セミリタイア後の税金と社会保障費を試算してみた
以前、「退職まであと半年 やっておくことメモ」というブログ記事を書きました。
その中にある退職後の手続きについて、税金と社会保障費の制度を調べ、今後のザックリとした試算を行いました。
■税金
所得にかかる税金には、大きく分けて所得税と住民税(市民税+県民税)があります。
所得税はその都度引かれるので、ここでは問題にしません。
住民税は、前年所得に対して、6月~翌年5月に発生します。
現在は、昨年の給与とGoogle AdSense等の所得に対して、年間235,300円の住民税がかかっています。
月額=235,300円÷12ヶ月≒19,608円
今年の給与所得は若干上がる予定。
しかし、Google AdSenseは下がりますし、確定拠出年金や生命保険加入等で相殺できそうです。
よって、退職後ですが、4・5月は現在と同様の19,608円。
年度切り替えの2018年6月~2019年5月までも19,608円と想定しておきます。
そして、再来年(2019年)の6月からはグッと下がる予定。
給与は主に1~3月の120万円程度の見込み。
Google AdSenseやその他バイトの収入を合わせても、社会保障費でかなりの額を払いますし、均等割額(札幌の場合)だけで済みそう。
よって、月額は5,000円÷12ヶ月≒417円
さらに、2020年6月からは完全に非課税の予定です。
■年金
サラリーマンなので、厚生年金に加入していますが、退職後は国民年金に切り替わることになります。
国民年金は所得に関係なく、一律の金額。
月額は、16,490円。
ただし国民年金はまとめて払うことによって、割引があります。
2年前納で口座振替にすれば、15,640円の割引。
よって、月額=16,490円-(15,640円÷24月)≒15,838円
ちなみに前年所得が低い場合は免除制度もありますが、当然将来貰える額が減るので、とりあえず普通に納める予定です。
■保険
現在は会社の健康保険に入っていますが、退職すると市町村が運営する国民健康保険に切り替わります。
国民健康保険は、前年所得に対して、4月~翌年3月に発生。
各市町村が運営しているので、保険料は違うのですが、札幌市の保険料の目安で近いところを計算。
月額は44,696円。
ただ、国民健康保険に加入する代わりに、任意継続という方法もあります。
こちらは2年間、今の健康保険に継続加入する方法。
保険料は、退職時の標準報酬月額によって決まります。
在職時は、労使折半でしたが、任意継続では全額負担となります。
退職時の標準報酬月額が分からないので、ざっくり今の保険料の2倍で計算してみました。
月額=18,061円×2倍=36,122円
これが2年間変わりません。
国民健康保険よりも5,000円以上安いので、任意継続で決定。
ちなみに再来(2019年)の4月からは、今年の来年の所得で国民健康保険料を計算。
来年の予想給与(150万円)とGoogle AdSense等で札幌市の目安表を確認。
月額は15,699円。
任意継続は支払わないと、資格を喪失します。
2019年3月まで任意継続で、4月以降は国民健康保険になるのがよさそうです。
そして、2019年中の所得で見る、2020年4月からは最低金額の1,638円でいけそうです。
■まとめ
以上で、税金、年金、保険の試算が完了。
気になる3つ合計の月額負担をまとめてみました。
2018年4月~2019年3月
19,608円(税金)+15,838円(年金)+36,122円(保険)=71,568円
2019年4月~5月
19,608円(税金)+15,838円(年金)+15,699円(保険)=51,145円
2019年6月~2020年3月
417円(税金)+15,838円(年金)+15,699円(保険)=31,954円
2020年4月~5月
417円(税金)+15,838円(年金)+1,638円(保険)=17,893円
2020年6月~
0円(税金)+15,838円(年金)+1,638円(保険)=17,476円
退職することで、交通費の年間約24万円は必要なくなります。
しかし、その代わりに1年目(4月~)64万円、2年目54万円が税金と社会保障費でかかります。
2年間で追加費用は70万円。
予想以上に保険が高いですね・・・
3年目でようやくトントン、4年目からは安くなる予定ですが。
退職金が100万円ちょっとは出る予定ですが、上記費用と札幌への引越し費用を加味すると、ほぼ消えそうな感じです。
さらに、社会保障費は今後も上がっていくでしょうから、もっと厳しくなるでしょう。
まあ現在4,000万円ありますし、想定の範囲内なので、焦りはありませんが。
セミリタイア後にテンパらなくていいように、しっかりと想定して、できるだけ稼いでおこうと思います。
- 関連記事
-
- 今後どんどん金がいらない社会になっていくと思う
- セミリタイア後の税金と社会保障費を試算してみた
- セミリタイア表明後の仕事に対するモチベーション