事。ちょっと前のネタですが、何が問題なのか丁寧に、あるいは子どもにでも諭すかのように書かれています。
NSA「経済的優位の確保」
米紙「日本もNSA活動対象」 NHKニュース (FreezePage) (ウェブ魚拓)
ほら、経済的優位の確保ってあるじゃん…。チェック機構がないんだから、何に使われているかなんてコントロールしようが無いんですよ。
そして大臣殿。信じたくないで済ますなよ。個人的な感情は置いといて、仕事ですよ?国民の税金で飯食ってる、国のために働いているってことを忘れないでくださいよ。つーかさ、米国無謬論、いい加減にやめません?イラク戦争の反省してないの?してないんだろうけどさ、そういう話聞かないものね…。
ほら、経済的優位の確保ってあるじゃん…。チェック機構がないんだから、何に使われているかなんてコントロールしようが無いんですよ。
そして大臣殿。信じたくないで済ますなよ。個人的な感情は置いといて、仕事ですよ?国民の税金で飯食ってる、国のために働いているってことを忘れないでくださいよ。つーかさ、米国無謬論、いい加減にやめません?イラク戦争の反省してないの?してないんだろうけどさ、そういう話聞かないものね…。
NSA問題、GoogleとYahooは傍受されている、らしい/やはり仕方ないとは言えない
NSA、グーグルとヤフーの通信から情報入手か : ニュース : ネット&デジタル : YOMIURI ONLINE(読売新聞) (ウェブ魚拓) (FreezePage)
NSAの通信傍受問題、ドイツ首相の電話盗聴に及んでまた話題になっていますが…日本の首相は大丈夫なのか、盗聴されていたとしても、盗聴の対象外とされていたとしても、いずれにせよイヤな話、試みたが失敗したってのは単に技術的問題だからないだろうし…でもやっぱり、あきらめというか、仕方がない感、どこか漂ってますよね。
本当にそれでいいの?
安倍総理も知らない、シリア問題の真相(上) | インテリジェンスのプロ、原田武夫氏が開く近未来の扉 | 東洋経済オンライン | 新世代リーダーのためのビジネスサイト
海外の機関投資家は国家レベルの情報機関から情報を受け取っている、だからこそ米国のシリア攻撃予告をブラフだと知っていて、市場は動じなかった…この記事にあることですが、これが本当だったらNSA問題、かなり根深いと思いますがね。つまり、国家レベルの情報機関の活動は経済分野にまで及んでいるってことでしょ。どうなんでしょ。
秘密を保つべき情報、自分の情報ならともかく会社やクライアントの情報は秘密とすべきものは多いはず、こういうものをネットでやりとりする場合は、まず手元で暗号化しましょう (公開鍵暗号とフリーの暗号化ソフトウェアGPGという、調度よいものがあります) 。最近Yahoo (Japan) メールのページに「より安全にYahooメールをお使いいただくために暗号化を強化しました」みたいなメッセージが出てましたが、メールは基本暗号化されません。暗号化されるのはこの場合、自分の手元とYahooのサーバをつなぐ通信、だけでしょう。Yahooから外に送信されるメールについては、Eメールの仕組みが世界的に刷新されたのでなければそのままのはずです。
参考: 「メール暗号化ソフトの利用率29.4%」という不思議な調査結果 - ワークスタイル - nikkei BPnet
メールは自動で暗号化されていると勘違いしている人、結構多そうです。
もちろん、もしかしたらRSA暗号は密かに解読されているのかも知れません。知れませんが、NTT等で研究されているにも関わらず、その完全な解読方法はまだ一般には知られていません。ということは、NSAが仕込んだ可能性のある脆性も、完璧なものではないと考えるべきではないでしょうか。やらないよかマシです。やりましょう。あなたが特別に目をつけられているならアウトですが、例えばこれにシーザー暗号でも重ねておけば、例えRSA暗号が解読されたとしてもコンピュータが自動でインデックス化するみたいなことは防げるんじゃないでしょうか。
NSAの通信傍受問題、ドイツ首相の電話盗聴に及んでまた話題になっていますが…日本の首相は大丈夫なのか、盗聴されていたとしても、盗聴の対象外とされていたとしても、いずれにせよイヤな話、試みたが失敗したってのは単に技術的問題だからないだろうし…でもやっぱり、あきらめというか、仕方がない感、どこか漂ってますよね。
本当にそれでいいの?
安倍総理も知らない、シリア問題の真相(上) | インテリジェンスのプロ、原田武夫氏が開く近未来の扉 | 東洋経済オンライン | 新世代リーダーのためのビジネスサイト
海外の機関投資家は国家レベルの情報機関から情報を受け取っている、だからこそ米国のシリア攻撃予告をブラフだと知っていて、市場は動じなかった…この記事にあることですが、これが本当だったらNSA問題、かなり根深いと思いますがね。つまり、国家レベルの情報機関の活動は経済分野にまで及んでいるってことでしょ。どうなんでしょ。
秘密を保つべき情報、自分の情報ならともかく会社やクライアントの情報は秘密とすべきものは多いはず、こういうものをネットでやりとりする場合は、まず手元で暗号化しましょう (公開鍵暗号とフリーの暗号化ソフトウェアGPGという、調度よいものがあります) 。最近Yahoo (Japan) メールのページに「より安全にYahooメールをお使いいただくために暗号化を強化しました」みたいなメッセージが出てましたが、メールは基本暗号化されません。暗号化されるのはこの場合、自分の手元とYahooのサーバをつなぐ通信、だけでしょう。Yahooから外に送信されるメールについては、Eメールの仕組みが世界的に刷新されたのでなければそのままのはずです。
参考: 「メール暗号化ソフトの利用率29.4%」という不思議な調査結果 - ワークスタイル - nikkei BPnet
メールは自動で暗号化されていると勘違いしている人、結構多そうです。
もちろん、もしかしたらRSA暗号は密かに解読されているのかも知れません。知れませんが、NTT等で研究されているにも関わらず、その完全な解読方法はまだ一般には知られていません。ということは、NSAが仕込んだ可能性のある脆性も、完璧なものではないと考えるべきではないでしょうか。やらないよかマシです。やりましょう。あなたが特別に目をつけられているならアウトですが、例えばこれにシーザー暗号でも重ねておけば、例えRSA暗号が解読されたとしてもコンピュータが自動でインデックス化するみたいなことは防げるんじゃないでしょうか。