大日本帝国元総理大臣東條英機はそんなに悪い人なんですか？最後まで昭和天皇のために戦った人じゃないですか？

「リメンバー パールハーバー（真珠湾を忘れるな！）」 東條英機：罪状・ハワイの軍港・真珠湾を不法攻撃、米国軍隊と一般人を殺害した罪。 国際法違反の宣戦布告無しに真珠湾の米海軍基地を攻撃して非戦闘中の米軍将兵約2600人と基地にいた民間人30人弱を殺害しました。 「目指すは東條英機に首ただ一つ」 戦勝国アメリカ様にとって極悪人は東條英機だけで他の真珠湾攻撃に関与した東條内閣の閣僚達もA級戦犯ですが終身刑又は有期刑です（岸信介商工大臣のみ不起訴）、終身刑以下のA級戦犯は講和条約により保釈され公職復帰して法務大臣や外務大臣になり連合国が作った国際連合で名誉回復されています。 また、最後まで戦っていません。サイパン玉砕の責任で辞任に追い込まれて総理も陸軍大臣も辞めています。 A級戦犯とは国際法違反の開戦責任です。 B級戦犯は捕虜や民間人など違法（ハーグ陸戦条約）な殺害を命令した者です。 C級戦犯は国内法（統治植民地も含む）で合法であっても少数民族や宗教信徒など少数派に対する浄化虐殺を命令した者。 真珠湾攻撃は軍事施設を狙ったピンポイント攻撃です。 1995年、国際司法裁判所及び国連総会の判断は「第二次世界大戦の最大の戦争犯罪は核兵器を使い恣意的な広島・長崎非戦闘員市民大虐殺」です。 反対：核保有国戦勝五か国とイスラエル。敗戦国日独伊などわずか。 日本政府はサンフランシスコ講和条約で解決済と賠償請求権を放棄。 A級戦犯よりB級戦犯の方が罪は重いです。現在、国際刑事裁判所がウクライナ住民攻撃でロシアのプーチン、ガザ住民攻撃でイスラエルのネタニアフに戦争犯罪として逮捕状を出して国際指名手配をしています。 ちなみに東條英機は先陣訓では敵国住民を慈愛せよと保護すように命令。捕虜を人道的に扱う様に捕虜取扱条例を改正しています。BC級戦犯をやれとは命令していません。むしろ逆です。 A級戦犯は主に2つに分類されます。 １、盧溝橋事件により宣戦布告無しに蔣介石中華民国に喧嘩を売った者・・・関東軍首脳 ２、宣戦布告無しに英領マレー侵攻と真珠湾米海軍基地に奇襲攻撃で米英に喧嘩を売った者・・・東條英機内閣閣僚 極東国際軍事裁判所条例 第5条（戦争犯罪） （イ）平和ニ対スル罪（A級戦犯） 即チ、宣戦ヲ布告セル又ハ布告セザル侵略戦争、若ハ国際法、条約、協定又ハ誓約ニ違反セル戦争ノ計画、準備、開始、又ハ遂行、若ハ右諸行為ノ何レカヲ達成スル為メノ共通ノ計画又ハ共同謀議ヘノ参加。 （ロ）通例ノ戦争犯罪(B級戦犯） 即チ、戦争ノ法規又ハ慣例ノ違反。 （ハ）人道ニ対スル罪（C級戦犯） 即チ、戦前又ハ戦時中為サレタル殺人、殲滅、奴隷的虐使、追放、其ノ他ノ非・人道的行為、若ハ犯行地ノ国内法違反タルト否トヲ問ハズ、本裁判所ノ管轄ニ属スル犯罪ノ遂行トシテ又ハ之ニ関連シテ為サレタル政治的又ハ人種的理由ニ基ク迫害行為。 国際軍事裁判所憲章（1945年8月8日） 第６条（戦争犯罪） a項（A級戦犯）-平和に対する罪 すなわち、侵略戦争あるいは国際条約、協定、誓約に違反する戦争の計画、準備、開始、あるいは遂行、またこれらの各行為のいずれかの達成を目的とする共通の計画あるいは共同謀議への関与。 b項（B級戦犯）-戦争犯罪 すなわち、戦争の法規または慣例の違反。この違反は、占領地所属あるいは占領地内の一般人民の殺害、虐待、奴隷労働その他の目的のための移送、俘虜または海上における人民の殺害あるいは虐待、人質の殺害、公私の財産の略奪、都市町村の恣意的な破壊または軍事的必要により正当化されない荒廃化を含む。ただし、これらは限定されない。 c項（C級戦犯）-人道に対する罪 すなわち、犯行地の国内法の違反であると否とを問わず、裁判所の管轄に属する犯罪の遂行として、あるいはこれに関連して行われた、戦争前あるいは戦争中にすべての一般人民に対して行われた殺害、せん滅、奴隷化、移送及びその他の非・人道的行為、もしくは政治的、人種的または宗教的理由にもとづく迫害行為。

日米大戦を断行した責任者として戦勝国アメリカによりなされた極東軍事裁判で絞首刑の極刑を宣告され刑の途につきました。しかし同じく真珠湾攻撃を認可された昭和天皇は日本統治の都合から米国は断罪しませんでした。 東条英機は裁判から処刑までの姿は立派だったが戦争遂行の責任は免れないです。約310万人もの国民の尊い命を犠牲にさせた戦争に加担した罪は絞首刑くらいでは許されません。国民を天皇を守り抜く臣民としてとらえた大日本帝国憲法がそもそも間違っていたと私は考えます。開戦前には｢日本は神国だから戦争は負けません…｣ と言う意味の演説を国民に向けてしていました。

東條は自己保身と出世しか考えてなかったよ

第三次近衛内閣の陸軍大臣は東條英機 その時から既に東條英機（陸相）は対米戦に反対の立場だよ。 ◆御前会議 昭和16年7月2日 原嘉道枢密院議長の発言 「独ソ開戦が、日本の為真に千載一遇の好機なるべきことは、皆様も異論ないことと思う。ソ連は共産主義を世界に振り撒きつつある故何時かはこれを打たねばならぬ。日本は現在支那事変遂行中である故ソ連を打つのも思うように行かぬと考えるが、機を見てソ連は打つべきものなりと思う。 日ソ中立条約の為に、日本がソ連を打てば背信なりと云うものもあろうが、ソ連は背信行為の常習者である。日本がソ連を打って不信呼ばわりするものはない。私はソ連を打つの好機到来を念願して已みませぬ。 今度の場合は少なくとも日本より進んで対米戦争行為を避くべきだと信じるが、ソ連に対しては出来得れば早く討つということを軍部政府に希望いたします。」 東條陸相は「原議長と同じ考えであるが、目下帝国は支那事変遂行中である点を御承知ありたい」と応じ、会議は終了した。 原議長は「対米戦は回避するべき」と述べていた。 東條英機（陸相）は原議長の発言に対し、「同じ考えである」と述べていた。 つまり、東條英機は陸軍大臣の時から既に、「対米戦には反対」の立場だった。 賀屋興宣は東條英機から東條内閣の蔵相就任を要請されていた。 賀屋は東條に質問した。 賀屋「貴下は日米開戦を決意しているのかどうか、内閣と統帥部との間に一致を欠くとの世評があるが、これでは日米和平交渉の成立も平和の維持も覚つかないが、貴見いかに」 賀屋の質問に東條は 東條「日米開戦を決意しているようなことは全くない。 反対に、日米交渉に努力して何とか成立を期したいと思っている。また政府と統帥部の協調一致について十分努力するつもりである」と返答した。 ◆大本営政府連絡会議 昭和16年11月1日 伊藤（整一）軍令部次長 「海軍としては十一月二十日まで外交をやって宜しい」 塚田「陸軍としては十一月十三日までだ。」 東郷（外相）「十一月十三日はあまりひどい。海軍は十一月二十日といっているではないですか。」 塚田「作戦準備が作戦行動そのものです。飛行機や水上、水中艦船などは衝突を起します。だから、外交打ち切りの時期は、この作戦準備の中で、ほとんど作戦行動とみなすべき、活発な準備の前日まででなければいけません。これが十一月十三日です。」 永野「小衝突は局部的衝突で、戦争ではない。」 東條及東郷「外交と作戦と平行してやるのだから、外交が成功したら戦争発起をやめることをうけあってくれねば困る。」 塚田「それはだめです。十一月十三日までならよろしいが、それ以後は統帥を乱します。」 嶋田「（伊藤次長に向かい）発起の二昼夜くらい前までは、よいだろう。」 塚田「黙っていて下さい。そんなことはだめです。一体、外相の必要とする期日とは、何日ですか。」 東條（首相）「十二月一日はならぬか。一日でもいいから、長く外交をやらせることはできぬか。」 塚田「絶対にいけません。十一月三十日以上は、絶対いかん、いかんです。」 嶋田「塚田君。十一月三十日は何時までだ。夜十二時までは、いいだろう。」 塚田「夜十二時までは、宜しい。」 交渉期限が十一月三十日（十二月一日午前零時）と決定された。 東條英機は首相の立場として、対米戦回避しようと、何とか外交交渉を一日でも長くやろうと粘っていた。 参考文献 【杉山メモ上】 伊藤隆【東條内閣総理大臣機密記録】 東條英機は帝国陸軍の大将。軍人。 首相であり陸軍大臣。 軍人の身でありながら「対米戦反対」を主張し、首相として「対米戦回避」の努力をした。 東條英機が対米戦回避の努力を一生懸命したことは否定できない事実だ。 そして、対米戦を回避できなかった。 F・ルーズベルト政権が日本に対して不当な経済封鎖をしたこと、近衛首相（当時）からの日米首脳会談の打診を拒否したこと、東條内閣の甲案、乙案を拒否したこと、高圧的にハル・ノートを突きつけたこと、などなど・・・。 日米戦争を回避できなかったこと全てが東條英機の責任とはならないだろう。

昭和天皇のためなら何故昭和天皇の安全が確認される前に銃で自決しようとした？ 近衛政権のときに外交で穏便に済まそうとした近衛の政策を邪魔したのは東條と陸軍 自分からしたら東條は昭和天皇をうまく利用して日米開戦を始めたA級戦犯で間違いないです