魅せ方次第
少し前に小倉優子さんの受験のニュースをネットで見ました。
テレビの企画で、早稲田大学を目指していたそうです。
大学受験をやった人間からすると、基礎学力がなく、受験勉強に十分な時間を割けない人が、1年で難関大学に合格するのは絶対に無理だと分かります。
早稲田はもちろん、マーチも100%無理。
当然のように、早稲田は不合格。
マーチと同等レベルの学習院、それよりちょい下の成蹊も不合格。
唯一合格したのは、偏差値40ぐらいの白百合女子大でした。
共通テスト(旧センター試験)の結果は、英語98点/200点、国語97点/200点、日本史31点/100点。
現代文のある国語、4択中心の日本史に至っては、ノー勉とほぼ変わらない結果です。
目標を立てたり、それに向けて努力することは素晴らしいことだとは思いますが。
現実的には、難関大学入試で闘えるレベルには遥か及ばずに、全くのノーチャンスだったと言うことになります。
しかし、番組ではいい感じの演出にしています。
「どうなるの?ワンチャンあるぞ!」ぐらいに思った方もいるかもしれません。
僕も、確か中学生の時だったと思いますが、坂本ちゃんの東大受験企画を同じように感じた記憶があります。
受験は、合否や点数で実力が白日の下に晒されます。
スポーツも同じだし、仕事でも一定期間やらせてみれば分かります。
資産形成や投資も、はっきりと数字で結果が出る。
しかし、箸にも棒にもかからない受験企画番組が成立するように、魅せ方次第・言い方次第でどうにかなってしまうことも多々存在します。
借金まみれの無職DV男が結婚できたり、何の実績もない人が投資話で数億円の資金を集めたり、インフルエンサーが価値のない話で多くの信者を獲得したり。
逆に、ハッタリだからこそ、自信満々に言えてしまう部分もあるのかもしれません。
僕も現実はさておき、難関大学から公務員になったが、本当の幸せについて気が付いた。
投資で成功しセミリタイアを達成して、今は悠々自適な生活を送りながら、難関国家資格を取得するなど有意義な毎日を過ごしている。
ぐらい言えば、見え方も違ったのかもしれません。
魅せ方次第で捉えられ方は如何様にも変わることを意識しつつ、自分が受け手の場合は物事の本質を見極めないといけません。
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