読書感想文(『全面改訂 ほったらかし投資術』 山崎元・水瀬ケンイチ)
週末に、以下の本を買って読みました。
僕もインデックス投資ブロガーの端くれ(最近あまり投資について書いてないですが・・・)として、当然読みました。
改めて、インデックス投資について整理できる良書。
全くの素人の人もすでに投資を行っている人にも、役立つ1冊だと思います。
本の中で、水瀬氏が特に力説している部分は、
なぜ10年以上インデックスファンドのバイ&ホールドを継続できたのか
という疑問。
以下の点が挙げられていました。
1.資本主義の発展を信じているから
2.自分のリスク許容度の範囲内で投資しているから
3.自分の感情は間違えることを知っているから
特に僕が注目したのは3で、
インデックス投資において、自分の直感や感情というものが必ずしも正しくないと割り切っているので、「売りたいな」と思っても合理的な理由がない限り、感情に行動はしないようにしてきました。
と述べられています。
僕も感情に任せた投資は、現に慎むようにしています。
僕の周りにも、投資をしている人がチラホラいますが、
彼らが失敗するのを、何度か見てきました。
FXを始めたけど、円高が進み大損して辞めた人
個別株を始めたけど、頻繁に売買を繰り返し、アベノミクス相場をイマイチ取り込めなかった人
損切りが遅れ、利益はすぐに売却してしまう。
典型的な失敗例。
彼らは決してバカではありません。
前者の方は、歳が近いんですが、仕事への順応力が高く、今もバリバリ仕事をしている人。
後者の方は、上司で懐が深く、組織のリーダーとして素晴らしい人。
仕事ではあんなに優秀で冷静な判断ができる人でも、ちょっと損失が出ただけで冷静さを失ってしまう。
所詮、人間なんて感情の生き物。
いとも簡単に間違えるんだと感じました。
だから、この自分の感情は間違えるという点は、投資をする上で特に意識する必要があります。
弱点を知っておくだけでも、だいぶ違うはず。
どれだけ意識しても、しすぎることはないでしょう。
ちなみに僕は、資産運用規則なるものを作成して、投資をする際には常にこの規則を元にしています。
そして、必ずブログで報告することにより、冷静に投資を行っています。
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