森川カツミとは、TVアニメ「カードファイト!! ヴァンガード」の雑兵登場人物である。
世界最強のヴァンガードファイター、と自分だけは思っているアイチのクラスメイト。
当初はおとなしいアイチのことをよく苛めていた。
ヴァンガードのことを心から愛しているが、その実力は悲惨なくらい弱い。
しかしどこか憎めなくて、カードキャピタルにはなくてはならない存在。
先導アイチのクラスメイトであるヴァンガードファイター。誕生日は4月12日の牡羊座で血液型はA型。
自らを「最強」と称する夢見がちな中学3年生だがその実力は皆無で、しゅしゅしゅのアイチに
1ダメージも与えられず敗れた挙句、クソガキさんこと葛木カムイには今まで戦った中でも一番弱いと評されてしまった。
しかもグレード2のスキルであるインターセプトを知らなかったという、しゅしゅしゅ以上のしゅしゅしゅっぷりを
見せ付けている。その弱さからニコニコ動画では「雑兵」とコメントされることが多い。
いつも井崎ユウタとつるんでいる。
当初はアイチから『ブラスター・ブレード』をカツアゲするなど、いじめっ子としての気質が強く現れていたが、
今ではすっかりお調子者のムードメーカー的な役割に収まっている。
それに伴いアイチとも和解し、井崎と共に三人で一緒に行動している場面が多く見受けられる。
カムイとはしょっちゅう言い争ってはいるが、どこか憎めない性格であること、世界最強を自称していること、
謎のカードショップ「PSY」の店員であるコーリンに一目ぼれしている(カムイは先導エミに一目ぼれしている)など、
何かと性格に共通点が多い模様。デッキの強さは月とすっぽんであるが。
最近では「後江中最強」と自称するようになり、世界最強からだいぶスケールダウンしてしまった。
後江中の中では少なくともアイチには敗北しており、カムイの発言や井崎のファイトっぷりを見る限りは
井崎よりも弱いものだと推測されるため、森川の実力は新しい自称からも程遠いものであるようだ。
また、占いの本をいつも持ち歩いているほど、占いが好き。
しかし、ファイトに負けると「今日は方角が悪かったぜ」「今日の星占いが最下位だったからだ!」
などと言っているため、運勢はあまりよくない様子。占いがよくてもあのデッキでは勝てないとか言ってはいけない。
漫画版では不良色が濃く出ており、カツアゲのシーンにおいてもアイチの腹に強烈な蹴りを浴びせるという
過激な行動を取っていた。
また漫画ではマーク・ホワイティングが顧問を務めるカードファイト研究部に所属しており、
アイチの入部に際してアイチと熱戦を繰り広げる等、アニメでは見られなかった実力を発揮していた。
余談ではあるが、漫画版ではアイチと和解する場面がちょっといい話テイストで描かれている。
第4話ではチャクラ宙返りを披露した。
そして…
2011年12月31日(キー局放送日)、信じられないことがお茶の間におこった。
この日放送された第51話及び第52話は、カードキャピタルにて開催されたショップ大会の様子が描かれた。
当然森川も大会にエントリーをしたのだが、後述の「グレード3」デッキを忘れて大会に来てしまい、
店長から貸し出されたトライアルデッキ「黄金の機兵(好評発売中)」を渋々借り受け大会に参加した。
すると、絶妙のタイミングでトリガーを引き当て、デッキに1枚しかないエースカード、『ゴールド・ルチル』を
毎回引き当てライド、デッキコンセプト通りの戦術を展開するなど、
普段の森川とは思えないようなプレイングを視聴者に見せ付けた。
(もっとも本人は、グレード3以外を使うプレイングに若干不満げな表情を浮かべてはいたが)
破竹の勢いで快進撃を続け、「自身の一番弟子」こと先導アイチにまで勝利し、最終的に優勝を飾る。
これにより森川は「まともなデッキで戦えば非常に強い」ということが証明された。
その後森川は、貸し出されたデッキをそのまま購入。ノヴァグラップラー使いになる…かと思いきや、
「黄金の機兵(好評発売中)」に自身のお気に入りのグレード3カードを大量に組み込み、
翌日には元の「マケミ」に戻ってしまった。
結局、グレード3以外のカードの有効性には気付けなかったようである。
余談ではあるが、「黄金の機兵(好評発売中)」は、葛木カムイデッキとしてお近くのおもちゃ屋さんで販売されている。
森川とカムイはお互いのことを「クソガキさん」「マケミ」と呼び合う仲であるが、性格的に似たようなところがあり、
デッキの相性も良かったのではないかと思われる。
…ただの販促のような気が…ゲフンゲフン
以後、カードキャピタルの常連としては出番があったものの、やはりファイトでは活躍できなかった森川。
しかし「リンクジョーカー編」において、意外な形で「奇跡」が復活することになる。
後江高校に進学した同編では、先導アイチ率いる宮地学園カードファイト部との交流戦の大将を務めた。
この時、チームメイトの手により使用デッキを櫂トシキの「オーバーロード」デッキにすり替えられてしまう。
が、先述の通りデッキ構築力を除けば森川は強い。
その上切り札の『ドラゴニック・オーバーロード・ジ・エンド』は効果発動に同名カード=グレード3を要求する。同じく再ライド用のグレード3を要求するブレイクライドユニット『ドーントレスドライブ・ドラゴン』も然り。
櫂以外にそのデッキを最大限扱えるのはこの状態の森川くらいである。
ブレイクライドと自らのスキルを絡め合計3回ヴァンガードがアタックするなど見事にデッキをフル回転させ追い詰めはしたものの、場数を踏んだアイチを沈めるには至らず惜敗している。
その後もカードキャピタルの常連で有り続け、劇場版「ネオンメサイア」においてもちょっとだけファイトイメージを披露している。
続編「カードファイト!! ヴァンガードG」においても1号店の常連を続けているが、1期は1枚絵でのみの登場であり、本格的登場は2期「ギアースクライシス編」の14話。
1号店で開催されるショップ大会に参加することになった主人公・新導クロノの3回戦目における相手として登場。
クロノがアイチを知らなかったことから、いつもの大言壮語から恩師カムイを育てたと勘違いをしてしまい、ただ圧倒されてしまう。
アニメで初めてGアシスト(Gユニットの単語記事を参照)を使用したりと、デッキはいつものG3偏重だが、Gユニットの超越コストをG3なら1枚で支払える関係で手札にだぶついたG3を有効活用できるようになっており、Gアシストにより事故も軽減されたこともあり、意外とG3偏重と相性のいいカードが揃っているスパイクブラザーズの猛攻でクロノを追い詰めたが、最後はいつものようにガード札がなくなり敗北した。
トーナメント表を見る限り実力で2回勝ち残っており、チーム・トリニティドラゴンの長良ケイをも下している。変な形ではあるが、これも時代が追いついたといえるのだろう。
彼の潔く己を貫く姿はクロノにある影響を与えることになる。
アニメ版と漫画版での立ち位置と同様に大きく異なるため、分けて記述する。
一言で言えば「グレード3バカ」。公式設定ではデッキに様々なクランのグレード3を合計25枚入れているとのこと。
1デッキは50枚一組なので、半分がグレード3になる。トライアルデッキに封入されているグレード3の枚数が
7枚であること考えれば、その数が尋常ではないことが理解できるであろう。
残り25枚の内訳は、
と、グレード1・2がそれぞれ4枚しか入っていない極端な構成となっている。
グレード3のカードは確かに強力だが、使うためにはグレード0から1→2→3と順番にライドしていく必要がある。
しかしただでさえグレード1・2のカードが少ない上に、初期手札で引いてもマリガン(最初に1回だけできる手札交換)で
グレード3以外のカードを全てデッキに戻してしまうため、ライド事故(というより自滅)を確実に起こしている。
また、グレード3のカードはシールドが無いためガードに使えず、ブーストやインターセプトもできないので、
必要以上に持っていても腐ってしまう弱点を抱えている。
その為ライドもガードもろくにできないままアイチに敗北を喫することもあったが、
こんなデッキでも時折グレード3までライドしているので、ドロー力は結構あるのかもしれない。
数あるグレード3の中でも、パワー11000を誇る≪スパイクブラザーズ≫の『ジャガーノート・マキシマム』が
お気に入りらしく好んでライドする。※同じクランのユニットがいないためパワーは9000に下がっています。
ともあれ、何事もバランスが大事であることを視聴者に教えてくれる存在となっている。森川君はもういいでしょう(笑)
ところが、先述の通りグレード3馬鹿を貫きながら続編ではその実力は大きく上がっている。
本作では後述の漫画版の要素も加味してか、混成デッキが基本的に使われなくなっているためか、グレード3大量積みと相性のいい≪スパイクブラザーズ≫デッキを使用。
『バッドエンド・ドラッガー』と名称「バッドエンド」サポートGユニット『神の手 グッドエンド・ドラッガー』を活用した猛攻でクロノを追い詰めている。ヴァンガードGにおいてグレード3から3以上にライドすることで効果を発揮する「ブレイクライド能力」を初めて使用し、リアガード用の懐かしのグレード3『ジャガーノート・マキシマム』をフル活用しクロノを追い詰めた。
グレード3の扱いに関してはまさしく天下一品。ちなみに、デッキ構成も多少は改善されており、グレード1は2種類積まれている。グレード2もレギオンリーダーが積まれているため、必然的に2種類積まれていると思われる。
アニメ版と異なり、純粋な≪スパイクブラザーズ≫中心のデッキ。グレード3に偏っていることはなく、
当然強さも段違い。作中では『将軍 ザイフリート』の能力によってアイチを追い詰めた。
アニメ本編で勝敗がはっきり描かれている対戦成績のみを挙げる。
通算戦績は、15戦5勝10敗(第52話公開現在)。
5戦以上対戦しているキャラで未だに未勝利なのは森川だけだったが、第51話でついに未勝利から脱出。
現在、レギュラーの中で未勝利キャラは(勝敗が明確になっているファイトが5戦未満ではあるが)井崎のみになっている。
対戦相手 | 勝敗数 | 話数 |
櫂トシキ | 0勝2敗 | ●●第1話 |
先導アイチ | 1勝1敗 | ●第3話 ○第51話 |
葛木カムイ | 0勝2敗 | ●第5話 ●第7話 |
戸倉ミサキ | 0勝3敗 | ●第9話 ●第37話 ●第52話 |
先導エミ | 0勝1敗 | ●第15話 |
臼井ガイ | 0勝1敗 | ●第34話 |
井崎ユウタ | 2勝0敗 | ○○第51話 |
三和タイシ | 1勝0敗 | ○第51話 |
岸田オサム | 1勝0敗 | ○第52話 |
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最終更新:2025/01/25(土) 09:00
最終更新:2025/01/25(土) 08:00
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