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クモってなんかすごい!世界奇妙な10のクモ

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 クモが苦手な人って結構いるし、クモ恐怖症なるお病気もあるんだけど、知れば知るほど奥深いのがクモの世界。クモの意外な性質や形状を知ることで、クモって面白そしてやっぱり愉快な地球の仲間たちなんだって思ってくれる人が一人でも多く増えたらうれしいんだ。

10:カトウツケオグモ(Bird dung crab spider)

 鳥の糞そっくりに見えるカニグモ科に属するクモの仲間。熱帯系の珍種で、体はでこぼこで刺が生え、腹部もでこぼこだらけだが、つやがある。鳥の糞そっくりに擬態している理由は、近寄ってきたものを捕食する為なんだそうだ。同じ鳥の糞そっくりな、コガネグモ科に属するクモに「トリノフンダマシ」がいるが、こちらは攻撃的擬態ではなく、敵から身を守るためなんだそうだ。

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9:ウィップスパイダー(Argyrodes colubrinus)

オーストラリアの固有種で、現地ではホイップスパイダー(鞭クモ)の名で知られている。枝のようなヘビのような形状をしたクモ。クロゴケグモの仲間なんだそうだけど毒はなく、擬態によって騙された虫を捕食するという。

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8:スコーピオン・テイル・スパイダー(Scorpion-tailed spider)

サソリそっくりな形をしているオーストラリアのクモでこの形状はメスだけが持つものなんだそうだ。こんなに強そうな外見なのだけど毒はもっていない。

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7:バギーラ・キプリンギ(Bagheera kiplingi)

、ハエトリグモの一種で、主に北米南部から中米にかけての熱帯地域に生息している。現在発見されているクモの中で唯一植物を主食とする珍しい習性を持っている。

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6:アサシン・スパイダー(Assassin spider)

体長4mmほどの小さなクモだが、特異な形態とクモを狩る習性で知られているアゴダチグモ科の仲間。その頭胸部の形が独特で、頭が胸部から真上に伸びており、その上に伸びた頭部から鋏角が出て、その先端は頭胸部の下端まで延び、横から見るとサギの首と嘴のような姿である。そこから暗殺グモと名前がつけられたようだ。

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5:ミズグモ(Argyroneta aquatica)

世界で唯一水中生活をするクモである。水際で生活するクモや、時々水中で活動するクモは珍しくないが、水中生活と言って良いのはこの種だけ。

 水中では水草をたどって歩き、また足を掻いて泳ぐことができる。ヨコエビなどの小型の甲殻類や水生昆虫といった水中の小動物を捕らえて餌とする。また、水中に巣を作る。巣は糸を重ねてできた膜によるドームで、ここに空気を蓄え、その中で休息する。空気は水面に出て、後ろ足の間と腹部の微毛の間に通常より厚い空気の層を抱えるようにして潜り、巣内に放すことを繰り返して集める。餌はこの巣に持ち帰って食べる。卵嚢もこの巣の中に作る。

ミズグモの巣

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4:スパイニー・オーブウィーバー(Spiny Orb Weaver)

胴体に強そうなトゲをもつオーブウィーバーはツノグモ(horned spiders)とも呼ばれているそうで、世界中に70種以上いるそうだ。恐ろしい外見にかかわらず無毒。また、クモの巣の端っこに旗のようなものを立て、これにより鳥の遠近感を狂わせ、襲われにくくするという小技もつかうそうだよ。

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3:ピーコックスパイダー(Maratus volans)

オスの腹部には美しい模様があることで知られている。これはメスを引き付けるためなのだそうで、求愛時には、カラフルな腹部を持ち上げ、まるでクジャクが羽を誇示するように振り回すことから、ピーコックスパイダーと呼ばれている。

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2:アゴテンアリグモ(Myrmarachne plataleoides)

その名の通り、アリそっくりのクモ。東南アジアに生息する。その挙動もアリそっくりで、アリのように歩き、アリのように噛み、また痛みを増幅させる2種の成分も分泌するというのだから、アリと思ってうっかり触ると大変なことになる。

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1:ハッピーフェイススパイダー(Happy face spider)

ハワイ島、マウイ島、モロカイ島、オアフ島の雨林に棲むハワイ固有のクモ。ヒメグモ科。5ミリぐらいの小さなクモで、脚は細くて長く、腹部の模様は様々。夜行性で日中は葉の裏に潜んでいるという。

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Top 10 Bizarre Spiders – Top 10 Lists | Listverseより

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この記事へのコメント、37件

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  1. アリグモは日本中どこにもいるよね
    普段昆虫見慣れてない人なら蟻と間違いかねない形と動き

  2. ツノグモみたいなの昔実家に住んでる時よくみたお(´・ω・`)

    1. ※9
      なるほど、アサシン・スパイダーの2枚目の画像には俺も引っ掛かってた

  3. ピーコックスパイダーのお腹の模様、見ようによってはクモの絵が描いてあるように見える。
    自画像?

  4. サシガメの幼虫が混ざってるぞ、まぁこのサシガメも
    中身を吸い尽くした獲物の死体で身を隠す、なかなかホラーな生物だけど

  5. 益虫なのは理解してるが、
    クモだけは絶対好きになれん。
    田舎に居そうな10cmオーバーのアシダカグモとか、
    実物見たらそれだけで気絶しそうだぜ・・・。

  6. アサシンスパイダーの一枚目エイリアンみたいでカッコイイ
    同じアサシン二枚目は複数のアリの集合体のように見えるけどどんな状況だろう

  7. ウィップスパイダーってクモをこの前家で見たぞ@岡山県
    俺の家は山の中にあって結構クモが出るんだけど初めて見るクモだったからよく覚えてる
    クモ自体は殺虫剤かけて殺しちゃったけど・・・

  8. ピーコックスパイダー人気ありそう
    確かに自画像ww
    しかもなんとなく小学生レベルだから萌える

  9. 10番はなんかの料理かと思った。
    味噌和えっぽい。
    突き出しに出てきても気がつかないレベル。

  10. 田舎で暮らせばだいぶ耐性はつきますよ 日本人は昔からクモや昆虫と付き合ってきた 怖いなんて言ったらバチがあたるよ

  11. ピーコックスパイダー綺麗だ。
    ほんと蜘蛛は幅広い進化を遂げてるな~

  12. バギーラとピーコックを実物で見たいなぁ。
    特に前者の植物(種子?)食ってるとこと後者の求愛シーン。

  13. 10番のクモの名前がどこでどう切るのかわからなくて調べた。どうやら加藤正世さんと言う方が発見したみたいで、日本のレッドデータにも載るぐらい珍しいクモらしい。
    なるほど。それで”カトウ”が付くのはわかったが、”ツケオ”は一体何?誰?由来なの?。知っている方いましたら、教えてください。

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