【福島原発災害-日本にいる外国人の緊急対応の様子】
で、大規模災害時には、果敢、かつスピーディーに決断する英・米両政府の自国民脱出命令について書きました。
当ブログで報告することは、日本のマスコミが発表するより1日早いようです。そして、正確です。
日本のマスコミは、いったい、どこから情報を取っているのでしょう。
とにかく、遅い!
海外メディアの特派員は、自分で車を飛ばして、真っ先に避難所に入って、被災者にインタビューし、本国に記事を送っているのです。命知らずの取材クルーたちが、命の危険も顧みず情報を取っているのです。
だから、日本のテレビ・ニュースより報告が早く、そして正確なのです。
私には、日本のアナウンサー、キャスターたちが、巣鴨商店街の甘味処で井戸端会議をやっている「のどかな人たち」のように見える。
被災地に入っている日本の取材クルーたちは、人の痛みなど分からない「坊や」ばかり。これでは、何も伝わらない。
彼らは、学者の見解、東電・政府の発表を待っているだけで、自分たちで能動的に行動し、隠されていることを知ろうとしないし、重大なことを報道してもいない。
そして、分析能力もないし、判断力もないのです。
その前に、報道マンとしての使命感の欠片もない。
海外メディアは、日本のメディアの体たらくに、あきれ果てています。
海外は、日本の政府になど、何も期待していない。自分たちで情報を集め、決断し始めているのです。
この記事は、明日、報道されるかもしれません。いつも、そうですから。
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英国政府の対応が一歩進みました
日本からの自国民の退避は、韓国、オーストラリア、ニュージーランド、フランスと次々と始まっています。
中でも、注目される英国政府の対応が、また少々変わりました。
「日本から香港への脱出便が用意されている」とのことです。
これは、「国外に今すぐ逃げろ」という「order(命令)」ではなく、「出たい人は、どうぞ。その際はお助けいたします」といった婉曲な表現。
「British nationals who wants to leave....」という言い方になります。
あくまで、現段階では、自分の決断で、ということなので、津波の被害を直接受けて全てを失ったり、生活の糧を失った英国籍の人たち以外は、このサービスを利用するのに各自600ポンド(およそ7万6千円)の負担になるようです。
英国政府が、本当に自国民の避難に乗り出したら、自己負担など求めないものです。
http://www.fco.gov.uk/en/travel-and-living-abroad/travel-advice-by-country/asia-oceania/japan
ただ、この「サービス」は、あくまで、現時点のもので、英国政府の対応も、刻一刻と変わっています。
今後も、英国外務省の情報更新には細心の注意を払う必要があります。
英国外務省の表現も、時間の経過とともに、「自己責任」から「避難命令」に向けて、刻々と変わっています。
英国政府が、「日本にいる英国籍の人は強制的に退避」と声明を出したら、本当に重大な事態に差し掛かったことを示すからです。
現在、中東暴動の最中にあるバーレーンから、英政府が英国民を半ば強制的に「避難」させています。
今のところは、バーレーン強制退避のほうが切迫した状態を表しています。
日本のマスコミの判断能力の欠如が、英国政府の動向に、いっそう注意喚起させているのです。日本のメディアは、まったく当てにならないのです。
英国政府も、米国政府と同様に、立ち入り禁止区域を、日本政府の指定する30kmから80kmに変えています。
枝野官房長官は、マスコミに、このことを質問されて、「外国人の非難区域が半径80kmと、保守的になるのは理解できる」と、まるで対岸の火事のようなことを言っています。
各国救助隊も、雪の中、活動を続けてくれています。
マスコミは、こうしたことも報道する必要があるのです。彼らには、ジャーナリスティックなバランス感覚は皆無のようです。
ぬくぬくと暖房の利いたスタジオで、計画停電のことばかりやっています。
計画停電のことを扱うのであれば、在宅介護の家族の不安を、もっと報道しなければ何も伝わりません。
厚生労働省は、在宅介護で酸素吸入を受けている重度被介護者の人数さえも把握していないのです。
停電になって窒息死しても「知ったこっちゃない」と言うつもりなのでしょうか。
そして、今、子供が重大な危機に陥っているのです。
厚生労働省の中年の女性報道担当は、薄ら笑いを浮かべてテレビの前に顔を晒しました。世界に報道されているかもしれませんね。
海外メディアは、福島原発のヘリコプターでの冷却水散布の様子を繰り返し流しています。
ニュースでは、原発に関する日本の政府からの正式な「情報」が不安定で、本当に知りたい情報がなかなか入って来ない、と苦言を呈しています。日本にいる自国民の救済も、計画が立たないのです。
政府、官僚、東電の馬鹿連中は、すでに世界中で「有名タレント」なのです。
海外メディアに、怒りに震え涙を浮かべて訴える被災者たち
海外のニュースでは、被災地の方たちの様子も、仔細に伝えられています。
skyなどの主流メディアの特派員が、早くから避難所に行き、インタビューしているのです。ものすごく早い!
「今まで、ずっと、お上の言う事を信じてきて、真面目に働いてきたのに、今、とても後悔している・・」と怒りに震え、涙を流しながらskyの取材に答えていた純朴なおじいさんの姿が印象的です。
被災者は、日本のメディアには、こうしたことは言わないのです。言えないのです。
海外メディアの特派員には、本音で苦しみ・怒りを吐露するのです。
特にskyの特派員には、被災者と対話し、本当の心のうちを聴こうという熱意があります。
外国人特派員の日本語コミュニケーション能力が十分でなくとも、被災者は、「この人なら、オレの苦しみを伝えてくれる」と分かるのです。
だから、外国人特派員の前では涙を流すのです。
そして、これは実際に、世界中に繰り返し流されているのです。
日本のキャスター、取材記者は、どうでしょう。
大災害のときのセレモニーのごとく、おざなりに現地に行き、まるでバーゲンセール会場で我れ先にブランド物のバッグを両手に抱えるおばさんのごとく、強引に被災者から、半ば暴力的に聴き出すだけです。
skyの視聴者たち(海外の人たち)は、
「本当に、政府、マスコミは避難民たちを助けるために、出来る限りの事をやっているのだろうか?
もう1週間が経とうとしているのだから、もっと打つ手があるだろうに」と、政府、マスコミの連中をいぶかしく思っているのですよ。
本当に深刻な福島原発のニュース報道を打ち切り、お笑いタレントや、芸のないアイドル・タレントの三文番組を流し続けている民放。
国民の最大の関心は、被災地の現状、福島原発での自衛隊の活動状況なのですよ。
局の編成は、経営幹部に噛み付く気概はないのでしょうか。
日本人が、どうもおかしくなっています。
海外で、福島原発の動向を注意く見守ってくださっているみなさん、重要な情報をありがとうございます。
原子炉時限爆弾 [単行本]
広瀬 隆 著 2010/8/27刊
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で、大規模災害時には、果敢、かつスピーディーに決断する英・米両政府の自国民脱出命令について書きました。
当ブログで報告することは、日本のマスコミが発表するより1日早いようです。そして、正確です。
日本のマスコミは、いったい、どこから情報を取っているのでしょう。
とにかく、遅い!
海外メディアの特派員は、自分で車を飛ばして、真っ先に避難所に入って、被災者にインタビューし、本国に記事を送っているのです。命知らずの取材クルーたちが、命の危険も顧みず情報を取っているのです。
だから、日本のテレビ・ニュースより報告が早く、そして正確なのです。
私には、日本のアナウンサー、キャスターたちが、巣鴨商店街の甘味処で井戸端会議をやっている「のどかな人たち」のように見える。
被災地に入っている日本の取材クルーたちは、人の痛みなど分からない「坊や」ばかり。これでは、何も伝わらない。
彼らは、学者の見解、東電・政府の発表を待っているだけで、自分たちで能動的に行動し、隠されていることを知ろうとしないし、重大なことを報道してもいない。
そして、分析能力もないし、判断力もないのです。
その前に、報道マンとしての使命感の欠片もない。
海外メディアは、日本のメディアの体たらくに、あきれ果てています。
海外は、日本の政府になど、何も期待していない。自分たちで情報を集め、決断し始めているのです。
この記事は、明日、報道されるかもしれません。いつも、そうですから。
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英国政府の対応が一歩進みました
日本からの自国民の退避は、韓国、オーストラリア、ニュージーランド、フランスと次々と始まっています。
中でも、注目される英国政府の対応が、また少々変わりました。
「日本から香港への脱出便が用意されている」とのことです。
これは、「国外に今すぐ逃げろ」という「order(命令)」ではなく、「出たい人は、どうぞ。その際はお助けいたします」といった婉曲な表現。
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あくまで、現段階では、自分の決断で、ということなので、津波の被害を直接受けて全てを失ったり、生活の糧を失った英国籍の人たち以外は、このサービスを利用するのに各自600ポンド(およそ7万6千円)の負担になるようです。
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今後も、英国外務省の情報更新には細心の注意を払う必要があります。
英国外務省の表現も、時間の経過とともに、「自己責任」から「避難命令」に向けて、刻々と変わっています。
英国政府が、「日本にいる英国籍の人は強制的に退避」と声明を出したら、本当に重大な事態に差し掛かったことを示すからです。
現在、中東暴動の最中にあるバーレーンから、英政府が英国民を半ば強制的に「避難」させています。
今のところは、バーレーン強制退避のほうが切迫した状態を表しています。
日本のマスコミの判断能力の欠如が、英国政府の動向に、いっそう注意喚起させているのです。日本のメディアは、まったく当てにならないのです。
英国政府も、米国政府と同様に、立ち入り禁止区域を、日本政府の指定する30kmから80kmに変えています。
枝野官房長官は、マスコミに、このことを質問されて、「外国人の非難区域が半径80kmと、保守的になるのは理解できる」と、まるで対岸の火事のようなことを言っています。
各国救助隊も、雪の中、活動を続けてくれています。
マスコミは、こうしたことも報道する必要があるのです。彼らには、ジャーナリスティックなバランス感覚は皆無のようです。
ぬくぬくと暖房の利いたスタジオで、計画停電のことばかりやっています。
計画停電のことを扱うのであれば、在宅介護の家族の不安を、もっと報道しなければ何も伝わりません。
厚生労働省は、在宅介護で酸素吸入を受けている重度被介護者の人数さえも把握していないのです。
停電になって窒息死しても「知ったこっちゃない」と言うつもりなのでしょうか。
そして、今、子供が重大な危機に陥っているのです。
厚生労働省の中年の女性報道担当は、薄ら笑いを浮かべてテレビの前に顔を晒しました。世界に報道されているかもしれませんね。
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海外のニュースでは、被災地の方たちの様子も、仔細に伝えられています。
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被災者は、日本のメディアには、こうしたことは言わないのです。言えないのです。
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特にskyの特派員には、被災者と対話し、本当の心のうちを聴こうという熱意があります。
外国人特派員の日本語コミュニケーション能力が十分でなくとも、被災者は、「この人なら、オレの苦しみを伝えてくれる」と分かるのです。
だから、外国人特派員の前では涙を流すのです。
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日本のキャスター、取材記者は、どうでしょう。
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「本当に、政府、マスコミは避難民たちを助けるために、出来る限りの事をやっているのだろうか?
もう1週間が経とうとしているのだから、もっと打つ手があるだろうに」と、政府、マスコミの連中をいぶかしく思っているのですよ。
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