岡山県知事、地元航路の存続問題で「高速料金値下げの国が責任を」と訴え : 広島瀬戸内新聞ニュース（社主：さとうしゅういち）

岡山県知事、地元航路の存続問題で「高速料金値下げの国が責任を」と訴え
2010年03月23日交通岡山さとうしゅういち

http://www.janjannews.jp/archives/2927301.html

今後、高速道路無料化が行なわれれば、今回のようなことは、航路だけでなく、ＪＲなどについても起きてくるでしょう。瀬戸内地方だけでなく、全国で起きかねない。
　
　そのとき、国はどう責任を取ってくれるのでしょうか？　そういう不安が、日本全体にあると思います。

今までも、日本において、交通の施策があまりにもバラバラだったのではないでしょうか？　日航の経営危機は、野放図な空港設置があるわけです。陸では、過剰なクルマ社会化で、公共交通が不便となり、高齢化が進んだ今になってあわてている実態もある。
　
　そのあたりの交通全体のビジョンを国が責任をもって策定する。その際、地方自治体や住民としっかり協議する。
　
　今までのあり方は、逆に、国が勝手に高速を値下げしておいて、対応は地方に丸投げすると言う無責任なものだったわけです。それを逆にしていかねばならないのです。
　
　民主党や社民党は「交通基本法」を野党時代に国会に提出しています。是非、与党となった今こそ、総合的な交通ビジョンへ向けた国民的な議論を喚起し、いい法律を作らねばならない。それとともに、直面する課題について国が責任を持っていただきたい。こう考えます。

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