雀ヶ森レン(すずがもり レン)とは、TVアニメ「カードファイト!! ヴァンガード」シリーズの登場人物である。
担当声優は、阿部敦(日本語版) / Roger Rhodes(英語版)。
僕は徹子ではありません。貞子でもありません。
ヤンホモでもありません。
圧倒的な実力差を見せつけて前回の全国大会優勝を果たしたフーファイターのリーダー。
その次元の違う強さは見るものを強烈に惹きつける。つかみどころのない性格をしており、彼が心の内で何を考えているのか知る者はいない。
高校1年生(実際高校に通っているかどうかは不明)。誕生日は12月12日の射手座で、血液型はA型。
第23話「運命の出会い」にて初登場。姿自体はOPで登場していたものの、本編に現れたのは2クール目終盤となった。
「フーファイター」という組織の総帥であり、その中でもトップの実力を持つメンバーで構成された「チームAL4(アペックスリミテッドフォー)」を率いるリーダー。普段はボーッとしているが、いざヴァンガードのこととなると雰囲気が一変し、挑発的な態度をとる。 その態度は物語が進むに連れ、徐々に尊大になっていく。
カードの声を聞き、ファイトの流れを読む「PSY(サイ)クオリア」という能力を有している。
この能力を手に入れてからレンは今までのファイトで全戦全勝し、全国大会でも圧倒的な強さで優勝を果たした。PSYクオリアの力に魅入られ、“力こそ全て”という思想を持つ。
台詞回しが非常に痛々しい為、厨二病疑惑が持ち上がっている。全国大会では、個室でどこぞの帝王様のようなポーズで座っていたり、女性同士のファイトを百合の花を持ちながら観戦するなど、その疑惑は更に高まっている。なお、全国大会での個室は「徹子の部屋」と呼ばれ、今日も明日もゲストが来るのを待っている…らしい。
また、後述する櫂トシキおよび先導アイチとの三角関係のような様相はまるで昼ドラのようであり、視聴者から厨二病に加えヤンホモの疑惑までかけられることとなった。更にレンが使用するヴァンガードファイトグローブの色は櫂と同じである。おそろい疑惑がたっている。
チームQ4、チームカエサルらも参加している「VFサーキット」アジア大会・ソウルステージに、新メンバー・櫂トシキを加えた「チームNAL4(ニューエーエルフォー)」として電撃参戦する。
全国大会決勝戦にて先導アイチに敗北し、PSYクオリアの闇から解放されたことで、かつてのように天然で純真な性格に戻っている。けど少しあざとい。 また、気まぐれでデッキを変えたり、戸倉ミサキを「ミサッキー」とあだ名で呼んだりするなど、かなり自由な行動もとるようになっている。
服装も、第1期で羽織っていた肩パッド黒コートを脱いで、カジュアルな微ジュアル系のものになった。萌え袖あざとい。
ソウルステージにてアイチとファイトした際、クソガムさん立凪タクトによって再びPSYクオリアの力に目覚めるが、以前ほどの人格変化は起こっていない……というより、ほとんど変わっていない。
アイチとは違い、PSYクオリアおよびシャドウパラディンに関する記憶は全て失くしており、使用クランに違和感は覚えていない。それどころか自身の使うゴールドパラディンに対して「すごいカードがいっぱい」「櫂の使ってるクラン(なるかみ)よりもかっこいい」と大変気に入っている様子。
しかし、PSYクオリアの力を再び手にしてからは「他に自分に相応しいクランがあるかもしれない」という感覚も抱き始めたようで、いろいろなクランのデッキを使用してファイトするようになる。
第84話にて料理が得意であることが判明した。ただし櫂のような正統派の料理上手ではなく、「食材の声を聞いて料理する」という、ある意味レンらしい破天荒な方向性の料理上手である。彼の手に掛かれば、すべて下拵えなしで丸ごと鍋へ放り込み水さえ一切加えずに調理した野菜や魚介類も絶品のハヤシライスへと姿を変える。
フーファイター傘下の学校法人が経営している私立校・福原高校の2年生。
上下ともに白のブレザースタイルのホストっぽい制服を着用しており、髪型も耳の後ろの髪束を耳に掛ける形で残したポニーテールに変更された。なお、ブレザーの下のカッターシャツは安定の萌え袖仕様である。やはりあざとい。
また、同校ヴァンガード部の部長も務めている。しかし部長として行うべき業務は副部長である鳴海アサカが、指導などは同校を卒業しOBとしてコーチを務める新城テツがそれぞれ行っており、レン自身の部長という立場も曰く「テツが無理矢理押し付けた」形で就いたものである。ヴァンガード部の仲間であるテツやアサカ、スイコのことを大切に思っている。
福原高校をVF甲子園優勝に導いた張本人であり、その功績は福原の名を世に知らしめるきっかけにもなり、後のシリーズのキャラクターにも大きな影響を与えている。
性格は、一言でいえば第1期と第2期の中間テイストとなっている。
本来のマイペースかつ天然で掴みどころのない性格が基本となってはいるのだが、PSYクオリアの力に溺れていた頃の記憶が戻っているためか、どちらかと言うと第1期寄りの雰囲気を醸しており、全体的に第2期の時よりも凛々しく落ち着いている。圧倒的な強さと、第1期を彷彿とさせる風格や不敵さで以て、時には主人公よりも主人公らしい活躍を見せてくれることも。
第3期と同様、福原高校の一生徒兼フーファイターの当主として、アサカやテツと共に平和な日常を送っているようだ。(ただし、第3期で同校へ編入してきたスイコの、福原高校および同校ヴァンガード部の在籍如何については不明。)
リンクジョーカーによる世界侵略騒動が収束した数日後、アイチの手掛かりを求めて訪ねて来た櫂に対し、当初は他の人物と同じように、アイチに関する記憶がないらしい言動を取っていた。しかし、櫂がレンの態度を訝しんで再度訪れた時には「カトルナイツ」のことを知っているかのような反応を見せる。
誰かと何らかの“約束”をしており、アイチについても何か知っているものの“約束”の関係で口外できないようである。
アイチのことを聞き出そうと櫂が挑んできたファイトでは、アイチを探し求める櫂の決意・櫂が信じるアイチとの絆が本当に正しいのか、それを根拠に仲間を巻き込むのは櫂の独善ではないかと指摘、そんな櫂の正義を断ち切ることこそ己の正義であるとして櫂を非難する。だが、石田ナオキや三和タイシのアイチおよび櫂への強い思いと、そんな仲間達の思いに応えてこのままアイチの許へ行きたいという櫂の覚悟を聞いて認めるに至り、彼らに手掛かりを与えた。
余談だが、「手掛かりをありがとう」という櫂の礼を聞いて、レンは「イラッとするやらこそばゆいやら」とコメントしていた。櫂の変化については昔馴染として少々複雑な様子である。
後に、カトルナイツ内部の問題が発生した際に蒼龍レオンとともに馳せ参じる。
元々カトルナイツ入りをアイチに打診されていたが、アイチを封印するという事態に首を縦に振りきれず、不干渉の立場に落ち着いていた。しかし、先述の櫂の様子を見て考えを改めたのか、櫂の味方としてその場に現れたのだった。
ただし、リアルファイト(能力バトル)にて櫂達を救出した以外の活躍はなく、観客要員になってしまっている。
本作でも登場。作中の大会「メサイア・スクランブル」への招待状を受け取るが、大会前に登場した伊吹コウジの急襲を受ける。
謎のユニット「根絶者」の力を受け、グレード2にライドした状態で敗北。《シャドウパラディン》というクランごと「デリート」されてしまうことになった。
その状態でカードキャピタルに現れ、伊吹コウジの存在を面々に知らせ警告する。
なお、彼の名誉のために付け加えておくが、伊吹の使用したカードは《威圧する根絶者 ヲクシズ》。
その効果はグレード2にデリートした場合非常に強力なパターンを形成できるため、レンがグレード3にライドできずに敗北するという状況も納得のいくものだった。正確なファイト状況は不明だが、少なくとも相手が伊吹コウジであれば実際戦術パターンとしてありうる事態である。
G1期の時点でヴァンガード普及協会ドラゴンエンパイア支部のイベントに顔を出しているのが確認できる。
台詞はないが、主人公・新導クロノ達の作った「ドラゴンエンパイア焼き」を購入して食べ歩いていた。
後にイブッキー伊吹コウジの指名により、神崎ユウイチロウの退陣した同協会のユナイテッド・サンクチュアリ支部の支部長に就任している。
本格的な登場はG2期「ギアースクライシス編」。フーファイターのノウハウを同支部の運営に流用し、同期のユナサン支部はヴァンガードに打ち込める場所として成功を収めている。とはいえ、支部長としての仕事をしているのは殆どテツだが・・・。
一方で、彼がユナサン支部長に就任したことで、彼のカリスマ性に惹かれた人間はユナサン支部に行ってしまい、母校の福原高校のヴァンガード部の人材までついてきてしまったことで同部は結果を残せなくなり、フーファイター傘下にも関わらず廃部寸前になってしまうという事態をG4期「カードファイト!!ヴァンガードG NEXT」の裏設定にて招いていたことが明かされている。罪作り。
やはり他のレジェンドファイター同様伊吹コウジと繋がりがあったようだが、伊吹の思い通りに動くのは癪ということで、Gクエストの制覇基準点「ジェネレーションマスター」に王手を賭けたチーム・トライスリーに対し、「ユナサン支部のGクエストで優勝したらご褒美をあげる」と言い残し、同支部のGクエストで初めてレン本人が「チームAL4」の大将として参戦、予選を勝ち抜いたトライスリーに立ちはだかる。
「チーム・トライスリーvsチームAL4」戦は特殊ルール「リレーションファイト」で行われる。先鋒は5ダメージ、中堅は3ダメージを受けると盤面と手札をそのまま後のファイターに引継ぎ交代し、デッキは各々のものに交代。交代したファイターは初期手札5枚に加えチームメイトの残した手札・盤面で戦うことになる。3Dバトルシステム「GIAS」を使用しているからこそ問題なく実現可能な特殊ファイトである。その戦略により矢作キョウ・鳴海アサカ両名が残した大量の手札を抱え、大将としてチーム・トライスリーの前に立ちはだかる。
以降も「Plan.G」を始めとした対明神リューズの頭の一人として動いているが、外遊調査のためユナサン支部をテツに任せ外出していたため、支部長で唯一ユニット召喚による惨事に巻き込まれなかった。代わりにユナサン支部は破壊し尽くされ、テツが負傷したが・・・。
漫画版においては、櫂との出会いの経緯がまた違うものとして描かれている。それについては後述。
アニメ同様フーファイターの首魁であり、完璧主義の父親に家庭内暴力を受けていたという過去が描かれていた。
その後アジアサーキットにて好成績を収めている描写が存在し、アイチが高校生に進学した後の話では3期に準拠した様子が描かれている。
櫂とも良好(?)な関係を築くことができたようで、とある事態が起きた際、櫂の自宅に泊まり込んでいる。(最初櫂は拒否していたが)
ちなみに、アイチ高校生編で立凪タクトと相対した際、作中初めて一人称「オレ」を使用している。
変態めいたねっとりとした痛々しい厨二病的な妖しい言い回し、もしくは電波天然であざとい天真爛漫な発言が全体的に目立つ。
特に、初登場した第23話における「君が切り札になりそうだね…」「いいですねぇ、その眼…」などの発言は、アイドルのイラストが描かれたカードや対戦相手の女性をニヤケ顔で眺めながら為されたものだった為、初登場にして即「コイツは変態キャラなのではないか?」と囁かれていた。
ちなみに「『THE』かぁ…かっこいい!」は、櫂が後江から引っ越した後の時期の回想(第49話)内で、スタンドアップ時に「THE」を付けてこの頃から既に厨二病を患いファイトする櫂にレンが感銘を受けて言った台詞である。その厨二病が伝染した影響なのか、レン自身もこれ以後「THE」を付けファイトするようになった。
天真爛漫な発言は、第1期ではほぼ回想シーンのみだが、第2期以降は割と普通に聞けるようになる。中でも第2期は天然発言の比率が最も高く、PSYクオリアおよび櫂トシキがレンに与える影響力の強さを改めて思い知らされる。
なお、第3期終盤において、第1期でのヤンホモ闇堕ち時代を彷彿とさせるねっとりした言い回しが復活した。もちろん内容は櫂トシキに関わる発言である。
第23話にて≪バミューダ△≫と≪オラクルシンクタンク≫の混合デッキを使用。
アイドルにシスター、妖精などを集めた女性ユニットばかりのデッキで、本人曰く「プレイヤーの手腕が問われるデッキ」(1体だけクランには関係ない虫らしきカードが混ざっていたが、一応女性ユニットである)。ただし、このデッキはウルトラレアにより貸し出されたもので本人のデッキではない。
本来使用するクランは、≪シャドウパラディン≫。
≪ロイヤルパラディン≫の一部に渦巻いていた負の感情を支配し、奈落竜が創設した、ユナイテッド・サンクチュアリの第3勢力。かつては聖騎士団に所属していたユニットたちが多数を占めるため、ロイヤルパラディンと対になるユニットが多く存在する。
アイチが『ブラスター・ブレード』を「僕の分身」と呼ぶのに対し、レンは『ブラスター・ダーク』を「我が分身」と呼ぶ。
ロイヤルパラディンと同じく、サーチやスペリオルコールできる能力を持ったユニットが多いため、安定性や展開力に優れている。しかし、シャドウパラディンはその展開したユニット(仲間)を犠牲にすることで力を得る、ロイヤルパラディンとは真逆の戦い方をするのが特徴である。
封印された≪ロイヤルパラディン≫≪シャドウパラディン≫≪かげろう≫の英雄を解放するために立ち上がった騎士団≪ゴールドパラディン≫で構成されたデッキを使用。
所属しているユニットの中には、かつてロイヤルパラディン及びシャドウパラディンに属していたユニットも存在する。
第2期では使用するクランが先導アイチと同じになり、使用するカードもいくつかは同様だが、レンの使うユニットは仲間を退却させることで効果を発動する、シャドウパラディンの特性に似たものを多く使う。
また、第82話ではテツから≪ダークイレギュラーズ≫のデッキ、第85話では先導エミから≪バミューダ△≫デッキ、マケミ森川カツミからG3デッキを借りて使用。デッキを変える理由として、レンは「他に自分に相応しいクランがあるんじゃないか」「他人のデッキを使うことで自分のデッキが見えてくる」と持論をミサキに語っている。
使用クランは、第2期では虚無(ヴォイド)によって封印されていた≪シャドウパラディン≫に戻っている。
ただし、第1期では「ブラスター」を中核に据えたデッキだったのに対し、第3期では新たに「撃退者(リベンジャー)」の名を冠するユニットを中核に据えたデッキ構築となっている。構築基盤はトライアルデッキ『奈落の撃退者』。
既存の≪シャドウパラディン≫と同様の動きをするが、「撃退者」は≪ゴールドパラディン≫の「解放者(リベレイター)」や≪なるかみ≫の「抹消者(イレイザー)」などと同じように能力発動の条件で名称を参照するものが非常に多く、基本的に構成は「撃退者」を名前に含むカードで固めることになる。
よって、デッキ構築の自由度は従来よりも低くなる一方、名称を中心とした構築にすることで能力の発動が容易となり、デッキの安定性も増す。
第3期から引き続き、「撃退者(リベンジャー)」の名を冠する≪シャドウパラディン≫で統一されたデッキを使用する。
『ブラスター・ダーク』を己の分身としてデッキに加えている点も以前と同様。第4期以降は新能力「双闘」も駆使して戦う。
本作では既に「レジェンドデッキ」という形で登場していた“Diablo”名称中心の≪シャドウパラディン≫を使用。『ブラスター・ダーク』が初めてグレード3となった『ブラスター・ダーク“Diablo”』を所持している。
アニメ本編で勝敗がはっきり描かれている対戦成績のみを挙げる。
通算戦績は、15戦10勝5敗(第175話公開現在)。
対戦相手 | 勝敗数 | 話数 |
コーリン | 1勝0敗 | ○第23話 |
光定ケンジ | 1勝1敗 | ○第33話 ●第82話 |
新城テツ | 2勝0敗 | ○第49話 ※1 ○第133話-第134話 |
櫂トシキ | 1勝2敗 | ○第57話-第58話 ●第158話-第159話 ●第175話 |
先導アイチ | 2勝1敗 | ●第63話-第64話-第65話 ○第80話-第81話 ○第123話-第124話 |
戸倉ミサキ | 0勝1敗 | ●第85話 ※2 |
立凪スイコ | 1勝0敗 | ○第129話-第130話 |
鳴海アサカ | 1勝0敗 | ○第131-第132話 |
蒼龍レオン | 1勝0敗 | ○第139話 |
(※1 第49話の対新城テツ戦は回想シーンでの対戦。)
(※2 第85話の対戸倉ミサキ戦は、借り物のデッキを使ってレンが彼女の特訓に付き合った際の練習試合である。)
チームフーファイターは元々雀ヶ森レンと新城テツの2人しかいないチームで、彼らはヴァンガードチャンピオンシップに出場するために、ずっと3人目のファイターを探していた。そんな時、同じクラスに転入してきた櫂トシキと出会う。レンは櫂を気に入り、実力も確かなことから彼を勧誘した。
櫂と出会ってからは、彼がファイトする時に使う「THE」や「ファイナルターン」等の台詞を真似して使うようになる。
過去のレンは初登場した時のようにのほほんとしていて、どこか抜けた性格だった。まだPSYクオリアが発現していなかったことと、顔立ちに幼さが残る頃だったこともあり、徹子ではなく天使であった。
しかしある日突然PSYクオリアに目覚め、雰囲気も言動も尊大で挑発的なものに様変わりしてしまう。天使から現在の徹子へと変貌である。どうしてこうなった。
このレンの変わりように櫂は反発し、チームフーファイターを抜けることとなる。
また、この頃からブシロード本社フーファイター本部のビルの建設も始まった。その莫大な資金はいったいどこから出たのか考えてはいけない。
元々レンは、櫂やテツとずっと一緒に入られるのなら実力がないままでもいいと思っていたが、櫂の強くなろうする想いに応えるため、自分も強さを求めるようになる。
“自分が強くなれば、3人でずっとファイトできる。全国大会にも行ける。”
──そう信じて強くなろうとした結果、 PSYクオリアが覚醒してしまうことになった。
櫂がチームから去った後は、自分を捨てたと思い込み、櫂を強く憎むようになる。そしてレンはPSYクオリアを振るい、自分の正しさを証明するためにひたすらファイトに明け暮れた。その結果、レンの力に魅せられた者たちが集まり、フーファイターは総勢500人を超える組織となる。(このことが語られた第57話にて、一瞬立凪タクトが映っているのが確認できるが、詳細は不明)
月日が経ち、夏の全国大会にてチームQ4の予選敗退後に櫂と再会。「もしも君が僕に謝ると言うのなら、僕は──」と櫂に話を持ちかけるが、拒否される。
秋の全国大会決勝トーナメント初日を終えた夜、レンを救うためにフーファイター本部へ乗り込んできた櫂とファイト。
櫂は新たな切り札『ドラゴニック・オーバーロード・ジ・エンド』にライドし勝負を決めようとするが、レンはこれを防ぎ、次のターンにファイナルターンを宣言。スイコから貰い受けた『ファントム・ブラスター・オーバーロード』のペルソナブラストによって勝負がつく。ファイト後、レンは「僕達の関係はあの日終わった。もう戻ることは…ジ・エンド!」と櫂との関係に終わりを告げた。
ちなみに先導アイチに対しては、全国大会でこそ八つ当たりから暴言(敗北したアイチに「何もかも、君のせいです」等)を吐いていたが、アイチがPSYクオリアの力に目覚めてからは、彼の力の更なる増長を促すためにカードショップPSYで構築のために相当出費したと思われる自身のシャドウパラディンデッキを渡したり、(おそらくPSYクオリアの能力で)離れた場所から呼びかけるなど、逆にアイチをこちら側に引き入れようとするかのような行動を取っている。
これも恐らく、自分の力の正しさを証明するがために行ったと思われる。(しかし、アイチは櫂とのファイトによって自分がやりたかったファイトを思い出し、PSYクオリアを使わないことを決意したため、レンとは違う道を進むこととなった)
全国大会決勝戦にてアイチとファイト。お互いの分身である『ブラスター・ダーク』と『ブラスター・ブレード』にライドし、序盤から激しい攻防を繰り広げる。
レンは自分のPSYクオリアが更に強くなっていることに高揚するが、アイチは力に溺れたレンのようにはなりたくないと、PSYクオリアを使わないことを宣言。そんなアイチにレンは「君が最も忌み嫌う存在、君自身を変えてあげよう」とイメージの中で彼をいたぶり、櫂を貶し、彼のPSYクオリアを発動させようとする。激昂したアイチはPSYクオリアを発動させ、再び力に飲まれかけるが、櫂の必死の叫びによって何とか力を押さえ込む。それを見たレンは面白くないとファイナルターンを宣言。櫂を打ち破った『ファントム・ブラスター・オーバーロード』のペルソナブラストで勝利を確信するが、ギリギリのところで耐えられてしまう。そして次のターン、アイチがライドした光と影の戦士『マジェスティ・ロードブラスター』の一撃によってレンは遂に敗北する。
イメージの中、アイチがレンの手を取る。そのアイチにレンは昔の櫂を見た。自ら櫂との関係に結末をつけたが、雀ヶ森レンにとって櫂トシキという存在は大きなものであり、忘れられないものであった。ファイト後は、アイチや櫂との再戦を望みながら、晴れやかな表情で会場を去った。
彼が登場する度に流れる弾幕「徹子ォ!」とは、OP『Vanguard』サビ手前の歌詞「3・2・1 Let’s Go!」の部分が空耳で「徹子ォ!」と聞こえ、そのタイミングでレンが登場することに由来される。
第34話でOPが変更され、ようやく「徹子」と呼ばれることも無くなる……かと思われていたが、そんなことは無かった。
新OP『Believe in my existence』で彼が登場するカットの歌詞である「きっと僕らは (Stand up So) 負けない」の英語の部分が、空耳で「貞子ォ!」と聞こえてしまうのである。
更に、第3期「リンクジョーカー編」へ突入した第105話以降では、レンは上述の通り白のブレザー制服を着用しており、ニコニコ生放送内にてレンの出で立ちを見たアイチの中の人が「朝帰りのホストみたい」と評した。
そして案の定、それを見た視聴者らの手によってまたしても、第3期OP『Vanguard Fight』でレンが登場するカットに、今までの「徹子ォ!」「貞子ォ!」に倣った新たな弾幕「ホストォ!」がつけられることになってしまったのだった……。
彼が登場するたびに「徹子ォ!」「貞子ォ!」「ホストォ!」と弾幕が流れるのはもはや恒例となっている。
……余談だが、第3期でレンが率いるヴァンガード部の面々がアサカ・スイコ・テツと作中でも屈指のBBAもしくはおじさん大人びている顔触れであり、白を基調としたお洒落な制服効果も相俟ってレン達福原高校ヴァンガード部はぶっちゃけホスト部にしか見えない。(※ヴァンガード部です)
掲示板
223 ななしのよっしん
2016/05/04(水) 09:30:12 ID: ci0obWxR6Q
破壊されたユナサンの再建と引き続きのリューズ捜索で手一杯になりそうだし
今期は出番なしかもしれんね
224 ななしのよっしん
2016/06/19(日) 11:08:39 ID: BFg0NbL/Hs
すごく今更だけど、AL4でラインしてるの可愛かったし、あのスタンプほしい
225 ななしのよっしん
2016/11/12(土) 02:54:36 ID: pYSHwGsADF
一般的に不評と言われてるレギオンメイト編ですがレンがファイトした回はファイト内容がいつもより練られ、だるだるだったテンポや演出が引き締まるという謎の補正がかかっていたから色々怖い
急上昇ワード改
最終更新:2025/01/25(土) 09:00
最終更新:2025/01/25(土) 09:00
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