就活の小論文で、「高齢化社会に思いうこと」をテーマに小論文の提出があるのですが、作文が本当に苦手でどうやって書き出したらいいかが分かりません。 アドバイスください！！

文章内容拝見させていただきました。 とある大手企業の採用担当責任者をしています。 就活の小論文ですね。苦手意識があると、なかなか書き出すのが難しいですよね。いきなり完璧な文章を書こうとするのではなく、まずはテーマである「高齢化社会」について、あなたがどんなことを考えているのか、思いつくままに整理してみることから始めてみましょう。 高齢化社会の小論文の書き出し方と、全体構成のアドバイスを以下にまとめておきます。 書き出し方（序論）のポイント 小論文の書き出しは、読み手の関心を引きつけ、これから何について述べるのかを明確にする大切な部分です。いくつかのパターンがあります。 ①問題提起型 高齢化社会がもたらす「課題」や「問題点」を提示する書き出し方です。 例 「日本社会は、世界でも類を見ないスピードで高齢化が進んでおり、この急速な変化は、医療や年金制度、労働力といった多岐にわたる分野で深刻な課題をもたらしている。」 ②現状描写型 高齢化社会の現状を具体的なデータや事象から提示する書き出し方です。 例 「内閣府の発表によれば、日本の総人口に占める65歳以上の割合は、すでにXX%を超えている。街を歩けば、元気な高齢者が増えていることを実感する一方で、介護や医療の課題も年々深刻化している。」 ③自身の経験を交える型 高齢化社会にまつわる自身の経験や、身近な出来事をきっかけにして書き出す方法です。 例 「私の祖父母は、〇〇という趣味を通じて、地域社会で活発に活動している。しかし、その一方で、高齢者の孤独や介護の問題が社会的に注目されるニュースに触れるたび、高齢化社会の課題を身近なものとして感じてきた。」 全体構成のアドバイスです 小論文は一般的に、「序論」「本論」「結論」の3つの段落で構成されます。この構成に沿って、内容を整理していくと書きやすくなります。 1. 序論 問題提起（全体の10〜20%） 内容 上記の書き出し方を参考に、高齢化社会がなぜ重要なのかを述べます。 ポイント 「私は高齢化社会について〇〇だと考える」のように、自分の意見の方向性を示すと良いでしょう。 2. 本論 課題と解決策（全体の60〜70%） 内容 高齢化社会に関する具体的な課題を挙げ、それに対する解決策を述べます。 課題の例 労働力不足： 少子化と相まって、働き手が減少し経済活動が停滞する。 社会保障費の増大： 医療費や年金など、高齢者を支えるための社会保障費が増加する。 地域社会の変化： 高齢者の増加によって、買い物難民や独居老人の問題が発生する。 解決策の例 テクノロジーの活用 AIやロボット、IoTを介護や医療分野で活用する。 高齢者の社会参加促進 高齢者が持つ知識や経験を活かせる雇用の創出や、生涯学習の機会を設ける。 多世代交流の促進 高齢者と若者が交流できるコミュニティを形成する。 外国人の受け入れ 労働力不足を補うための外国人労働者の受け入れと、その待遇改善。 3. 結論 まとめ（全体の10〜20%） 内容 序論と本論の内容をまとめ、未来への展望や自身の考えを改めて示します。 ポイント 「高齢化社会は課題が多いが、〇〇という方向性で解決を目指すべきだ」といった形でまとめます。 企業の採用担当者に向けて、志望企業や自分がどのように貢献できるかを少し触れても良いでしょう。 アドバイス 作文が苦手な人へ まずは箇条書きでアイデアを出す： 「高齢化社会」と聞いて、頭に浮かぶ言葉やニュース、問題点をメモに書き出してみましょう。 「なぜ？」を深掘りする 「なぜ高齢化社会は問題なのか？」「なぜその解決策が良いと思うのか？」を自問自答して、考えを具体的にしていきます。 結論から考えてみる 「私は高齢化社会を〇〇な社会にしたい」という結論から逆算して、それを支える理由（本論）、入り口（序論）を組み立てるのも有効です。 まずはこの構成を参考に、ご自身の考えを整理してみてください。完璧な文章を目指さず、まずは自分の「思い」を書き出してみることが大切です。

大手企業の人事部管理職をしています 就職先は民間？公務？ 職種は？