シカ科の中でも最大種で、立派な角をもつことでも有名なヘラジカ。だがその角が実はオスのみに生えるもので、しかも毎年生え変わることをご存じだろうか?
2メートルを超えることもあるというオスのヘラジカの大きな角は、実は毎年冬に抜け落ちる。その貴重な瞬間をとらえた映像がネットで話題になっている。
自然豊かなカナダの森で、森林調査のためドローン撮影していたデレク・バーゴンさんが、偶然にも1頭のオスのヘラジカの角が2本とも、いとも簡単に抜け落ちるシーンを目にした。
ヘラジカの角が生え変わるのを知っていたバーゴンさんでさえ、まさかこのタイミングで!と驚いたが、そのヘラジカが去った後には、長さ1m以上もあるフレッシュな角がちゃんと残っていたそうだ。
森で出会った角があるオスのヘラジカをドローン撮影
ヘラジカの角が抜ける珍しい映像は、今年1月初めに雪が積もったカナダの森で、野生動物愛好家であり森林調査員でもあるデレク・バーゴンさんがドローンでとらえたもの。
カナダのニューブランズウィック州の森の中で、樹木の調査をしていたバーゴンさんが3頭のヘラジカに遭遇。
その中に立派な2本の角をもつ1頭のオスのヘラジカがいることに気づき、ドローンで撮影を始めたバーゴンさんは、まもなく信じがたい瞬間を目撃する。
このタイミングで角が2本も!?宝くじを当てたような瞬間
そのヘラジカの体や角には雪が積もっていた。
その雪を払うかのように体や頭を震わせた、と思った矢先、なんと2本の角がいとも簡単に、しかもほぼ同時に頭からボロンボロンととれて落ちた!
これにはバーゴンさんも驚いた。撮ってる途中で、角が少し揺れてることには気づいたが、本当にこのタイミングで落ちるとは思ってなかった。
だが当のヘラジカは、落ちた角に何の未練もないらしくすぐ去っていった。
むしろ動揺したのは角を持たないこっち(人間)だけかもしれないが、ずっと頭にあった角2本をいきなり失っても平気なのか?それとも角が無くなり丸腰になったから急いで去ったとか?
一方リアルで見たバーゴンさんは、この貴重なシーンを「100万回に1回あるかないか」といい、宝くじを当てたような幸せをかみしめた。なお、のちに拾った「新鮮な」2本の角の大きさは1.1mほどだったそう。
確かにこれはかなりのレア体験。もし実際見たら、とっさに拾って「ちょっとあの、落ちましたよ、角!」って追いかけたくなるかもしれない。たとえもうくっつかないとわかっていてもだ。
ヘラジカがもつ角は年に一回生え変わる
実はオスのヘラジカがもつ角は年に一回、繁殖期が終わった後、食べ物が少なくなる冬までにエネルギーを節約するために抜け、春に再び生えてくる。つまり毎年生え変わるわけだが、そのタイミングは一般に2本同時ではなく、1本ずつ時間差で起きるそうだ。
こうした角の生え変わりは、オスのシカたちにとっては毎年のこと。だが実際に角が落ちた瞬間の映像はなかなか見られるものではない。しかも今回は1度に2本だ。
鹿の角ハンターのバーゴンさんも震えた出来事
シカ科ヘラジカ属のヘラジカは、シカ科の中でも最大の種で、世界最大の鹿とも呼ばれている。体長はおよそ2.5~3.0m、肩までの高さは約1.5~2.3mほど。また体重は200kg~600kgにもなり、中には800kgになるオスもいるそうだ。
もとから野生動物が大好きで、冬の間に自然に落ちたシカなどの角を収集する「shed hunter(鹿の角ハンター)」でもあるバーゴンさんにとって今回の出来事は一生の思い出になった。
なお鹿の角狩りは、近ごろお金儲けにもなるとして注目されてるが、バーゴンさんのそれはお金目当てでなく、ただ楽しくて幸せな気分になるからしているだけだ。
森の中にいると楽しいし、運動にもなるからね。ヘラジカを探して見つけるのも面白いし、全然飽きないよ。
今までも落ちた角を発見しては喜んでいものの、この時ばかりは「思わず体が震えてアドレナリンが出たよ」とも語っている。
しかしこの角の生え変わり、抜けて生えるまではどんな気分なんだろう?人間でいう乳歯から永久歯への生え変わりみたいな感じかな。
グラグラしてたけどとれてすっきりした!頭も軽くなったし、みたいな?それとも無い間は不安なのかな?今を時めくAIでヘラジカ語の翻訳が可能になったら真っ先にきいてみたいな。
References:upworthy / theguardian / youtube / wikipediaなど /written by D/ edited by parumo
正装を脱ぎ捨てて、部屋着に着替えた気分かもね
角が取れる時期が近付くとムズムズしたりするんかな。
取れてすっきりしてそう。
ヘラジカ「武装パージ!」シュババ
こんな綺麗にポロっと取れるのんだね
毎年生え変わるから生まれ変わりや若さの象徴として
角が漢方薬になったりシカが神の使いとされたりしてるわけです
昔の人は何かに使ってたのかな❓
>>6
ナイフの柄など各種道具に使えるぞ
髪を15㌢くらい切ると首から上が凄く軽くなるけど
鹿もそんな気持ちかしら
>>7
この例えすごくイメージしやすかったです!
以前ヘアドネーションの為に50~60cm一気に切ったらまるで別世界だったのを思い出したよ。
デカい角を毎年使い捨てるのはむしろエネルギーの無駄な気がするんだけどなあ。
>>8
それを上回るくらい性的魅力が高まるんだろうね。
>>8
人間だって一年で体毛や爪沢山伸びるでしょ
代謝は大事だよ
>>8
喧嘩で使うから消耗品なんじゃねーの?
欠けたもので戦うよりは新品の方が良いっしょ
すっごい。貴重なものを見た
こんな根元からぽろっととれるものなんだねえ
2,3日前から「あ~~~取れそうで取れない!むずがゆい!」って感じだったのかもw
鹿の角ハンターってのがあるんだね
記事の人は趣味みたいだけど売れるって書いてあるし生計がたてられるのか気になるな
>>11
名前は物騒だけど拾うだけなのが良いね
主に冬に集めるとして、本業は別にあるのかも
>>11
鹿の角は犬が大好きな噛みおもちゃになるとか
人間の子供の乳歯がグラグラしてて、ある日いきなりポロリする感覚かな?w
ちょうど動画をさがしてた。
助かる。
なんとなく本人(本鹿)も「うお?!なんやチクッてしたで?!」ってびっくりしてそうな感じがするんだよな( о´艸`о)
ブルブルっと震えたら落ちるもんなんだ!?
抜けた瞬間「?!」みたいに一目散に駆けてくんだな。
他の角抜ける動画でも抜けた直後ビビったように逃げていくんだが、
おまえの角だよ!ってツッコミなってたわ
( ゚Д゚)性根を据えて返答いたせ!、これは犬か?(*_*;「はっ」……鹿か? (*_*;「はっ」……犬か鹿か?
欲しい
鹿的には毎年の恒例行事なんだろうけど観測者はビックリするなw
グラグラし始めたら歩き難そうだし、何かに打付ける必要もなくサクッと落ちるのは良く出来てるなと思う
これなら捕食者にも層々隙見せずに済むもんな
抜けてもまた生えるからいいよね…
>>23
涙拭けよ
>>23
え、髪ならいくらでも生えるけど
>>26
髪とは限らない、歯かも知れない
ええね、落とし物だけを狙う鹿の角ハンターさん
狩猟者とは似て非なるというか
慈しむ心を感じるわ
鹿の角は角質だよ
つまり皮膚とか爪に近い。抜ける時や生える時はむず痒いし、その時にはちょっと出血もするよ
首振ったら眼鏡吹っ飛んでビックリしたときの俺
他の鹿と違ってヘラジカは角が重すぎ、角をつけたまま…いわゆるハンティングトロフィーにすると頭骨が壊れる
角と、その付け根の頑丈な骨だけで飾る
.(ヘラジカ豆知識)
あんな立派な角でも、毎年生やす方がまだ経済的なのか。
ツノだけ見ると鳥がしんでるのかと思っちゃう
角を毎年はやしたり捨てたりするのも大変だがそれを上回る性的アピール、繁殖に有利だということか
向こうの人は雄大な自然があるから、それをメインに生活している人もいるんだな。
まさにエルフの生活そのものだ。
エクスペリアームス!
動画のせいで首の後ろがムズムズする
>>41
ブルブルしたら角が落ちるかも知れないよ