抹消とは (マッショウとは) [単語記事]

抹消とは、以下のような意味である。

概要

抹消/Obl it erate
(6)(R)(R)
ソーサリー

抹消は打ち消されない。
すべてのアーティファクトと、すべてのクリーチャーと、すべての土地を破壊する。それらは再生できない。

MTG Wiki

非常に派手なリセット呪文である。これが通れば戦場にはエンチャントとプレインズウォーカーしか残らない。そして打ち消されないので特殊な手段(追放などをするタイプ)でない限り効果を無効にすることができない。

カードパワーと共に、イラストアド、フレーバーアドに恵まれた一品でもある。
初出のインベイジョンがとくに有名。

バリンは家族を弔うべく、トレイリアをまきの山と化した。

妻と娘をファイレクシアとの戦争で失い、故郷トレイリアの墓の前で迫るファイレクシア軍に向かい、バリンはウルザにすら教えていなかった禁断の大魔法を解禁する。
愛するトレイリアも、家族の墓も、そして自分自身すらも巻き添えに……ウルザとファイレクシアに翻弄された彼の人生の最後を飾る一撃。

第8版で再録されたときのフレイバーテキストでは視点が異なっている。

敵は全滅です、閣下。森も、街も、閣下の宮殿も、閣下の犬も……。

―ケルドの兵士

これ以外でも、特別仕様等での再録の経験もあることから、高い人気を誇ることは疑いようはないだろう。

これらを生かしたデッキはインヴェイジョン当時も、第8版当時も存在した。インヴェイジョン当時であればターボジョークル(ジョークルホープスと併用してリセット8枚体制のデッキ)。第8版当時であれば、抹消マーチ(破壊不能のアーティファクトと機械の行進を置いて抹消で戦場をリセットした後破壊不能のアーティファクトで殴るデッキ)。

なお、打ち消されないが打ち消し呪文の対象にとられないわけではないので、しばしばおまけつきの打ち消し呪文が打たれていた。おまけだけは得られるからである。