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2012/04/25

再稼働にノー、原発ゼロは目前(5月5日)

この表をじっと見て下さい。私のブログでしばしば紹介してきた美浜の会のHPにあります。
http://www.jca.apc.org/mihama/fukushima/genpatsu_jyoukyou_20120326.pdf


現在、日本で稼働中の原発は54基の内、北海道電力の泊原発3号機のみです。残りの53基は停止中です。

泊3号機は5月5日に定期検査に入るので、それまで再稼働を阻止すれば日本の原発は全て停止になります。

今、政府と電力会社と日本の財界(とマスコミの大半)が総力を上げて大飯原発を再稼働しようとしているのは、日本の原子力の火が一時的にも全て消えることを最も恐れているからです。

「原発ゼロでも停電しない」事実が国民にバレるのがコワいのです。

なんせ、何十年も「日本の電力の3割は原発で賄っている」と言い続けて、私たちの税金を湯水のように原発関連事業に投入し(そして自らも既得権益を得て潤い)、あたかも原発がなければやっていけないと、私たちに信じ込ませてきましたからね。

以前から、原発なしでも日本の電気が足りていることは、上記「美浜の会」を始め日本中の脱原発団体、藤田祐幸さん、広瀬隆さん、田中優さん、槌田敦さん、飯田哲也さん、小出裕章さん他、脱原発論陣、そしてもちろん私自身も伝え続けて来たことです。

それがやっと、2012年5月5日以降、誰の目にも明らかになります。
というか、本州、四国、九州ではとっくに「原発ゼロ」でも停電しないことは実証済みです。

日本の電力会社は地域独占企業です。北海道、東北、東京、中部、北陸、関西、中国、四国、九州の9電力会社が原発を持っており、その他に日本原電が東海と敦賀に原発を持っています。

9電力のうち、すでに北海道を除く全ての地域は、原発ゼロで問題なくやっています。このことをアメリカ人に伝えると、「え、日本はエネルギーがなく、電気が足りないから、原発が必要だったんじゃないの?」と驚かれます。

そう、私たちもみんなそうだまされてきました。
でも嘘だったのです。

「原発なしでは電気が足りない」のが本当なら、北海道と沖縄以外の全ての地域はとっくに停電しているはずです。

あの311直後の計画停電だって、実は必要なかったのです(上杉隆さんの著書に詳しい)。「原発なしだと停電する」と印象づける演出だったと私は今でも思っています。

以下に「原発なしでも電気は足りている」ことを検証しましょう。

東北電力は2011年3月11日から原発ゼロです。北陸電力と東北電力が日本でいち早く脱原発したんですね。このまま二度と再稼働させないようにしましょう。

東京電力は2012年3月26日から原発ゼロです。今年の夏が心配?いえいえ、当たり前のピーク対策(田中優さん、飯田哲也さん、広瀬隆さんの著書に詳しい)をすれば、大丈夫です。

中部電力は2011年5月14日から原発ゼロです。ここは浜岡原発を止める英断をした菅直人元首相をほめたいです。

北陸電力は2011年3月11日から原発ゼロです。偶然なのか、東北に大地震があった日に志賀原発は定期点検に入り、以来、北陸電力は原発ゼロです。

関西電力は2012年2月20日から原発ゼロ。ここが一番原発依存率が高かったのですが、東電同様、夏のピーク対策をすれば大丈夫です。

中国電力は2012年1月27日から原発ゼロです。

四国電力は2012年1月13日から原発ゼロです。

九州電力は2011年12月1日から原発ゼロです。

沖縄電力には元々原発はありません。おめでとうございます。日本で放射能の心配をしないで(といっても米軍の劣化ウラン弾や核兵器や原子力潜水艦など別の問題がある。米軍基地は米国本土に帰ってもらいましょう)子育てをするには沖縄が一番いい、と私は思うけれど、そのすぐ南東には地震が頻発する台湾の原発があります。

だから、世界中で脱原発しないとだめなんですよ。空気も海もつながっていますから。この地球上に高レベル廃棄物を何十万年も安全に管理できる場所はありません。長くて100年しか生きない人間にはその能力がないし、責任も取れません。

さあ、日本が世界に先駆けて原発ゼロにカウントダウン(あと10日)です!そして、原発なしで持続可能に生きれる社会を実現して、世界をリードしませんか?(これが今、私が実現したい夢の一つ!)

というわけで、今一番大切なのは、再稼働に向けて全力疾走の大飯原発の再稼働を止めることです。今日は4月25日ですから、あと10日で原発ゼロになるのです。

あと10日、あなたの選挙区の国会議員に電話、FAXで、再稼働をさせないようにお願いして下さい。日本は名目上は、主権在民の法治国家です。あなたが健康に生きる権利や、安心して子育てできる権利を行使して下さい。

ここに議員連絡先一覧を張っておきます。私も千葉12区の議員に電話します。http://www.jca.apc.org/~teru-iri/giin_pattern2.html

こちらは衆議院のみですが、選挙区別名簿で、連絡先もあります。
http://www.shugiingiin.com/

もう一つ私たち個人がやって効果があるのは、マスコミへのFAXや電話。地元の新聞社にあなたの声を届けて下さい。ローカル局(テレビ、ラジオ)も忘れずに。

止めましょう、日本の原発。
地震国に原発はいりません。

地震国で原発を稼働させることは、国民のいのちと財産を奪う愚挙であり、チェルノブイリや福島のような原発の過酷事故は、地球規模で悪影響を与えてしまいます。



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2011/11/28

太平洋を非核に:原発も原爆もいらない

太平洋の真ん中からアローハ。

311以降、毎日放射能レベルをチェックする習慣がついたのは、良いことだと思っています。本当に多くの人がそうするようになっているので、意識が高まるからです。

私は原発も原爆もこの世界からなくしてしまいたい、と思っています。

ここハワイ島には米軍の広大な演習場があり、実弾演習で劣化ウラン弾も使われています。なので、以前から放射能レベルが高いことがごく一部の活動家の間では話題になっていました。

しかし、なんせここは観光で食べている島。誰もそんなこと話題にしたくないのです。情報は捜しても出てきません。そして、これからハワイ諸島の他の島から広大な土地のあるハワイ島に軍事基地が移転してくる(現在の基地がさらに拡張される)予定です。それをどうしたら食い止められるのか、地元の仲間を捜し始めたところです。

私の知る限り、反対運動のようなものはありません。

太平洋は1960年代に核実験場とされました。美しい島々には自給的に平和に暮らす人々がいたのに、その頭上で米国もフランスもイギリスも核実験を繰り返しました。本当に悲しい、惨いことです。その影響は今も続いていると私は思っています。

先日、APEC対抗会議のMana Nui Conferenceに参加しましたが、太平洋諸国のNGOが集まり、今の経済至上主義のAPECのやり方に協力しないことが確認されました。

参加したメンバーの中には、古くから非核太平洋をめざして活動している人たちがいました。非核は核兵器だけではなくて、もちろん原発もです。

私はこちらに来てからはRadiation Networkを見ていますが、最近のハワイ島の放射能レベルは日本より高いときが多いです。
ハワイとアラスカ:http://radiationnetwork.com/AlaskaHawaii.htm
(私が今いるのは、一番大きいハワイ島の西側、コナというところ)
日本:http://radiationnetwork.com/Japan.htm

CPMという単位は私にはなじみがないのですが、カウント・パー・ミニットで1分あたりの放射線がぶつかる回数のようです。今日は40cpmでした。ネットで調べてみると、これはだいたい0.3μSvに相当することのようで、もし本当ならかなり高いです。鴨川では一番高いときでも0.2μSvでした。ちなみに、日本の公衆被曝許容量の年間1ミリSvを時間にすると、0.1141μSvですから、それを遥かに超えてしまいます。

この島には原発はないし、原子力産業もありません。汚染源がどこなのか、福島なのか、米軍の演習場なのか、それとも私たちの知らない何かなのかもわかりません。

ともかく言えることは、これ以上人工放射能を生み続けてはいけない、ということ。これを世界のコンセンサスにするにはどうしたらいいのか、この島の中でもこういうことが話し合えるような仲間を捜しているところです。


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2011/03/26

福島の「ハイロアクション」の声明

「ハイロアクション福島原発40年実行委員会」は、2011年3月26日~2012年3月26日までの1年間を「ハイロ(廃炉)アクション年」にしようという呼びかけに集まった福島県内各地の有志により、2010年11月23日に結成されました。

彼らが以下の緊急声明を発表し、福島県庁で記者会見しました。マスコミが取り上げてくれるといいのですが、大新聞には載らないかもしれないので、ここに掲載します。
ーーーーーーーーー

【緊急声明】

 1971年3月、東京電力は、首都圏へ送る電気を作るため、福島の地で、原子力発電を開始しました。以来40年間、私たちは、巨大な事故発生のリスク、放出され続ける放射能が環境と生物に与える影響、そして残される核のゴミなどについて、不安を抱えながら暮らしてきました。

 これまでたくさんの福島県民・国民が、原発の危険性について警鐘を鳴らし、事故へのより根本的な対策と、情報の公開、県民への説明会の開催などを求め、プルサーマルをはじめ、設計寿命を超えた老朽原発の酷使など、危険を増大することに対して反対してきました。

 3月11日、危惧されていた原発の大事故が、現実のものとなってしまいました。

 原発震災発生から2週間、私たちは混乱と恐怖、故郷と生活を失いつつあることへの悲しみと憤りの中で、生き延びる道を探しています。この危機的状況において、以下のことを緊急に実現することを、国、自治体、および東京電力に対し要望し、皆様のご協力を呼びかけます。

1、子どもと妊婦の一刻も早い避難を実現してください。

 放射能の影響を最も深刻に受けるのは、胎児と成長期の子どもたちです。未来を担う世代の健康と生命を守るため、政府は、被爆の危険の高い地域から、一刻も早く遠方へ安全に避難できるようにしてください。屋内退避を余儀なくされている30キロ圏内および、すでに高い空間線量が計測されている地域、風下になりうる地域などを優先して、避難を実施してください。

2、一層の被ばくを避けるため、避難区域を拡大してください。

 現在、避難区域は20キロ圏内に限定されていますが、すでに50キロ離れた福島市内でも通常の400倍の線量が確認されるなど、放射能汚染は大きく広がっています。しかし、政府からの避難指示がないため、多くの県民は学校や職場から離れることができず、被ばくの危険にさらされています。

 政府および自治体は、実際の放射能汚染の状況、気象条件、今後のより深刻な放射能汚染のリスクなどを十分考慮し、抜本的に避難区域を拡大するよう求めます。

3、安全圏への移動ができない住民の生活を支え、放射能の危険から身を守るための正しい情報と物資の提供を早急に実施してください。

 避難するかとどまるかを選択するために必要な情報が十分にない、高齢や健康上の理由で移動できない、移動できない家族を置いていけない、避難区域ではないため職場を離れられない、そして愛する故郷とこれまで築き上げた生活のすべてを置いていけない、等々の理由で、今も福島県内には、たくさんの県民が不安を抱えながら暮らしています。

 今、私たちが必要としているのは、パニックを起こさないための不正確な情報に基づいた「偽の安心」ではありません。正確かつ詳細な情報が必要です。まず、外部被曝と内部被曝を明確に区別し、内部被曝の危険性についての正確な情報を提供してください。水・大気・食物の放射能汚染に関して現在流されている情報は、急性障害と晩発性障害、内部被曝と外部被曝を混同していることが多く、これでは、私たちが自分の状況を適切に判断し行動選択することができません。また福島原発の状況のリアルタイムの情報、特にドライベントなど大規模な放射性物質の拡散がある場合の予告、爆発のリスクに関する現実的な予測、そして詳細な気象情報とそれに基づく放射性物質の拡散のシュミレーションなどを、県民および国民に伝えてください。

 また、遠方への避難ができない住民は今、正しい情報と生活に必要な物資が届かず、孤立しています。こうした人々の安全が守られるよう、生活に必要な物資と放射能被曝から最大限身を守るための正確な情報と防護用品を政府、県、東京電力の責任において、確実に届けてください。

4、福島原発10基は廃炉にしてください。

 国と東京電力には、未来の世代も含めた県民と国民の健康と安全、そして国土の保全を最優先に、この原発事故終息へ向けての全力の対応をお願いします。

 私たちは、このような悲劇を生み出す原子力発電所と共存することはできません。国と東京電力は、福島原発10基全てを、これ以上放射能汚染を拡散させない方法で廃炉にし、永年にわたり責任をもって安全に管理することをお願いします。

5、全国の原子力発電所および核関連施設の停止、国の原子力政策の抜本的見直しをしてください。

 次の巨大地震がいつどこにくるのかは分かりません。しかし、その日は確実にやってきます。3月11日、私たちが経験した恐怖と「間に合わなかった」という無念の想いを、他の地域の人々が再び経験することがあってはなりません。国と電力会社、各自治体は、最新の知見と予防原則に基づき、一刻も早く今稼動中の原子力発電所を停止し、最大限の原発震災防災対策を講じてください。

 国策として原子力発電、核燃サイクル政策を推進してきた国と東京電力ほか関連事業者は、このような過酷事故を引き起こしたことに対し深く反省し、国民に謝罪し、原子力政策の脱原子力への転換をもってその巨大な責任を少しでも果たすことを望みます。


 今回の震災・津波・原発事故において、全国と世界の皆様からの温かいご支援に心から感謝いたします。また現在も続く福島原発事故の鎮静化のために、生命の危険を冒しながら必死の活動をされている方々へ最大の感謝を申し上げます。

 この原発震災によって払わされる多大な犠牲を無にしないために、全ての人々がさらに何らかの行動を起こしてくださることをお願いします。

 全国のみなさん、私たちの故郷福島に起きている現実を、どうぞ注視し続けてください。放射能に県境も国境もありません。私たちと未来の世代の健康と生命を第一に考えた選択をするために、正しい情報の公開と、必要な国・自治体の対策を求める声をあげてください。

 核が引き起こす現実、この悲劇を引き起こした私たち社会の現実に、全ての人々が直面することからしか、未来への希望は生まれません。

 震災・津波の被害を受けた東北各地の人々、そして放射能被曝の危険を共有する全国民、全世界の人々とともに、この厳しい現実から逃げることなく、被害を最小限にとどめ、今後同様の過ちを犯すことのないよう、人類の勇気と叡智を結集することを呼びかけます。



 2011年3月25日 ハイロアクション福島原発40年実行委員会

http://hairoaction.com
[email protected]

事務局 080-1807-6999
ーーーーーーーーー
地震の後、止まっている女川原発(3基)と福島第2原発(4基)、そして、もっと多くの低中高レベル廃棄物が保管されている六ヶ所村は今、どうなっているのだろうか。続報がない。

妊婦と乳幼児の受け入れ態勢、全国で受け皿できています。問題は、実際に彼らを現地から外に運び出す手段が確保できてないこと(政府が勧告してくれないと、動くに動けない人たちがたくさんいます)。

沖縄の「つなぐ光」の活動がテレビで放映されました。
http://www.youtube.com/watch?v=4uTfJX7ucMI


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2010/12/15

玄海原発、放射能漏れ プルサーマルにNO

RadioactiveのGIF

日本でいち早くプルサーマルを導入した佐賀県の玄海原発が、12月9日に放射能漏れを起こしたのがやっと伝わってきました。NHKの報道では周辺の放射能濃度は通常の4倍で影響はないとのことですが、本当でしょうか。
http://bit.ly/eYwtB5

玄海から数百キロ以上離れた宇和島市などで500倍の値が観測された、との情報もあります。原発(事故)につきものなのは、その隠蔽体質。9日から放射能漏れに気づいていても、すぐに原子炉を停止しなかった、というのですから、困ったものです。

続報を待ちます(情報をお持ちの方、教えて下さい)。

関西圏まで放射能が高くなっているということは、薄まりながらもここにも来ている、と考えたほうがいいでしょう。さっそく、美浜の会が福井県知事あてに、プルサーマル原発の稼働を一時ストップする要請を始めました。一旦、原発事故があれば日本全国に関係あることなので、あなたもぜひ声を上げて下さい。

プルサーマルって、やっぱり危険。ウラン燃料より安定していないし、暴走しやすい。「安全を優先して、玄海3号の漏えい原因が明らかにならないうちは高浜3号のプルサーマル起動を認めないでください」という内容のメッセージを、あなたの言葉で福井県知事に送って下さい。
http://liten.be//aWljg

この原発の燃料をつくるときに残るゴミでできるのが劣化ウランで、米軍は実戦で劣化ウラン弾を使い続けています。原子力と切っても切れない劣化ウラン兵器や核兵器。

今日は子どもたちに昆布とわかめと緑の濃い野菜と生味噌をたっぷり食べさせました。

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2010/10/20

田ノ浦を埋め立てないでーハンストで訴え

まずはこれをご覧ください。
http://blog.7gwalk.org/

上関の田ノ浦の海とそこに暮らす人々の豊かさや美しさは、『祝の島』や『ミツバチの羽音と地球の回転』などの映画で少しずつ知られるようになりました。今、この海が埋め立てられようとしています。

キレイで豊かな海をキレイで豊かなまま次世代へ手渡したい・・・・
まずは知ることから:

友人から送られてきたメールより引用です:
ーーーーーー
山口県上関町の、生物多様性の「ホットスポット」(多様な生物が生息しているにもかかわらず、絶滅に瀕した種も多い、生物多様性の世界的重要地域のこと)である田ノ浦の海。

そこを埋め立てて、原発を建てるための土地をつくる工事を、中国電力さんが強行に進めようとしているそうです。

この海を壊さないで、海とともに営んでいる暮らしを奪わないで、原発をつくらないで、と長年訴えてきた地元の方たちが大勢いるなか、まともな話し合いがなされてこないまま計画がすすめられてきた、という状況があります。

どうかきちんと話し合いをするまで、いったん工事を停止してほしい、として、知り合いの知り合いの若い方たちが、ハンストを始められました。

正直、彼らの体が、心配です。。
水さえ絶っている方もいると聞きました。
代表の方からいただいたメールには「(この目的の為に)命を捧げます」と書いてありました。。

ハンストという手段について、動揺している自分がいます。。。でも、なんとか力を合わせていきたい、と思う。。。
田ノ浦の生き物の命、この海で暮らしを営んでいる方たちの命、実際に、いろんな命がかかっていて、

わたし自身が「やめて」と意思表示しないかぎり、デフォルトで「容認している人」の数に入れられてしまうという現実があるから。。

以下、ハンストの声明文をご紹介します。
最後のほうに、わたしたちに具体的にできることも、書いてありますので、できたらぜひ。

ーーーー引用ここまでーーーーー

7 generation Walk HP: http://www.7gwalk.org/
7 generation Walk BLOG:http://blog.7gwalk.org/

<ハンガーストライキ声明文>
「上関田ノ浦埋め立て停止を求めてのハンガーストライキ」
            
              7 Generations Walk 代表 山田俊尚
声明文

山口県上関町田ノ浦原子力発電所予定地の埋め立て工事の一時停止を求めます。
要求が受け入れられるよう、ハンガーストライキ(断食、断水)をします。

2010年10月15日早朝から山口県上関町田ノ浦原子力発電所建設予定地に海を埋め立てるための台船が集結し、工事がまさに始められようとしています。

私たち7 Generations walkは、2010年8月25日山口県上関町祝島を出発地とし、COP10の開催される名古屋まで1カ月半かけて歩いてきました。

上関町の海は本当に美しく、生物多様性の宝庫で、瀬戸内海で手つかずの自然が残された最後の砦です。
この場所を開発するかしないかは、自然への影響を考えれば上関町だけの問題ではなく瀬戸内海を繋ぐ他県、ひいては日本全体の問題です。28年前から反対運動は継続しており、約86万人近くの署名も集まっています。

歩いて来て、多くの方と接して感じるのは、一般の方々にこの大きな問題があまりにも知らされていないということです。原子力発電所を建てる上での、メリット、デメリットをきちんと伝えないまま、強行に建設を始めてしまうのは、時期尚早です。
すべての人に影響があるのですから、きちんと情報を伝え、議論したうえで計画が進められることが必要です。

電力問題は、電気を使用する人々すべての問題であり、これからの社会の方向性を考える上で、重要な課題です。
環境問題が深刻な今、持続可能な未来を考えるうえで、自然のサイクルと共に生きること以外に私たちの未来を救う方法はありません。

COP10が開催されている今、自然に生かされているということを深く認識し、この場で自然を守る決断をすべきです。

きれいな海を残したい。

上関の問題が私たちの未来と社会の方向性を考え決断する上で、あまりにも重要であると認識し、緊急事態の今、未来の命を救うために、この一命を捧げ、この問題を訴えます。

みんなできちんと議論し、未来を選択し決断する機会を持つため上関の工事の一時停止を要求します。
この要求に賛同して下さる方は、「工事の一時停止の要求」という趣旨で、電話、FAX、Emailで各宛先に声を届けて下さい。

中国電力
TEL 082-241-0211
FAX 082-523-6185

中国電力 上関原発準備事務所
0820-62-1111

井森工業(「地盤改良船」の業務)
0820-22-1500
緊急の場合
080-5612-6710
080-1939-4251

山口県知事への提言
TEL 083- 933-2570
FAX 083- 933-2599
メールフォーム
https://cgi01.pref.yamaguchi.lg.jp/gyosei/koho/chiji-teigen/3teigen.htm

また、賛同のお名前をホームページに掲載してもいいという方は、メール[email protected]でお知らせ下さい。
ーーーーーーーーーーーーーーーー

この問題は私やあなたのいのちにつながっています。一人一人声をあげて意思表示しましょう。

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2010/02/15

シンクロが続くのは「それでいいんだよ」の合図。NPTや核廃絶のために、あなたができることがあるかも!

アメリカのテムラック歩美さんからいただいたメール、とっても感動したので、そのままご紹介します。早稲田大学での私の授業も評判が良かったようで、うれしい!

シンクロなのか、4月には京都大学でも911の講義をすることになりました。その前日の4月18日には私の講演会と『911の子どもたちへ』の上映会がやはり京都大学で行われ、そのための実行委員会が結成されています。詳細は大阪の小林由美さんに聞いてください。
ーーーーーーー
ゆみさん お元気ですか?

私は"Snowmaggedon"のワシントンDCでPeace Actionのオーガナイザー会議に出席してきました。なんと111年ぶりの(すごいぞろ目。偶然とは思えない)大雪だそうです。連邦政府はすべて閉鎖していましたが、雪でも平和活動家を止めることは出来ません。

さて、早稲田大学のスティーブ・クリスティーからこのようなメールが届きました。
The Waseda students seemed to really like the 911 lesson, many saying in the final survey it was one of their favorite lessons. Some of the students did their final projects on that issue. Thank you for coming out to campus that day!

生徒たちが一番良かったと思う授業だったそうです。

さて、私はこちらで5月に国連で開かれる核不拡散条約(NPT)再検討会議の為の準備に追われています。日本からだけでも2000人がこのためにNYに来るそうです。アメリカの草の根団体の意見も、「今年の再検討会議で核兵器削減の道を付けられなければ、グローバルな拡散となるだろう。」と、今年はある意味人類の運命の分かれ道、と考えています。

そこで、アメリカの草の根団体が結集し、市民のパワーを取り戻すためにPeace and Justice Now!という連合を立ち上げました。
http://peaceandjusticenow.org/wordpress/

4月30日-5月1日にNYリバーサイドチャーチにて、草の根国際会議、そして2日にデモ、集会、フェスティバルを予定しています。私はデモ、集会、フェスティバルの準備委員会です。

そして、その他にヒバクシャの方にNYの高校生の前で証言をしてもらうプロジェクト、ヒバクシャストーリーにも通訳、企画をさせていただいてます。

ヒバクシャストーリーとのご縁は昨年の5月のNPTの準備会議で、たまたま知り合ったヒバクシャの方の通訳をさせていただいたのがきっかけで、それからピカドンプロジェクト、Yes!キャンペーンとどんどんご縁が広がっています。

このヒバクシャストーリーでご縁を頂いたのが、NY在住の若い女性、タナカ有美さんです。有美さんはNYで2006年から平和映画祭を企画,実行しています。平和映画祭と聞いて、「わたしの友達のきくちゆみさんが東京で平和映画祭を主催しているんですよ。」と言ったら、「きくちゆみさんのマネをしてNYで始めたんです。わたし、ゆみさんのブログを読んでいます。」と言うことだったんです!

まあ、NYできくちゆみさんのご縁が出来るなんて!と思っていたら、ご縁はこれのみでなく、有美さんと会った翌日、広島の安彦さんからメールが入り、NPTに参加する2000人のヒバクシャ及び平和活動家とアメリカのNGOとの間をコーディネートしたり、インフォメーションセンターを作るアレンジをNYでする担当として、私に有美さんを紹介されたのです。

もう、シンクロニシティもここまでくると、必然としか思えない出合いです。お互いそれを確認し、明日は作戦会議をします。

さて、話は変わりまして、NPTについてですが、ワシントン筋によると、オバマの核なき世界演説とは裏腹にNPTでの核兵器削減への合意はかなり厳しいようです。とくに、アメリカ議会は2010年の予算で核兵器関連予算を前年より10%の増加しています。その中でも、ロスアラモス研究所などの核兵器研究施設へ70億ドルの予算が組まれています。

ロスアラモスは原爆を生み出したばかりか、劣化ウラン弾も開発し、今でも周辺の先住民の土壌、水、空気を放射能で汚染しています。

私は、本気で、これが人類の分かれ道だと思っています。市民が手をつなぎ、新しい道へと行動を起こすか、それとも破滅の道を辿るか。

ギリシア神話に出てくるパンドラの箱の逸話を思い出します。
パンドラが箱を開けると、ありとあらゆるこの世の不幸が世に出た。そして、最後に箱に残ったのがhopeであったと。。。

追いつめられても、私たちには希望が残っている。かすかな希望の灯火を見つめて、精一杯出来る限りを尽くします。

そこで、今日はお願いなのですが、先日も添付ファイルで送らせていただきましたが、Yes!キャンペーンについて、ゆみさん
のブログでお知らせいただきたいのです。

以下、お知らせ文を貼付けさせていただきます。私はこの文章をmixiにも載せたし、自分の大学のゼミ友達の朝日、共同、読売の記者にも送りました。

Be the Change, Be the Media, Be Peace---
ゆみさんから学んだことです。そして、『あきらめない。とりあえず、やってみる』もゆみさんから学びました。

本当にありがとうございます。

テムラク歩美
*********************

「私は武器を取れとの呼びかけが武器を置けとの呼びかけよりも人々の魂を揺さぶるものであることを知っている。だからこそ平和と進歩を求める声がともに起こらねばならない。」 オバマの核兵器に関するプラハ演説 2009年4月5日

オバマ大統領の「核の無い世界」演説後、初めての国連核不拡散条約(NPT)再検討会議が今年5月にNYで開かれます。

NPTは核保有国以外が核兵器を持つことを防止するための条約でした。しかし、「核兵器の使用と威嚇の違法性」を示した1996年の国際司法裁判所の勧告に基づき、核の無い世界を2020年までに実現するためにNPTを補完する「ヒロシマ・ナガサキ議定書」を今年の再検討会議に提出しようと平和市長会議は世界中で取り組んでいます。

しかしながら日本国内でも「ヒロシマ・ナガサキ議定書」に賛同する市町村は2009年5月の時点で1772市町村のうち300に達していませんでした。

この現状に対し、2008年にピースボートの「ヒバクシャ地球一周証言の航海に参加し、そして2009年のNPT準備会議のおり、NYで被曝体験を証言したヒバクシャの方々が立ち上がり、Yes!キャンペーンキャラバン隊として、平和市長会議と協力し、日本全国の市町村首長のもとを直接訪れ「ヒロシマ・ナガサキ議定書」への賛同を求める活動をしています。
http://yes.hiroshima-nagasaki.net/

NYでの被曝体験を聞いた高校生の反応は感動的なものでした。ある女子学生は「私は今までアメリカを自由の国として誇りに思ってきました。しかし、この話を聞いてから私はもうアメリカを誇りに思えません。」と泣きじゃくりました。彼女に対し、先生は「あなたのような生徒がいるから私はアメリカを誇りに思う。」と言い、クラス中が彼女に拍手をしたのです。

Yes!キャンペーンのヒバクシャたちはそこに希望と光を見たのです:
「私たちは世界を変えられる」―――Yes, we can!
 
キャラバン開始以降、2010年2月11日現在、賛同自治体は739になりました。Yes!キャンペーンでは5月の再検討会議までに賛同自治体を1000まで伸ばすことを目標としています。

キャラバン隊スケジュール
キャラバン隊はヒロシマ・ナガサキ議定書を読む絵本の売り上げで支えられています。もし「本を購入します。」「私の自治体に来られたときは、車を出せます。」「ドライバーが出来ます。」などの協力をしていただける方がいらっしゃりましたら、 Yes!キャンペーン実行委員会事務局 広島市中区宝町広島クリニック5F  TEL(082)247-6727 [email protected] (安彦さん) まで連絡をお願いいたします。

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2009/09/10

『はだしのゲン』英語版が完成、オバマ大統領へ寄贈

私と田中優さんと高木フトシさんのロフトプラスワンでのイベントのことが、「NPOわたしにできること」のブログにアップされました。
http://whaticando-jp.blogspot.com
私の友人夫婦が試行錯誤をしながら原村に建てているドームハウスのブログも更新されています。ドームに興味のある方はどうぞ。今日足場がはずれたそうです。http://blogs.yahoo.co.jp/ilove_eco/6821663.html

さて本題。
とどけウクライナへ 私のチェルノブイリ救援日誌』などの著作がある坂東弘美さんから、NHK国際ラジオで、『はだしのゲン』英語版完成のことが9月8日に放送されたというお知らせをいただきました。私もこの作品を海外に広げるお手伝いをしたご縁があります。
http://www.nhk.or.jp/nhkworld/english/radio/asx/tuesday.asx
それにしても、このNHKのアナウンサー(Ogasawara Yokoさん)の英語の発音はキレイですね。聞き惚れてしまいます。国際会議(まもなくコスタリカで平和省地球会議があり、私も「一人一人がメディアに」をテーマに講演することになっています)などで自由に英語で発言できる、国際交渉の場で対等にコミュニケーションができる日本人が増えるといいなあ。今は世界各国で育つ日本の子どもたちも増えていますから、彼女のように流暢な英語が話せる人も増えているでしょうね。

英語での番組紹介がこれ:Radio Japan Focus
Promoting anti-nuke "manga" to the world

"Barefoot Gen" is a Japanese "manga" cartoon series that tells the story of the 1945 U.S. atomic bombing on Hiroshima and the tragedy of people affected by the bomb. The semi-autobiographic work by manga artist Keiji Nakazawa has sold more than ten million copies. He sent the English version of "Barefoot Gen", to U.S. President Barack Obama, who is calling for the abolition of nuclear weapons. We report on Nakazawa's wish for a nuclear-free world.

『はだしのゲン』は1945年にアメリカが広島に落とした原爆とその影響を受けた人々の悲劇を描いた作品シリーズで、漫画家の中沢啓二さん自身が「ゲン」のモデル。この作品は1000万部を越えるベストセラーとなり、この度、英語版全10巻が完成しました。核兵器廃絶を公言したオバマ大統領に、この英語版10巻をプレゼントした中沢さんが、核のない未来への願いを語っています。

私も12日から平和省地球会議に参加するために(その前のBe PeaceというNVCとハートマスを組み合わせたワークショップにも参加します)コスタリカへ行くので、被爆者の宇根利枝さんの絵本や講演DVDを世界各国からの参加者に手渡してくる予定。

日本こそ、核のない未来(核兵器だけでなく、原発もいのちを蝕むし、劣化ウランなどの武器製造に結びつくので、なくしたほうがいいです)を実現するリーダーになるべきですよね。

いよいよ明日、911。新宿ロフトプラスワンに集まれー!!

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2009/06/30

プルサーマル:「安全と分からないものを使って、ぼくらの未来をなくさないでください」

愛媛県に住む11歳の鷲野天音くんが、プルサーマル(原発のウラン燃料にプルトニウムを混ぜて燃やすこと)に反対する子ども署名を始めました。

新聞記事のJPG


私はこの文章を読んで、涙がでました。と同時に、大人として本当に恥ずかしく、申し訳なく思いました。

彼の言葉はまっすぐに訴えます。

「安全と分からないものを使って、ぼくらの未来をなくさないでください。
ぼくら子どもや、生き物が安心してくらせるような未来を考えてください。」

プルトニウムをウランに混ぜて燃やすのは危険です。もちろん、ウランだけでも危険がないわけではありませんが、さらに危険が増すのがプルトニウム混合燃料のプルサーマルです。

鷲野天音くんは11歳の誕生日に「プルサーマルを止めるための子ども署名」活動をはじめたそうです。もともと、科学や発電ということについて強い関心のある子で、自然の中で畑や草木染めなどをするご両親に育てられたためか、生き物との共生を当たり前のこととして育ちました。

あさって30日に愛媛県議会に請願書を提出するそうです。
11歳の子どもが署名を始めるなんて、すごい勇気と行動力です。

彼の書いた請願書の文章です。
請願署名用紙 http://www.tentsuki.asia/ikatakodomosyomei.pdf
愛媛新聞記事6/27 

四国で子どもたちが動きはじめました。
大人の私たちに何ができるでしょう。

署名は30日の提出後も集め続け、あさってに間に合わない分は次回の議会に提出する予定です。

皆さんのネットワークで、どんな形でもいいので、広めてください。
署名は自分の意志で署名をする20歳未満の子どもたちが対象です。

どうもありがとう。

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2009/06/05

♪ ハワイから女神がきています(小田まゆみさん) ♪ - 26分49秒 - 6.3 MB

PodCast GIF

今日は我が家に小田まゆみさんがいらしています。もうお休み中ですが、さっきまで環境のこと、スピリチュアルなこと、体のこと、癒しのこと、食べ物のこと、フラのこと、エネルギーのこと、放射能や劣化ウランのこと、国際金融資本のこと、FRBや日銀のこと、米国債と戦争のこと、若い人たちのこと、などなど多岐にわたる話をしていました。

小田まゆみさんのJPG

小田まゆみさんと私はもう20年もの付き合いになりますが、植林活動からプルトニウムのない世界を目指す活動まで、本当にやってきたことや、目指していることが似ています。彼女も長年マクロバイオティックを実践していたのに最近ローフードを取り入れるようになったと聞いてびっくり。しかも、その時期がまったく私と同じだったのです。シンクロもここまでいくと見事。

ローフードのJPG

明日ハワイに飛び立ちますが、その前にインタビューをしますので、あとで聴いてくださいね。

小田まゆみさんの女神の絵って、本当に不思議なパワーがあるんですよ。どうぞ、家に一枚もっていてくださいね。ネット上のギャラリーでご覧ください。
http://www.mayumioda.net/
私の本『地球と一緒に生きる』と『地球を愛して生きる』はどちらも小田まゆみさんの女神の絵が表紙になっています。

本のJPG


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2008/07/20

東京平和映画祭三日目/二日目の写真

いよいよ第5回東京平和映画祭の最終日です。昨日(二日目)も感動を巻き起こして終わりました。わたしのトークのとき、泣いている若い子たちが沢山いました。終わった後、ひとりの若い女性がわたしのところにやってきて「ソロモンブラザーズで働いています。あのときわたしの会社は1人しか亡くなりませんでした。おかしいなと思っていたのですが、謎が解けました」と泣きながら話してくれました。

911特別セットメールで注文できます)を10セットもっていきましたが、一瞬で完売してしまいました。

昨晩はスタッフのシェアリングを午前1時ぐらいまでやっていましたが、ぐっすり眠れて5時起きです(いつも早起き)。好きなことをやっているときの疲れは心地よいものです。

PEACE BEDのJPG

『PEACE BED』を観られた方は、今年の末までDVDが販売されないので本当にラッキーだったと思います。この映画だけは35ミリだったので、上映機材と技術者のコストとフィルム代で30万円もかかりました。わたしたちのようなボランティアグループとしては、思い切った決断でした。

二日目の写真はこのブログの後半にアップします。

今日は、「隠して核武装する日本?!」『核』関連映画特集。昨晩、大阪から『イラク 戦場からの告発』の西谷文和監督も駆けつけてくれましたが、今日は急用で大阪に戻らなくてはならないため、会場に1時半までしかいられません。プログラムでは午後3時半からとなっていますが、西谷さんのトークは『六ヶ所村通信no.4』の直後(12:10分)からに変更させていただきます。ごめんなさい。

今日の会場はオリンピックセンターのセンター棟101号室で座席が200しかありません。3日券チケットを持っている方が優先になります(ほとんど完売なので、チケットがない方は2−30人しか入れません)今日の映画をご覧になりたい方は、お早めにいらしてください。定員を過ぎた場合には入場いただけない場合もございます。

以下は本日上映作品と時間、解説です。

(1)10:05~12:05
『六ヶ所村通信no.4』 ~映画「六ヶ所村ラプソディー」のその後~
 鎌仲ひとみ 監督作品 2008年/75分
 http://www.rokkasho-rhapsody.com/index2

 『六ヶ所村ラプソディー』のその後を追ったドキュメンタリー。六ヶ所再処理工場や核燃サイクル計画の事を知った人々が増えるにつれて、さまざまなアクシ ョンが起きてきました。サーファーたちは、六ヶ所へ“WAVEMENT"というツアーをします。「花とハーブの里」の菊川さんは訪問客が増え、その対応に追われています。十和田市で無農薬のお米を作ってきた苫米地さんは、自然農の実践者、川口由一さんに会いに出かけます。食糧生産地、東北の漁業者とサーファーたちが署名を届ける一方、電気の消費地東京では大きな集会が開かれます。それと呼応するように青森現地でも動きが・・・人々がつながり、動き始めた現実にカメラもまた動かされてゆきます。
○上映終了後、鎌仲ひとみ監督のトークショーあり

・ランチタイムを返上して『イラク 戦場からの告発』』西谷文和さんのトークを行います。

(2)13:10~15:00
『核分裂過程』 SPALTPROZESSE ~再処理工場を止めた人々~
 ベルトラム・フェアハーク&クラウス・シュトリーゲル監督作品 1987年/95分
 http://www.bekkoame.ne.jp/ha/kook

 ドイツの原子力政策を転換させるきっかけとなったヴァッカースドルフの運動を描いたドキュメンタリー。1985年、緑豊かな村に再処理工場の建設が強行された。森の樹々が無残にも切り倒される。保守的と言われた村人達は立ち上がった。運動は工夫をこらしファンタジーに溢れている。やがて若者が全国から集まって来る。これに対し放水銃に催涙ガスなど、容赦ない弾圧。村人は闘う中で自分の殻を破り、次第に民主主義の在りかに目覚めていく。映像の息をのむ美しさと、人々の語る言葉と表情は胸を打つ。これは未来に向けた希望の映画だ。 
○上映終了後、「核分裂過程」の上映を実現させる会より解説あり

・休憩(15分)

(3)15:15~15:45(再度、時間通り、上映します)
『イラク 戦場からの告発』 ~アメリカ軍の撤退求めて~
 西谷文和 監督作品 2007年/32分
 http://www.nowiraq.com

 2004年~07年まで、イラクに入国して撮影した戦争被害の実相をまとめました。テーマごとに「劣化ウラン弾被害の実態」「チャイルドキラーのクラスター爆弾」「フセインとアメリカ」「急増する戦争被害者」「戦争あかん」と、5つの章に分けて構成しています。イラクから大手メディアが撤退して、もう4年が過ぎました。50人、100人…。 「死者の数だけ」が伝えられるイラクで、実際には何が起きているのか。 その一部を切り取ってきましたので、ぜひご覧ください。 
○上映終了後は、西谷文和監督の解説はありません。監督のお話を聞きたい方は正午までにいらしてください。

・休憩(15分)

『ヒロシマ・ナガサキ』のJPG

(4)16:15~17:41
『ヒロシマ・ナガサキ』 ~白い光、黒い雨、あの夏の記憶~
 スティーヴン・オカザキ 監督作品 2007年/86分
 http://www.zaziefilms.com/hiroshimanagasaki/

 本作は、アカデミー賞ドキュメンタリー映画賞に輝いたスティーヴン・オカザキ監督が、25 年の歳月をかけて完成させた渾身のドキュメンタリー映画である。14人の被爆者の証言と、実際の爆撃に関与した4人のアメリカ人の証言を軸に、貴重な記録映像や資料を交え、ヒロシマ・ナガサキの真実を包括的に描いた本作。被爆者の想像を絶する苦悩に向き合い、彼らの生きる勇気と尊厳を深く受け止め、私たち観る者を圧倒する。

※ 終了後は、会場内ブースコーナーにて核・原発関連ブース出展を18時過ぎまでオープン
※ 掲載されている以外にも、数分の解説が入る場合があります。
ーーーーーーー
では、10時にお会いしましょう!

以下は、二日目の写真です。

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最初のあいさつ


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『いのちの食べ方』の解説


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『9・11とつくられる戦争』で『戦争中毒』のエピソードを語るわたし


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会場入り口、にこやかな受付嬢


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暑い中、ありがとう!


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玄関前に列ができました


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東京ピースフィルム倶楽部のブースでがんばった桑野さん


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東京平和映画祭ディレクターの浅野さんと


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『いのちの食べ方』の後、真弓定夫さんの本を宣伝する玄さんとわたし


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中央の大島さんはわたしたちの知恵袋


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高岩監督の『戦争案内』は大好評


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にぎわうブース


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リバーベンドの本はみんなに読んでほしい


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わたしも応援している「イラク平和テレビ」


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赤峰勝人さんの循環農法を実践する栗源地球村の佐藤


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チベットの詩の朗読をする梅野さんさん


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若い人たちがわたしたちのブースに殺到


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インタビューを受ける


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2008/05/10

デニス・カイン、劣化ウランの真実を語る

飛行機のキャンセルで迂回を余儀なくされ、48時間かけて来日したデニス・カインは、くたくたの体を休める暇もなく、東京学院で行われた最初の講演会に臨みました。どんなに疲れているのだろう、と心配でしたが、話し始めるとどこからかエネルギーが湧いてくるようで、予定の2時間半はあっという間に過ぎてしまいました。参加者は70名弱、スタッフをいれて80人ぐらいでしょうか。会場の教室は満席でした。

デニス・カインのJPG



彼は「自分がいま生きているのが不思議だ、イラクで自分と同じ被曝をした仲間たちの多くはもう逝ってしまった」と語り始めました。彼の不屈の精神と優しさは多くの仲間を失ってきたことからきているのかもしれません。

デニスは医者になりたくて軍隊に入ります。衛生兵として訓練を受け、1991年湾岸戦争に従軍し、45日間のイラク南部空爆(このときに340トンの劣化ウラン弾を米軍はイラク南部とクウェート国境付近にバラまいた)の後、イラクに進軍します。その大地、空気、見るもの、触れるものすべてが放射能汚染されている中を。

彼らが通った道は後に「死のハイウェイ」と呼ばれるようになるクウェートからバグダッドに向かう国道で、デニスは見てはならないものをそこで見ます。人体が半分溶けているのに、ブーツだけが残っているような異様な死体。通常兵器ではあり得ない、何かまったく新しい兵器が使われたことを数えきれない死体から知ります。原爆投下のあと黒こげの炭化してしまった死体の写真を観たことがありますが、それと同じような死体、そしてそれとも違う何かとも形容できない死体。その正体が、この湾岸戦争で初めて使われた劣化ウランだったのです(白リン弾も使われたのではないか、という人もいます)。

デニスは衛生兵としての任務をしながらその数々の死体を写真に納めました。決して報道では観ることのできない写真です。現在は、それらを見せながら劣化ウランの恐ろしさと違法性を訴えています。その彼が米軍の高貴な任務を信じていたのは最初の5、6年で、あとは疑問を持ち、やがては反戦運動に身を投じながら、米軍を2003年に除隊します。

講演会場の東京学院の JPG



わたしがカリフォルニアのパロアルトで彼に初めて出会ったのは、彼が除隊する直前でした。そのときにあげたわたしの名刺をまだ持っていて、成田空港で再会したときに見せてくれたので驚きました。デニス・カインはいつかわたしと再会したいと思い、大事にもっていた、と話してくれました。

わたしは2004年の大統領選の民主党予備選挙に立候補していたデニス・クシニッチ(同じデニスですが、こちらはオハイオ州選出の下院議員)を取材し、かつ応援するために、クシニッチを追ってカリフォルニア各地を回っていたのです。そのときクシニッチの演説する会場で、「アメリカ兵士が劣化ウランで健康を蝕まれ死んでいる。このことに米国政府は対処すべき」と発言したのが、デニス・カインでした。

クシニッチはこの訴えに耳を傾け、のちに劣化ウランに反対している著名な軍人のダグ・ロッキーを招いて、共同記者会見を米国議会でしています。ここでもクシニッチの誠実さをみました。彼のような人が米国大統領にならないことが残念でなりません。

あれから5年、多くのデニス・カインの仲間は病に倒れ、何の治療も受けずに死んでいきました。軍は劣化ウランとの関係を否定したまま。そんな中、彼は劣化ウラン被害者の救済(自分自身を含む)に奔走し、劣化ウランによる体内被曝の恐ろしさを1人でも多くの人に知ってもらうために国内外で講演活動を行っています。

そんなわけでデニス・カインは放射能の直接被曝(体外被曝とも言う)と体内被曝を経験した広島・長崎のヒバクシャたちにも大きな関心を寄せています。そして劣化ウラン兵器を含む全ての核兵器の廃絶を目指して活動を続けています。その姿勢に共感した日本の反核医師の会が今回の彼の招聘をサポートしてくれています。

今回一緒に来日したレベッカさんとはそんな活動の中で知り合いました。彼女はポリティカル・オーガナイザー(政治的な集会などを組織する人)をする中でデニス・カインに出会い、共感し、やがてパートナーとなります。健康食品店で働くパートナーを得たことが、デニス・カインの健康回復に大きく寄与しているのかもしれません。

講演会場の東京学院の JPG

レベッカ|デニス|ゆみ


デニス・カインは今日から約一ヶ月、関西、四国を中心に日本各地を講演しています。詳細は愛媛反核医師の会の曽根さんにお問合せ下さい。

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2008/05/09

デニス・カインがやってきた

今、成田空港にデニス・カインを迎えに行く車中でこれを書いています。昨日到着の予定が彼の搭乗予定の飛行機がキャンセルになり、彼は一日遅れて日本入り。海外から講演者を招聘してのイベント(わたしは、頻繁にそういうのをやりますが)は、本人の顔を見るまでドキドキします。

本当は我が家に一日泊まって、おいしいオーガニックの食事(今は旬のタケノコ、セリ、ウド、絹鞘などが美味しいです)を食べてもらおうと張り切って準備をしていたのですが、今日は空港から講演会場の東京学院(水道橋西口、徒歩2分)へ直行します。

森住卓さんの本の JPG

森住卓さんや豊田さんなど劣化ウランを追ってきたフォトジャーナリストたちも駆けつけてくれるとのこと。心強い限りです。

劣化ウランは静かな原爆です。原爆のように目に見える破壊力はありませんが、呼吸などで体内に取り込まれると(これを体内被曝といいます)と体の中でアルファー線を出し続け、細胞を傷つけます。細胞分裂の盛んな胎児や幼児にとっては恐ろしいことで、イラクでは幼い子どもたちがガンや白血病で次々といのちを落としています。

劣化ウランそのものは確かに天然ウランより放射能が弱いのですが、一度弾丸や兵器として使われ、酸化ウランの微粒子になると、恐ろしく厄介です。酸化ウランの微粒子は人間の細胞よりもずっと小さく、空気中に浮遊して広範囲に拡散します。たとえばバクダッドで使用された劣化ウランは、たった9日間でイギリスで検出(通常の4倍)されました。大気の流れはイギリスで止まることはないので、今や全世界にその微粒子は拡散していると考えたほうがいいのです(当然、日本にも届いているはず)。また酸化ウランになると不溶性(水に溶けない)に変化するので、体内に入り込んだらなかなか出て来ないで、ずっとそこで放射線を出し続けて周辺の細胞を傷つけます。

しかも劣化ウランは原子力発電所に必要な濃縮ウランを製造した「残りカス」ですから、原発を動かし続ける限り無限に生み出され、「ゴミ(廃棄物)」なのでただ同然で入手でき、その上、「劣化ウラン弾」の破壊力は抜群ときています。兵器産業がこの悪魔の兵器をそう簡単に手放すとは思えません(威力があるし、ぼろ儲けができる)。だからこそ、心ある市民が国境を越えてネットワークをつくり、より幼いもののいのちから順に奪っていく劣化ウラン兵器の非人道性を広く知らせて、使用禁止にしていくしかありません。

一人一人の力がここでも試されます。

「劣化ウランは放射能が自然界より弱いのだから安全なのだ」という人たち(政府や業界関係者は、このようにいいます)にだまされないようにしましょう。それでは今晩6時半、東京学院でお会いしましょう!

原爆といえば、今年まで封印されていた広島の原爆投下直後の写真が公開されました。ぜひパートナーの森田玄のブログをご覧下さい(かなりショッキングな写真なので覚悟をしてから観てください。I am sorry, please forgive me, Thank you, I love youと言ってから観ましょう。繰り返さないためにも・・・といってもホ・オポノポノを知らない人には、何のことだか意味不明ですね!)。

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2008/05/06

9条世界会議はスタートライン

9条世界会議は大盛況のJPG

9条世界会議、大盛況、大成功でしたね。市民の力で本当によくここまでやった、と思います。

でも現実をしっかりみましょう。わたしたちが9条世界会議の成功を喜んでいる間も、世界各地で戦争は続き、人々は殺され続け、そして我が国の自衛隊(航空自衛隊)は相変わらずイラクにいきっぱなしで米兵と武器を空輸しているのです。

9条はまだ生きているけれど、まだ生かしきれていません。
9条を本当に現実にするのは、これからです。
そして、それには私たち一人一人の不断の努力がいるのです。

昨日の9条シネマのコーナーも本当にたくさんの人に来ていただいて、200人の会場に立ち見がきっしり。最後には前の方にきて地べたにみんな座ってもらい(こういうことは、2006年の「911真相究明国際会議」のときもありましたね)、すごい熱気の中で『テロリスとは誰?』を観ていただきました。

会場の JPG



おかげさまで持っていった『テロリスとは誰?』のDVDや本は完売で、多くの人がわたしの名刺を持ってかえって、あとから注文する、ということになりました。サイン会も殺到しました。こんな過酷な戦争映画にサインをするというのも、なんかなあ・・(もう少し温かくて、やさしくて、麗しい作品を手がけたいものです)。でも、ま、いっか。

サインをするの JPG



あの映画を日本中の人が観たら(わたしは与党の議員にこそ、観てほしいのですよね)、アメリカの戦争や外交政策に協力することに賛成する人はほとんどいなくなるという確信が、わたしにはあります。だから右も左も関係なく、あの映画を日本中通津浦々に広げたいのです。

そこで、今図書館に寄贈大作戦を始めましたが、図書館に勤務している方から、アドバイスをいただきました。今全国の図書館ではビデオは受け付けていないところが多く、寄贈されても捨てられてしまう可能性があるので、確かめてから寄贈したほうがいい、ということです。

となると、一般の図書館より、卒業した母校の図書館とかに持参したほうが確実かもしれませんね(高校以上じゃないとちょっと難しいかも)。これまでご応募下さった方も、ぜひ図書館に確認してからわたしたちの作品を寄贈していただけるとうれしいです。ありがとうございます。

9条世界会議に来ていた森田ゆりさんが、せっかく関東まできたので、そのまま我が家に寄って、ゆっくり泊まっていきました。いろいろなお話がゆっくりできて本当に有意義でした。

ゆりさんは、わたしと玄さんがこの一年ぐらい実践しているホ・オポノポノに、ずいぶん興味をもってくれました。社会的な活動をして、忙しい人こそ、ホ・オポノポノを知っているとすごくいいと思います(燃え尽きないためにも)。

ゴールデンウィークも終わって、あさってはデニス・カインを空港で出迎えます。いよいよ、彼の全国行脚が始まります。まずは5月9日の東京を皮切りに、日本全国で講演します。お近くの講演会へぜひ。日程、開催都市、主催者
名の順です。
 
 5月9日(金)東京 GPC(きくちゆみ)、たんぽぽ舎 6時半/東京学院にて
 5月10日(土)大阪 保団連近畿ブロック、反核医師の会
 5月11日(日)奈良 反核医師の会
 5月13、14日(火)徳島・高知保険医協会、民医連
 5月15日(木)高松 反核医師の会、保険医協会
 5月16日(金)にいはま 9条の会
 5月17日(土)松山(午後)愛媛反核医師の会・9条守る愛媛県民の会、  
         今治(18時半〜)9条の会
 5月18日(日)広島 保険医協会
 5月19日(月)京都 佛教大学学生サークル ピースアクション
 5月24日(土)和歌山 反核医師の会
 
  ◇◇◆5/9「俺は劣化ウランを見てしまった」◆◇◇
      −デニス・カイン東京講演・演奏会−
 日 時:5月9日(金)18:30〜21:15 終了後、懇談会(別途)あり
 会 場:東京学院会議室(TEL 03-3261-0017)
    JR水道橋駅西口下車2分
 資料代:1000円
 出店ブース歓迎・出店料(机-180センチ-の半分)500円(乞う連絡)
 
 主 催:グローバルピースキャンペーン、たんぽぽ舎
 共 催:東京反核医師の会
 協 力:劣化ウラン兵器禁止・市民ネットワーク
    TEL 03-3238-0056(午前中)

連絡先:きくち ゆみ(04-7097-1011)、たんぽぽ舎・柳田(090-6029-5511)

※デニス・カイン(湾岸戦争より帰還した元アメリカ兵・ロック歌手)
 デニスは、米軍空挺部隊の衛生士官として1991年湾岸戦争「砂漠の嵐」作戦に
 従軍。劣化ウランの威力と恐ろしさを目撃し写真に収めた。ウランが人間の体を
 長期にわたり蝕んでゆく怖さを被害者として経験し証言する。

 彼のことばから——
 「軍隊でわれわれは民主主義を守ることを教えられるが、行うのではない。
 民主主義では戦争に勝てないから、力で勝つのだ。
 想像してみたまえ「人の命」を奪うことを!
 俺たちみんな殺したかったから殺したのではなく、
 殺せと言われたから殺したのだ。
 誰が「人の命」を奪うことを支持するだろうか?
 それならそんな無理強いに従うのはやめよう!
 最後に弔いの国旗に包まれるのは市民なのだ」———デニス・カイン




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2008/04/28

平岡さん、当選おめでとう!/ワークショップ「参加してよかった」/デニス・カインがやってくる

注目の山口2区の衆議院補欠選挙で平岡秀夫さんが当選しましたね。よかったです。これで少しは政権交代に向けて前進かな?今のままの政治じゃ、国民ほとんどがワーキングプアーになってしまうものね(アメリカの軍需産業/軍隊に貢ぎ過ぎ)

≪選挙結果≫  投票率69%
平岡  秀夫 116,348  当選
山本繁太郎  94,404  ×

さて、こちらは2泊3日の超濃密な時間が終わりました。わたしも一緒にソフト断食をやって心身共に軽やかな感じです。

参加したみなさんに最後に書いてもらった感想から声を少し拾ってみます。
「とても内容の濃い三日間でした。温熱療法、操体法は今日から毎日やりたい」
「縁あって、ゆみさんのブログに行き着き、これだ!と直感が。参加してよかったです。第一線でこれらの問題に取り組む人たちの日常での取り入れ方を体験し、身近に感じることができ構えなくてもいいのか、と気楽になりました」
「ソフト断食だったが、辛かった。食に対する考え方、生きることにまた興味がわいた」
「書ききれないくらい感じ学んだ。実習と座学のバランスは素晴らしかったです」
「本当に楽しかった。自分が今知りたかったkとが満載のワークショップでした。」
「今までいろいろ勉強してきたけれど、今回自分1人えも続けていける方法を学べた」
「自分の体をみてもらって、具体的な指針をいただけて、助かりました」

・・・と、どの方もそれぞれ多くの学びや気づきを得て、喜んでかえって下さったので、こちらとしても本当によかったなあ、と思っています。

次回は5月の第4金曜日からの2泊3日です。あと、4名の空きがあります。

9条世界会議のJPG

GW中はみなさん、どこに?わたしはもちろん「9条世界会議」ですよ!
そして、GWがあけたらすぐ、こちら。

  ◇◇◆5/9「俺は劣化ウランを見てしまった」◆◇◇
      −デニス・カイン講演・演奏会−
日 時:5月9日(金)18:30〜21:15 終了後、 懇談会(別途)あり
会 場:東京学院会議室(TEL 03-3261-0017)
    JR水道橋駅西口下車2分
資料代:1000円
 出店ブース歓迎・出店料(机-180センチ-の半 分)500円(乞う連絡)
 
主 催:グローバルピースネットワーク、たんぽぽ舎
共 催:東京反核医師の会
協 力:劣化ウラン兵器禁止・市民ネットワーク
    TEL 03-3238-0056(午前中)
連絡先:きくち ゆみ(TEL 04-7097-1011)たんぽぽ舎・ 柳田真(090-6029-5521)
※デニス・カイン
   (湾岸戦争より帰還した元アメリカ兵・ロック歌手)
 デニスは、米軍空挺部隊の衛生士官として1991年湾岸戦争
 「砂漠の嵐」作戦に従軍。
 劣化ウランの威力と恐ろしさを目撃し写真に収めた。
 ウランが人間の体を長期にわたり蝕んでゆく怖さを被害者
 として経験し証言する。
 軍隊でわれわれは民主主義を守ることを教えられるが、
 行うのではない。民主主義では戦争に勝てないから、
 力で勝つのだ。
 想像してみたまえ「人の命」を奪うことを!
 俺たちみんな殺したかったから殺したのではなく、
 殺せと言われたから殺したのだ。
 誰が「人の命」を奪うことを支持するだろうか?
 それならそんな無理強いに従うのはやめよう!
 最後に弔いの国旗に包まれるのは市民なのだ。
                 デニス・カイン

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2005/11/05

♪ 劣化ウランに被曝した米兵の来日講演会のこと ♪ - 4分33秒 - 1.1MB

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今日はポッドキャストを2回やりました。朝は浜金谷のフィッシュという海の見えるレストランから、森田玄をゲストに。そして、夜はアリレルダイナーという登戸のオーガニックレストランから、映画監督の鎌仲ひとみさんをゲストに。内容は濃いです。ぜひ聞いてください。今日は緊急の鎌仲ひとみさんのほうをまずアップします。

鎌仲さんは映画監督として活躍しているだけではなく、劣化ウランの被害を受けたイラクの子どもたちへの救援活動もされています。「劣化ウラン廃絶キャンペーン」はその多様な活動の一つで、あさって11月7日(月)夜、明治学院大学でイラク帰還米兵のマシューさんご夫妻のお話を聞く会があります。

彼らの愛娘のビクトリアちゃん(1歳4ヶ月)には右手の指が2本しかありませんでした。そのことと、マシューさんの体調不良はイラクでの従軍経験に関係があるのではないか、と尿検査をしたところ、劣化ウランが検出されました。

劣化ウラン廃絶をめざすCADU-JP(劣化ウラン廃絶キャンペーン)では、イラクの人々はもちろん、劣化ウランの危険性を何も知らされずに従軍し、被曝した米兵も同じ犠牲者とみて、情報提供などの支援をしていく予定です。

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11月7日午後3時、有楽町電気ビルの外国人記者クラブで記者会見をするジェラルド&ジャニス・マシュー夫妻(撮影:きくちゆみ)

イラクでの被曝は米兵に限らず、これから自衛隊員にも起こりうる問題です。明治学院大学は最寄り駅が白金台(他に高輪台、白金高輪も近い)。ひとりでも多くのみなさんに聞いていただきたいです。私も通訳として関わっています。

11月6日にも文京区民センターでも、劣化ウランの集会があり、マシューさんがごあいさつをします。私はアテンドと通訳としてこちらにも参加しています。核は、より幼いものほど大きな被害を与えます。大人より若者、若者より子ども、子どもより赤ちゃん、赤ちゃんより胎児、胎児より精子や卵子、という具合に。そして劣化ウランの主成分のウラン238の半減期は45億年という途方もない時間です。今すぐに対策に動かないと、大変なことになります。

未だ米国政府(日本政府も)は、劣化ウランによる健康被害はない、というのが公式見解です。早くこの悪魔の兵器の使用や製造が禁止されるよう、働きかけを続けていきたい(それには、大多数のアメリカ人が知るのが一番早い!)ですね。

11月8日にデイリーヨミウリ(読売新聞の英語版)がジェラルドマシューさん家族のことを記事にしました。
http://www.yomiuri.co.jp/dy/world/20051108TDY04005.htm

11月22日 Japan Times - DU vet: ‘My Days Are Numbered‘
http://www.japantimes.co.jp/cgi-bin/makeprfy.pl5?fl20051120x1.htm


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