All cakes were delivered to customers as expected on Saturday morning. 上記の英文から 1 asの品詞が分かりません。 ２ expectedがこの位置にある理由が分かりません。 ご教授頂けたらと思います。よろしくお願いします。

いい質問ですね。一つずつ丁寧に説明しますね。 1. "as" の品詞について この "as" は接続詞です。"as expected" で「予想された通りに」「期待通りに」という意味の慣用表現になっています。 もう少し詳しく言うと、元々は "as it was expected"（それが予想されていた通りに）という形が省略されたものなんです。つまり、"as" が接続詞で、その後に続く節の主語と動詞（it was）が省略されている形ですね。 似た表現として、"as planned"（計画通りに）、"as scheduled"（予定通りに）、"as promised"（約束通りに）などがあります。どれも同じ構造で、"as + 過去分詞" という形で「〜通りに」という意味になります。 2. "expected" がこの位置にある理由 "expected" は過去分詞で、"as" の後ろに置かれて「予想された」という受動的な意味を表しています。 なぜこの位置かというと、"as expected" という慣用表現として固まっているからなんです。この表現は副詞句として機能していて、文全体を修飾しています。つまり、「どのように配達されたか」を説明しているわけですね。 文の構造を分解すると、こうなります。 - All cakes were delivered to customers（すべてのケーキが顧客に配達された） - as expected（予想通りに） - on Saturday morning（土曜日の朝に） "as expected" と "on Saturday morning" は、どちらも「配達された」という動詞を修飾する副詞句です。 もし "expected" を別の位置に置くとしたら、例えば、 The expected delivery was on Saturday morning. （予想された配達は土曜日の朝だった） のように、形容詞として名詞の前に置くことになりますが、これだと意味が変わってしまいますよね。 "as expected" という形は、英語でとてもよく使われる表現なので、このまま一つのかたまりとして覚えておくと便利です。他の例を挙げると、 - The project finished as expected.（プロジェクトは予想通りに終わった） - As expected, he was late.（予想通り、彼は遅刻した） という感じで使います。文の最後に置いても、文頭に置いてもOKです。 分かりましたか。こういう慣用表現は、文法を分解して理解するのも大事ですが、かたまりとして覚えてしまう方が実践的ですよ。