仕事マジ怖い
ウクライナや知床遊覧船、山梨の行方不明の女の子のニュースが世間を騒がせていますが。
僕的に最も関心のあるニュースは、山口・阿武町で給付金4,630万円を誤送金してしまい、振込相手が返金できないと言っているニュース。
昨日の朝、ヤフーニュースに新しい情報が出ていました。
●《山口・阿武町 給付金4630万円誤送金》役場関係者から有力情報!返還拒否する“疑惑の移住者”を直撃
この記事を元にすると、今年4月に採用になった新人が担当していたとのこと。
マジで仕事って怖いですね・・・
1人10万円のところを、間違って全員分の4,630万円なんてあり得ないと思う人も多いでしょう。
でも僕的には、全然やっちゃうミスです。
僕が役所に勤めていて感じたのは、優秀なことを前提に成り立っているってことでした。
新人だろうが未経験だろうが、初日から担当を与えられます。
そして基本分かっている前提で、物事が進んでいきます。
何かあれば、自分で調べて、確認しないといけません。
「あの締切は今日だけど大丈夫か?」と上司や同僚から指摘されることは、まずありません。
自分と同じレベルの細かい箇所まで、上司がチェックしてくれることも期待できません。
特に、上司も未経験の場合は、チェック機能なんて、あってないようなものです。
でも、ミスしたり、知らなかったり、忘れていて、今回のニュースみたいに運が悪いと一大事になります。
自分だけに責任を押し付けられたり、徹底的に責められたりはしませんが、そりゃー尋常じゃない責任は感じます。
そのプレッシャーがあるので、精神的に追い込まれて、どんどん視野が狭くなっていき、あり得ないミスを犯してしまう。
一方、上司側の立場に立てば。
部下が何人もいて、それぞれが異なる業務をやっています。
自分が経験したことない仕事も多くあるでしょう。
その部下1人1人の仕事を、全部理解するなんて不可能。
それでもどんどんチェックして、管理して、判断して、仕事を回していかないといけません。
正直よく分かってない、見きれないけど、ハンコを押すしかない。
ポイント・要点だけ見ると言っても、分かってないのに要点もクソもありません。
以上のように、綱渡り状態で過ごした10年間でした。
幸いにも大惨事になったことはありませんでしたが、ヒヤリハットは何度もあります。
実際に事は起きなくても、恐怖感や不安感は度々ありました。
ずっと心穏やかで、眠れるはずがありません。
「サラリーマンは気楽な稼業ときたもんだ」と聞いたことがありますが、納得できません。
よほどのミスをしても、借金を背負ったり、逮捕されたり、ボコボコにされることはないでしょう。
ただ、大きなミスをしたら、場合によってはめちゃくちゃ病む。
一寸先は闇で、リスクにまみれた状態です。
セミリタイアのバイトでは、こんなことはまずありません。
「おい、布団のしまい方が逆だぞ」と怒られるぐらい。
どーでもよすぎます。
セミリタイアのメリットで、時間や自由なんてサブ中のサブの要素。
マジで恐ろしい仕事のリスクをゼロにできることが、最大のメリットだと改めて実感しました。
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