人生苦境に立たされている中学の同級生を救いたい
先日旧友に会った時に、中学同級生のK君が人生苦境に立たされている話を聞きました。
精神的にもかなり滅入っているみたいです。
K君は、中学同級生のOさんと結婚。
2人の子どもができ、家も購入して幸せに暮らしていました。
ところが現在、離婚協議中です。
K君は趣味の音楽活動をセーブ、ダブルワークして、妻子のために懸命に働いていました。
しかしOさんは、家計が苦しくてもパートも一切せずに、家でスマホゲーム。
最低限の育児のみで、家事もロクにやってくれません。
これが原因で喧嘩が増えてきた所で、K君はバイトの同僚と○倫。
Oさんにバレてしまい、別居することになりました。
K君は実家に戻り、妻子は購入した家で暮らしています。
Oさんは収入がないので、K君はOさんと子どもに毎月お金を払っている状態。
夫婦関係が破綻したので、K君は早期の離婚を望んでいます。
しかしOさんは、離婚すれば自分の生活費が受け取れなくなることから、離婚に応じず。
原因がK君の不貞行為にあることから、離婚協議は難航しています。
以上は、K君側の言い分なので全面的に信用するのもアレですが。
両者共に知っている僕としては、K君を応援したい気持ちです。
確かに、そんなOさんと結婚したのはK君。
さらに経歴的にそれほど収入が見込めないにも関わらず、専業主婦、2人の子ども、住宅ローンを多額の固定費を背負ってしまったのは、良くなかったと言えるかもしれません。
しかしそれだけでK君の人生が詰んでしまうのはあまりに惜しく、何とか救いたいと思います。
前提として、K君の現状を以下の通りと予想。
(1)仕事掛け持ちで年収300万円、月平均の手取りは20万円。
(2)離婚前の婚姻費用は7万円、離婚後の養育費は5万円
(裁判所 養育費,婚姻費用の算定に関する実証的研究より)
(3)多額の住宅ローン
これを踏まえ、救済プランを作ってみました。
①自己破産
現状で住宅ローンを払っていくのは困難です。
無理すればいけるかもしれませんが、これ以上働いたり、他から借りたりしてまで体裁を保つ必要はないでしょう。
別に自己破産しても大した影響はないし、自宅を処分して、残りの債務は自己破産して、1から出直しでいいんじゃないでしょうか。
②社会資本の維持
以前読んだ『幸福の資本論』(橘 玲)では、幸福の条件を以下3つで定義しています。
1.金融資産
2.人的資本
3.社会資本
金融資産は貯金、人的資本は稼ぐ力、社会資本は友だちに代表されます。
この3つが一定を超えていると、貧困とは意識しないとのこと。
K君は金融資本と人的資本は脆弱。
34歳という年齢とこれまでのキャリア、さらに養育費支払い等も加味すると今後もあまり望めません。
しかし、社会資本に関しては豊富です。
マイルドヤンキー的な繋がりがあって、仲間内で草野球をしたり、BBQをしたりするそうです。
少ないお金でも充実できる、この社会資本は絶対に手放してはいけませんね。
さらに、結婚&○倫の実績があって、年齢も34歳なので今後の恋愛も全然ありえますね。
③節約
裁判所 養育費,婚姻費用の算定に関する実証的研究の各事例を見てみると、本人年収300万円、お相手無職、子2人の場合の婚姻費用(婚姻状態なので妻と子の生活費)は月7万円、養育費(離婚後で子の分)は月5万円程度。
年収300万円だと、手取りは240万円で月20万円ぐらいです。
ここから月7万円、5万円飛んでいくと、痛いのは間違いありません。
しかし、我々セミリタイア業界人にしたら、ぼちぼち生活できる感覚だと思います。
K君は実家で、家賃・光熱費・食費相当分として3万円ぐらい入れても、月8万円ぐらいあれば余裕でしょう。
つまり、手取り20万円から婚姻費用7万円と自分の生活費8万円を引いても、5万円は手元に残ります。
離婚成立後は、7万円残ります。
一部を貯金して、たまには何か買ったりするお金にも使えますね。
婚姻費用計算でも生活保護でもそうですが、公に決まった生活費って、そうめちゃくちゃな計算にはなっていません。
節約ガチ勢からすると、結構な抜け穴で、こんだけあれば贅沢すらできるやんって水準です。
以上①~③、あくまでも机上ですが。
自己破産&節約強化で、金銭的に楽な状態を作る。
友達関係の社会資本はキープした上で、ワンチャンロマンスを狙いたいところですね!
離婚協議がスッキリして、好きな音楽と新恋人に囲まれた穏やかな日々がK君に訪れることを願ってやみません。
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