広島瀬戸内新聞ニュース号外 西日本大水害から5年 安倍政権の危機管理のお粗末さと90年代からのネオリベ政治の矛盾噴出
2023年 07月 06日
https://youtu.be/GzoMYjHl_MY
広島市で72hに444ミリ、呉市465ミリの大雨
死者・行方不明者
広島県114
岡山県64
愛媛県27
広島県は土砂災害
岡山県は河川の逆流(バックウォーター)による平原地帯の洪水
7月5日(金)
赤坂自民亭
夜いったん小康状態
7月6日(土) 朝から10mm~20mmのやや強い雨が長時間降り続く。17-18時 広島市で41ミリ。18ー19時48ミリ
これが「決定打」となりまず安佐北区で大被害。
ついで南区~海田町~安芸区のライン、さらに江田島市~坂町~熊野町のライン、そして呉市~東広島市のラインへと移動しながら大被害を与えていく。最終的には三原市、尾道市、福山市などの県東部、さらには岡山県倉敷市などに大きな被害を与えながら東方へ。
7月7日(土)
「7日(土)朝8時半に報道されていた被害状況は以下でした。
三原市で1人死亡、4人不明。
福山市で1人死亡。
竹原市で4人不明。
府中市で1人不明。
東広島市で1人死亡、不明者相次ぐ。
呉市で2人不明。
坂町でも2人不明。
広島市安佐北区で2人不明。
東区で土砂に埋まった人?
安芸高田市で1人死亡。
4人死亡、15人不明というのがこの段階での被害報道でした。
本当に被害が大きかった坂町、呉市、広島市安芸区、熊野町などの被害が小さめに報道されているのが特徴です。しかし、それは、これらの地域が道路や鉄道の寸断で孤立してしまったから把握されていないだけだったのです。
筆者はそれでもこの日は太田川を渡って、老人ホームに出勤して仕事をしました。
太田川河川敷のゴルフ場はすべて水没していました。
ゴルフ場の常連客とみられる男性が、ゴルフ場の従業員に詰め寄り「いつになったらゴルフができるようになるのだ?!」とおっしゃっていたので、従業員も困っておられました。人間、好きなことのためには非常事態もそっちのけなのだ、ということを感じました。
しかし、一般市民である「普通のおっさん」はそれでよくても内閣総理大臣が、相変わらず宴会三昧では困ります。
安倍晋三さんは、結局、ずっと毎晩、総裁選対策の宴会をしておられたようでした。
7日22時には全国で47人死亡、49人不明で広島では23人死亡22人不明と報道されました。22:30には全国で47人死亡、64人不明となりました。事態の把握が進むにつれて死者と行方不明の合計が増えていったのです。」
7月8日(日)にようやく非常対策本部
西日本大水害2018から4年 改めて振り返る〈2〉「宴会とカジノ」優先だった故・安倍晋三さん さとうしゅういち
西日本大水害2018から4年 改めて振り返る〈3〉 総裁選対策「だけは」万全だった故・安倍晋三さんの夏 さとうしゅういち
「◆「ボランティアが足りない」という無責任報道のマスコミ 足りないのは公務員、復旧のプロ
マスコミもマスコミです。このころから、「ボランティアが不足している」、という報道が繰り返されました。日本人の多くがボランティア=ただ働きと誤解しておられるようですが、本来、英語のボランティアとは志願兵とかそういう意味です。自発的という意味です。従って、そもそも、「ボランティアが不足」というのは意味をなさない文章です。ボランティアをあてにしないといけないようなこの国の在り方が問題なのです。
そもそも、ボランティアに行く市民にも生活があります。ボランティアは「無尽蔵」ではないのです。1995年の阪神淡路大震災を契機に災害ボランティアはもてはやされた。それは確かに尊いことです。ただし、それに頼りすぎてはいけない。ところが、1990年代以降、日本はボランティアに頼りすぎる一方で、プロを弱くしすぎた。具体的には、公務員を減らしすぎたのではないでしょうか?
広島県内でいえば、86あった市町村を23に減らした。吸収合併された地域では、市役所・町村役場が出張所に格下げされて手薄になった。政治でも地域出身の議員がいなくなって、地域の声が届きにくくなったのは、筆者自身が参院選広島再選挙で県内全域を回らせていただき、実感しました。
これらについては安倍さんだけの問題ではありません。長年の自民党政治、あるいは自民党を右からあおった維新政治の問題です。しかし、結果としてマスコミの報道が、当時の権力者である安倍さんに対して、地方自治体の執行体制を改善させるように促さなかったのも事実ではないでしょうか?マスコミの皆様にも反省を促します。」
by hiroseto2004
| 2023-07-06 00:01
| 西日本大水害(2018西日本豪雨)
|
Trackback