強い冬型の気圧配置の影響で、県内は山沿いを中心に積雪の量が増え、大雪になっています。
１０日にかけて大雪が続く見込みで、積雪や路面の凍結による交通への影響などに十分注意が必要です。
気象台によりますと、強い冬型の気圧配置の影響で、世羅町と神石高原町のけさの最低気温がマイナス８.８度となるなど、県内の各地でこの冬一番の厳しい冷え込みになったほか、北部の山沿いを中心に雪が降り、大雪になっています。
午後５時の積雪は、庄原市高野で１０４センチ、北広島町の八幡で９８センチ北広島町大朝で５３センチで、この２４時間で３０センチほど雪が積もりました。平年の積雪の５倍以上に達しているところもあります。
西日本には、この冬一番の寒気が流れ込み、県内は１０日にかけて大雪が続く見込みです。
９日夕方までの２４時間に降る雪の量は、いずれも多いところで、北部と南部の山沿いで５０センチ、北部の平地で３０センチ、南部の平地で１５センチと予想されています。
その後も雪は続き、９日夕方から１０日夕方までの２４時間には、いずれも多いところで、北部の山沿いで５０センチ、南部の山沿いで４０センチ、北部の平地で２０センチ、南部の平地で１０センチと予想されています。
県内は１０日にかけて、気温が平年よりかなり低い状態が続く見込みです。
気象台は、積雪や路面の凍結による交通への影響や、電線や樹木への着雪、それに水道管の凍結などに十分注意するよう呼びかけています。
雪のため県内では高速道路などに影響が出ています。
松江自動車道は、三次市の三次東インターチェンジと島根県雲南市の三刀屋木次インターチェンジとの間の上下線で通行止めとなっています。
また、ＪＲ西日本によりますと、木次線は庄原市の備後落合駅と島根県の木次駅との間で８日は終日、運休を決めています。
芸備線は三次駅と備後落合駅の間で８日の上りの最終と９日の下りの始発の運転を取りやめます。
