戸倉ミサキとは、TVアニメ「カードファイト!! ヴァンガード」シリーズの登場人物である。
担当声優は、橘田いずみ(日本語版) / Carol Anne Day(英語版)。
宮地学園高等部に通う高校1年生。カードショップ「カードキャピタル」でアルバイトをしている。誕生日は11月1日の蠍座で、血液型はB型。
店員として働いている時は基本制服姿だが、なぜか胸元のリボンは解けていて、ボタンが上から二つほど外れており、スカートにスリットが入っている、といった着崩しをしている。また、夏はノースリーブ、ピタシャツ、ミニスカート(スリット有)、ヘソ出しといった服装をしており、就寝着は裸Yシャツである。けしからんもっとやれ。
第2期の私服では露出度が減っているが、ヘソ出し、スリットは健在である。
カードキャピタルの店員をしているのは叔父の新田シンが店長をしているからで、カードゲーム自体に対する興味はない。実際、第4話で先導アイチとファイトするまでカードファイトの経験はなかった。しかし、店員としてお客の相手をしており、いくつものカードファイトを見てきているため、ヴァンガードの知識は幅広い。初めてのファイトではその知識をいかして、ヴァンガード初体験で初見デッキにもかかわらず、カードの効果を巧みに利用した戦術で主人公である先導アイチに初めての敗北の味を味わわせた。それからはヴァンガードに興味を持ったようで、ショップ大会にも参加。ベスト4に入り、アイチ、櫂トシキ、葛木カムイと共にチームQ4のメンバーとなる。
いつもは無口で本を読んでいるが、いざ口を開くとズバズバとした物言いに周りを恐れさせることも。店内、特にカードファイト中に周りでうるさく騒がれるのが嫌いである。クールな性格で無愛想に見えるが、根は面倒見が良く、チームQ4の一員としてファイトしていく内に、徐々にやわらかい表情を見せることが多くなっている。
ファイト中は冷静なように見えて熱くなっているのか、ライド時などにはやたら長く痛々しい気合いの入った口上を述べる(通称「痛ライド」)。
非常に記憶力が良く、たった1回のファイトで使用されたデッキ内容を全て記憶しているほど(漫画や月刊ブシロードでは「直観像記憶《アイデテック・イメージ》」と言われている)。しかし、幼少期(約10年前)に両親を交通事故で亡くしており、初めての地区大会後に忘れられない当時の記憶を思い出してしまう。アイチやカムイたちに記憶力の良さを賞賛されるも、「思い出したくないことだって…」「あんたたちとは戦えない」と言い残し、一時はチームQ4を離脱していた。
その後、店長に薦められ店に訪れていた先導エミとファイト。エミのファイトする姿を見て「悲しいことだけじゃなく、楽しかった日々もあったんだ」と思い出し、父が組んでくれたデッキの入った宝箱を開け、そのデッキで再びファイトすることを決意した。以降、ミサキは宝箱の鍵を首から下げるようになる。
南の島でチームNAL4と合同合宿を行った際には、雀ヶ森レンから「ミサッキー」というあだ名を付けられた(ちなみに漫画版では「ミサQ」と呼ばれている)が、本人は気に入っていないようで、呼ばれる度に「ミサキ!」と言い返す。
また、鳴海アサカとペアで肝試しをした際にはかなりの怯えようを見せており、その類のものは苦手なようである。
「初心者」と言おうとして「しゅしゅしゅ」と言ってしまうようなかわいい一面と、「うっせーんだよ!」といったきつい発言のギャップも相まって、紳士な人たちを中心に人気が上がっている。ありがとうございます!
漫画では「このクズが!」「このドクズ!!」など、ドSな発言にさらに磨きがかかっている。
また、アニメ版では三和から「(店員の)姉ちゃん」と呼ばれているが、漫画版では「ミサキちゃん」と呼ばれている。
宮地学園高等部の2年生に進級。同学園にアイチが入学し、彼の先輩になる。髪をバッサリ切ってショートヘアにしており、イケメン度が上昇している。
学園内では制服のためからか、女番長として恐れられているらしい。石田ナオキからは「番長」と呼ばれている。
かと言って孤立している訳ではないらしく、学内では四会アカリ(CV:矢作紗友里)という友人と行動を共にすることが多いようだ。
アイチに彼が新しく設立しようとするカードファイト部へ何度も勧誘され、「アイチの手伝いがしたい」と入部を考えるが、立凪コーリンの「本気じゃない人はいらない」という言葉が気に掛かり、その誘いを断っていた。しかし、その後のコーリンの指摘から「自分が本気でヴァンガードをしたい」という本心に気付き、カードファイト部に入部を申し込む。入部試験のアイチとのファイトでは、自分の全てをぶつけて勝利。本気を示し、5人目の部員として迎えられる。
アイチがコーリンに近づくためにカードファイト部を設立したという噂を聞き、内心穏やかではない素振りを見せていた。嫉妬だったらかわいい。
リンクジョーカーの脅威が去り世界に平和が戻った数日後、アイチが消えたことで、アイチに関するすべての記憶を失っている。ヴァンガードファイトこそやっており櫂とも見知った仲であるものの、ヴァンガードファイトを始めた時の初めての相手やチームQ4、カードファイト部などのことは忘れている。
しかし、ナオキを伴ってカードキャピタルに来店した櫂とファイトし、双闘した『ブラスター・ブレード・探索者』の姿にアイチのイメージを見たことで、アイチのことを思い出した。以降、共にアイチを探し取り戻す仲間――「メイト」となる。
右の手首に黒色の細長い布をリストバンドのようにして巻いている。私服は、今までで最も活動的でカジュアルなショートパンツスタイルである。もちろん肩出しに生太股と、露出も忘れてはいない。
ナオキからは「ミサキ先輩」と呼ばれるようになった。また、謎のトップファイター集団「カトルナイツ」の一人であるラティ・カーティからは、彼女の大好物であるドーナツを奢ったことで餌付けに成功し甚く懐かれ、「ミサきん」というあだ名で呼ばれることに。しかし、最初はカムイがラティにドーナツを恵んでやろうとしていたため、もしカムイの所持金に余裕があったなら彼がラティに気に入られあだ名で呼ばれていたのかもしれない…。
作中の大会「メサイア・スクランブル」に、他の「チームQ4」のメンバーとともに招待され、出場。チームSITジニアスの代表であるクリストファー・ロウと1回戦で激突している。
3期で切った髪を本作では伸ばしており、3~4期とはまた違った印象を受ける。なお、時間軸を考えるとレギオンメイト編のエピローグとは盛大に矛盾しているが、あちらの髪型だとヴァンガードGのロングヘアーと矛盾する。
続編にあたる「カードファイト!!ヴァンガードG」にも引き続き出演しており、大学2年生。劇場版から髪をさらに伸ばし、ロングヘアーになり、一気に大人びた人妻印象となった。
作中では、シンがカードキャピタルの2号店店長になった関係で、元のお店の店番兼オーナー的な役割を任されるようになっている。
漫画版から遅れ、G2期「ギアースクライシス編」で初めて真っ当な出番が生まれ、ファイトを披露している。
かつて海外に行く、プロリーグで活躍するなどしていた他のQ4メンバーと比べて己の現状に不満を抱いていたが、あるきっかけでカードキャピタル2号店を設立することを決めたと、道に迷う安城トコハに明かしている。
以降2号店でトコハに付き合っている姿がよく見られた。そして、Gクエストを突っ走ってきたトコハに対し、明神リューズの一件に関わるための最後の試練として、Gクエストのエンディングイベントにおいて数年ぶりにチームQ4として立ちはだかる。
また、「ヴァンガードG」の漫画版である「カードファイト!! ヴァンガードG ストライドジェネレーション」においても登場。アニメより先に「ツクヨミ」軸を用いてのファイトを行った。
神聖国家ユナイテッド・サンクチュアリに所属する巨大企業≪オラクルシンクタンク≫で構成されたデッキを使用。
可愛らしい女の子のユニットが多いクランである。萌えクランではない。
このクランの特徴として、手札を増やす能力や、山札に干渉する能力を持ったユニットが多く存在する。手札を増やしてユニットを展開したり、山札のカードを操作してトリガーの発動率を高め、その手数で押していくのを得意とする。
1期最終戦では、今までの自分から成長した集大成として、「ツクヨミ」軸カードによりデッキボトムにカードを送り続け、己の記憶力とカード効果を以て下から合法的に積みこみ続け、デッキ順を完全に固定化し約束されたトリガーを引くという、設定とカード効果を存分に活かした凄まじいプレイングを見せた。
絶望的な未来を予知したオラクルシンクタンクが、その脅威に対抗するために創設した複合企業体(コングロマリット)、≪ジェネシス≫で構成されたデッキを使用。ユニットやクランのイメージはオラクルシンクタンクに瓜二つである。
≪ダークイレギュラーズ≫や≪ペイルムーン≫などと同じく、「ソウル」がキーとなるクラン。
しかしジェネシスは、大量に溜めたソウルを放出(ソウルブラスト)することで真価を発揮する。得られる効果は強力なものばかりだが、山札からソウルチャージしていき、なおかつドロー能力も多いため、デッキアウトの可能性が付きまとう。
第1期でアイチに誘われて初めてヴァンガードファイトをした時からずっと≪オラクルシンクタンク≫を使用していたが、チームQ4としてアイチ達と共に出場したアジアサーキッ ト開催中にレンと行った練習試合をきっかけに他のクラン使用を模索するようになり、その結果≪ジェネシス≫へ落ち着いた――という経緯がある。
第3期に引き続いて第4期でも≪ジェネシス≫を使用。
デッキ構成に関しては、初登場時は第3期終盤と同様に『全知の神器 ミネルヴァ』を軸に据えた構築だったが、第4期で登場した新能力「双闘(レギオン)」を使用するようになってからも、カード名に「神器(じんぎ)」を含むユニットを中心に構成されている。
劇場版「ネオンメサイア」においても、この時のデッキが使用されており、『宇宙の神器 CEO ユグドラシル』のガード制限効果を振るっている。
チームQ4を含めたアイチの痕跡がすべて消え、ミサキ自身も彼の記憶を失っていたはずの今期開始当初、どういった経緯で≪ジェネシス≫へクランを変更したことになっていたのかは不明である。
アニメでは《ジェネシス》と《オラクルシンクタンク》の両者を所持しているのが確認できる。
そのうち《オラクルシンクタンク》は、漫画版「ストライドジェネレーション」において実際に使用されている。
この時の使用カードは1期で使用していた「ツクヨミ」軸のデッキであり、『夜を統べる月神 ツクヨミ』が追加。
ちなみに《ジェネシス》の所持カードは『聖火の究極神器 デメテール』が確認できる。
「ギアースクライシス編」の最初のファイトで使用したのは、それとは別の『星を視る者 グローブ・メイガス』を切り札に据えた《オラクルシンクタンク》の「メイガス」デッキ。「メイガス」は元々漫画版で使用していたカード群である。
Gクエスト・ファイナルステージでは先述の通り「ツクヨミ」軸を使用。
1期以来の合法的積みこみによるデッキボトムからのデッキ操作、『邪眼の美姫 エウリュアレー』による「バインド!」、『サイレント・トム』にトリガーを集めての必殺アタックなど、その戦い方はまさしく全盛期のオラクルシンクタンクである。
漫画版「ストライドジェネレーション」とは違い、この上にさらなる新規カード『導きの天神 ワカヒルメ』を起用。
デッキトップを積みこむ『ワカヒルメ』と「ツクヨミ」カードの効果により、約束されたトリプルクリティカルトリガーを実現している。
アニメ本編で勝敗がはっきり描かれている対戦成績のみを挙げる。
通算戦績は、38戦27勝11敗(第173話公開現在)。(T)はタッグファイトを示す。
対戦相手 | 勝敗数 | 話数 |
先導アイチ | 3勝0敗 | ○第4話 ○第24話 ○第109話 |
森川カツミ | 3勝0敗 | ○第9話 ○第37話 ○第52話 |
河村 | 1勝0敗 | ○第11話 |
櫂トシキ | 0勝2敗 | ●第12話 ●第165話 |
先導エミ | 1勝0敗 | ○第25話 |
龍川ブンジ | 0勝1敗 | ●第28話 |
パンチのケン | 1勝0敗 | ○第29話 |
鳴海アサカ | 1勝2敗 | ●第31話 ○第61話-第62話 ●第80話-第81話 |
トワレ | 1勝0敗 | ○第40話 |
栄生アキラ | 1勝0敗 | ○第42話 |
チームSPYダーのリーダー | 1勝0敗 | ○第46話 |
美南ハルミ | 0勝1敗 | ●第47話 |
チームワンダーボーイの中堅 | 1勝0敗 | ○第53話 |
チームワイルドエンジェルの中堅 | 2勝0敗 | ○第53話 ○第95話 |
臼井ユリ | 1勝1敗 | ●第54話-第55話 ○第97話-第98話 |
レッカ | 1勝1敗 | ●第69話 ○第93話 |
リザード | 0勝1敗 | ●第71話-第72話 |
ホロスコープ | 1勝0敗 | ○第73話 |
リー・シェンロン | 0勝1敗 | ●第74話-第75話 |
ラジック | 1勝0敗 | ○第79話 |
雀ヶ森レン | 1勝0敗 | ○第85話 |
フェリックス・ラウ | 1勝0敗 | ○第87話-第88話(T) |
スズメ・エンドウ | 1勝0敗 | ○第89話(T) |
葛木カムイ | 1勝0敗 | ○第111話 |
小茂井シンゴ | 1勝0敗 | ○第113話 |
三和タイシ | 2勝0敗 | ○第120話 ○第152話 |
ラティ・カーティ | 0勝1敗 | ●第173話 |
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掲示板
355 ななしのよっしん
2019/08/24(土) 11:31:45 ID: HBo2D8hX3O
356 ななしのよっしん
2019/08/24(土) 11:48:54 ID: stAV1yaSDG
357 ななしのよっしん
2019/09/07(土) 08:26:51 ID: q4mkehsh7/
ヴァンガードよく知らないけどテレビとかCMで見かけるたびに可愛いなってずっと思ってた
途中で髪切ってるんだねこの子(かっこいい)
上のほうで老けたって言われてたから画像検索して見たんだけど、別に老けてなくね?
至って普通に「大人に成長した」としか感じられないんだけど
急上昇ワード改
最終更新:2025/01/10(金) 07:00
最終更新:2025/01/10(金) 07:00
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