自給力という考え方
以前も非常に面白かったphaさんの本ということで、購入して読みました。
21世紀の多拠点居住の考察についての本であり、非常に面白い本でした。
実践については、少し難しいかなと思う反面、発想についてはとてもユニークで、興味を持てる部分が多々ありました。
核となる部分ではありませんが、伊藤さんが書いた下記の主張に僕は惹かれました。
現代人は「で、年収はいくら?」みたいな話に注目しがちだが、「で、あなたのの自給力はどのくらい?」と聞く人はいない。ここは今ノーマークである。特に、自給活動はマネーを稼ぐための活動よりも費用対効果がよいことが多く、狙い目の分野なので、いろいろ検証してみる価値がある。
(中略)
どれだけサービスを自給できるかは、実質年収に大きな差となって出る。自給力をあげたほうが楽だし、コントロールできる生活の範囲が広がる、というのが私の意見である。
とてもしっくりと納得できる意見でした。
自給力を聞いてぱっと思いついたのは料理です。
料理ができるできないでは、かなり大きいです。
3食自炊をすれば食費を1万円以内に収めることは可能です。
しかし、昼・夜を買ったり外食したりすれば、食費は3万円くらいいってしまいます。
その差は年間24万円になります。
また、お金をかけずに楽しいことができるかは重要です。
多くの人は飲みに行くことが、楽しかったり、ストレス解消になるようですが、僕は飲み会などには参加せずに家でプロ野球を見ています。
前者のほうがリア充かもしれませんが、どちらが楽しく感じるかで、負けているつもりは毛頭ありません。
お金をかけずに楽しいことができることは、立派な自給力です。
もちろん、仕事が好きな人や出来る人は、飲み会でストレス解消し、人脈を作って、バリバリ仕事をして稼いだ方が効率的でしょう。
僕も仕事はある程度頑張り、収入を確保することには励みます。
でも、出世したり、みんなと仲良くして仕事を円滑に進めるのは無理そう。
ならば、自給力を上げていき、支出を減らしたり、人生を豊かに生きることを選択したほうがいいんだろうと思います。
今後も自分でできることは自分でやっていき、色々挑戦して、自分でできることを増やしていきたいです。
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