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原発再稼動、福島の子供に一切触れなくなった日本の“勘違い”ファーストレディー

元レバノンの日本大使だった外交官の天木直人氏が、今年の4月8日、自身のブログで安倍晋三夫人の安倍昭恵に、「福島の母子を一刻も早く救出するよう」公開直訴状を書きました。

以後、一向に応答がないので失望した、という話。

なぜ天木氏が、メールではなくブログで訴えたのかというと、昭恵は、第一安倍内閣のときからブログを立ち上げたり、最近は、フェイスブックなどでも活発な言論活動を行って、“内助の功”を発揮しているからです。

これについて、昨日(5月31日アップ)、彼女自身が朝日新聞のインタビューで、

オープンにすることが、私の危機管理だと思っています。
主人は話すとすごく面白い人なんです。
今はマスコミとFBやラインなどを上手に組み合わせています。
こういうツールがあるので、前内閣のときよりいい時代になったかもしれませんね」

と答えています。

この記事を読んで天木氏は、「ネットに精通しているのだから、昭恵夫人が自分の公開直訴状を読んでいないはずはない。彼女は福島の人々の救出には関心がないのだろうか?」と、同日、ブログに書いています。

彼女自身、「オープンにすることが私の危機管理」だと世間に話しているのですから、天木氏の公開直訴状にも、なんらかの意思表示を示してしかるべきでしょう。

私たちと違って、政治的な発言を制限されている皇族の血筋の方でさえ、国に対して「原発は一刻も早く全停止すべき」と明確な意見を述べているのですから、昭恵がこれに応答できない理由など、どこにもないでしょうに。

天木氏が昭恵に、「公開直訴状」を書いたのは、今までも元駐スイス大使の村田光平氏や、元国連職員の松村昭雄氏が野田内閣や、自民党の安倍晋三(選挙前)に福島第一原発4号機の使用済み燃料プールの危険性や福島の子供たちの救出を直に訴えてきたのに、一切無視されたことを知っているからでしょう。

それなら、インターネットを駆使している“ファーストレディーの目に確実に留まるように、ということです。

そもそも、安倍晋三の内閣官房長官時代に、彼に銀座ママの愛人がいたとかで不倫騒動が持ち上がり、夫人との間が別居状態だったことが言われて以来、不仲説が消えず、今でもこうした記事が定期的に出てくるのです。

これじゃあ、昭恵にいくら伝えたところで安倍晋三に届くはずがないでしょう。

彼女が、今、いちばん関心があるのは、去年の10月に東京・神田にオープンした郷土料理居酒屋サロンの経営であり、自分の名前を名義貸しすることによって、安倍の地元、山口県で作らせている『昭恵米』の評判であり、韓国のミュージカルを鑑賞することであるようです。

安倍晋三の総理大臣就任早々、「山谷や釜ヶ崎を夜回りしてご飯を作ってあげたい。この間は女子アナに間違われました」などと、その天衣無縫ぶりを披露したり、「私の周りには主人の政策に共感できないという人たちもいるので」と、夫の足をひっぱるようなことを臆面もなく言ったりと、なんとか、この飛んでる女性を、「新しい日本のファーストレディー像」として取り上げようとしたマスコミも、これでは、とうとうギブアップか。

安倍晋三をマンセーするB層からさえ、「お花畑夫人」とか、「自分の旦那さんを信じないでどうする」、「いい加減に目を覚ませ!」といった批判が集中し、「安倍首相の弱点は昭恵夫人だ」と容赦のないコメントを浴びせられるようになってから少しは反省したのか、先月下旬、夫がミャンマーを訪問したときは、日本のNPO法人が開校を支援した「ザルン寺子屋」を訪れ、「教育は重要です。勉強してたくさんの夢を持ってほしい」と語り、子供たちに鉛筆とノートを贈ったとか。

彼女は、別のメディアでは、「私はミャンマーで学校を3校作っている」と言っているので、この「ザルン寺子屋」も、その一つなのでしょう。

彼女にとって、福島の子供たちより、ミャンマーの子供たちのほうに関心があるようです。

ミャンマーの子供たちのことはフェイスブックで発信するのに、原発どころか、時間の猶予がない福島の子供の救出には一切触れなくなったのです。

去年12月の衆院選前と直後、さまざまな場での昭恵の発言に人々は、てっきり「昭恵夫人は反原発派だ」とばかり思っていたようですが、見事に当てがはずれたようです。

世間では、少なからず昭恵パッシングが起こっているようですが、どうしてどうして、原発推進政党のトップの妻として、日本のファーストレディーとして、立派に夫を支えているではないですか。

夫婦で互いに仮面を着けながら、福島の子供が視覚に入らないようにして。







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