メインコンテンツにスキップ

標高200mの里山で出会った、毛虫の様で毛虫で無い様な奇怪な白い生物

記事の本文にスキップ

20件のコメントを見る

著者

公開:更新:

この画像を大きなサイズで見る

 出会っちゃったらしいんだ。栃木県南部の標高200mの里山の頂上付近の吾妻屋の、作り付けのウッドデッキのテーブルにはいつくばっていたのは、真っ白な毛虫のようで毛虫じゃないみたい奇妙な物体。

 恐る恐る指で触れて見たらその動きが活発になり、何やら必死で逃げるような様は摩訶不思議な動きだったという。ティッシュの端切れみたいなヒラヒラが体から生えて居てそれが妙に動くんだそうだ。

広告の下に記事が続いています

 いったいこの生き物の正体は?っと思ってニコニコ動画にアップしたのだそうだが、カラパイア昆虫部門担当課のおともだちなら、もうわかっちゃったよね。

そう。これはアゲハモドキ(擬鳳蝶蛾)と呼ばれる蛾の幼虫さん。

なんでこんなお名前がついたのかというと、蝶々世界の中では、毒を持っていて強いと言われているジャコウアゲハの雌に擬態していると考えられることからこの名がついたんだそうだ。でも実際にはジャコウアゲハより全然小さいのですぐにわかってしまうんだとさ。

アゲハモドキの幼虫

この画像を大きなサイズで見る
この画像を大きなサイズで見る
この画像を大きなサイズで見る

親御さん

この画像を大きなサイズで見る
この画像を大きなサイズで見る

飛ばずに何故か木に登る親御さん

昆虫の擬態 (平凡社ライブラリーoffシリーズ) (Amazon.co.jpで詳細を見る)
広告の下にスタッフが選んだ「あわせて読みたい」が続きます

同じカテゴリーの記事一覧

この記事へのコメント、20件

コメントを書く

  1. 二百米というと八溝山地の中の山かな
    南部だと小山のあたりかもしれないけど

  2. 個人的にはティッシュヒラヒラ幼虫より、この美しい親が「蛾」だと言うことに驚いたよ。昆虫って深い。蛾と蝶の差って「気持ち悪さ」じゃないんだね。
    …って無知すぎるか私。
    標高200mの栃木南部の山というと佐野の三毳(みかも)山あたりかな?

  3. 外国じゃ蛾とチョウチョを区別しないんじゃなかったっけ・・・。
    違ってたらスマン

  4. >8
    するに決まってるだろw にしても成虫が蛾であると一瞬で判別できるできる自信ないなぁ

  5. 現在日本で蝶と呼んでいるのは、大型の鱗翅目の一部の2つの系統、つまりアゲハ上科とセセリチョウ上科に属している系統のものを、他の雑多な系統群から特に分けて呼んでいるもので、それ以外が蛾という事になります。この2系統を特別視するのは本来バタフライとモスを区別する英語圏の文化に特有の概念で、日本語の蝶と蛾の区分も、明治以降にこれを取り入れたものです。たとえば、大型の鱗翅目の昆虫をドイツ語圏ではシュメッターリンク、フランス語圏ではパピヨンと呼んで、蝶と蛾を区別しません。英語のモスに相当する語はありますが、毛織物を食害するイガ(衣蛾)や、それに似た微小な蛾を指しています。

  6. なかなか こんなに綺麗な白のイモムシは見ないと思うんだ。
    …グラニュー糖…
    すごく甘そうな感じ。

  7. ここ数年家の柿木にこんな感じで身体にコケはやすイもむしがおってな・・・

  8. とまるときに羽を閉じるのが蝶、広げたままなのが蛾、と昔聞いた事があるような。
    例外もいるみたいだけど。

    1. ※16
      蝶と蛾の違いは触角と止まっている時の翅の状態とは一括りでは言えない
      蝶でもダイミョウセセリみたいに翅を広げた状態で止まるのもいれば、アケビコノハの様に翅を立てて葉っぱの様に擬態してみせる蛾もいる

  9. 俺も埼玉の山奥で風にのってるとしか思えない白いモコモコを捕らえてみたら白いモコモコが生えた羽虫だったっ経験いっぱいあるよ。

コメントを書く

0/400文字

書き込む前にコメントポリシーをご一読ください。

リニューアルについてのご意見はこちらのページで募集中!

動画

動画についての記事をすべて見る

昆虫・爬虫類・寄生虫

昆虫・爬虫類・寄生虫についての記事をすべて見る

最新記事

最新記事をすべて見る