バルサン、アースレッドなどの燻煙殺虫剤 についてです。 ダニやゴキブリについては効き目が確認され ましたが、コバエや蚊についてはほとんど 効きません。 殺虫成分の問題なのか、コバエや蚊の特性 (空中退避)なのか、いずれでしょうか？

例えばアースレッドWというタイプの対象害虫を確認すると、 「ゴキブリ、屋内塵性ダニ類、イエダニ、ノミ、トコジラミ（ナンキンムシ）、ハエ成虫、蚊成虫」となっています。 この中に確かに小バエと蚊は含まれますが、問題なのは「成虫」と表示されていることです。 ということは幼虫には効かないわけで、小バエ類は家の中の生ゴミや排水口内部などにどんどん卵を産んでいますから、そこにいる成虫になる前の段階のものはすべて生き残り、翌日には成虫となって飛び回ります。 蚊は殆どが屋外発生で、毎晩人の血液を求めて侵入して来ますから、バルサンやアースレッドのような燻煙剤では、その時にいたものを全滅させるだけで、翌日来るものには効果がありません。 従って蚊取り線香のように常に焚き続けるタイプの燻煙でないと、継続的な成果は期待できません。