仕事は人を救う
僕はゴリゴリのセミリタイア推進派。
多くの方がセミリタイアやFIREを達成されることを心から願っています。
しかし、これはあくまで肌感覚での話ですが。
相当数の人が仕事に救われているんじゃないか?と思わざるを得ません。
確かに、オーバーワークや仕事のストレスで、多くの方がしんどい思いをしているはず。
心身の健康を害する人もいるし、最悪の場合死んでしまうこともある。
ただ一方で、仕事をやっていることで、まともさを保っている事例もめちゃくちゃ多いんじゃないかと。
当然経済的な安定もありますが、金抜きで考えても仕事に救われている人は多そう。
例えば、公務員で働いている時、無茶苦茶な人を相手する場面がありました。
逆ギレをしている人の携帯電話が鳴り、その電話を取っていました。
「あ~、その件はですね・・・」と仕事の電話っぽいのですが、普通に丁寧に話しています。
こんなヤバい奴でも、仕事になるとちゃんとするんやなと思いました。
他にも、ほとんどの高校生は全然勉強なんかしていない訳ですが。
なぜか仕事になると、1日8時間を週5日も平気でできる。
仕事ではきちっとしている人でも、家は散らかり放題だったり、何かとルーズと言うのもよく聞く話。
こんな人達が、仕事をせずに自由な時間が大量にあったら、ろくなことにはならないだろうと思料されます。
ひたすらダラダラ過ごし、生活が乱れ、健康を害する人も出てくるでしょう。
マイナス方向にエネルギーを発揮する人もいるでしょう。
それなら、仕事で曲がりなりにも成長したり、役割を全うしたり、人間関係を構築するほうが余程いい。
社会全体としてはもちろん、本人のためにも。
こういった知見の蓄積があるのか、裁判傍聴に行くと、更生の手段として真っ先に仕事の話が出てくる。
特に犯罪を犯すような自律心のない人は、仕事で時間や役割を埋めていくのがより良い生き方っぽいです。
残念ながら、無職やセミリタイアで、充実した日々を送るのは、ある意味高度な生き方であると実感します。
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