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発表が今から100年以上前の作品ですからね、仕方ないです。 話を要約してみると 江戸っ子気質の主人公が型破りな教師として松山へ赴任し、田舎社会で幅を効かせている陰湿でずる賢い教頭(赤シャツ)とその腰巾着(野だいこ)を懲らしめ最後にはそこも辞め、東京へ帰っていく というような話です。 当時の教師像は真面目でエリート、威厳のある存在でしたが このような主人公や脇役を登場させることで読者には驚きや痛快さをもって受け入れられた模様です。 でも現代では、それのどこが面白いの?って感じですよね。 型破りな主人公と言えば例えばこち亀の両さん、GTOの鬼塚など(これらももう古い?)枚挙にいとまがありませんし、教師と言えどひとりの人間であり弱みや不得手も個性もあって当たり前と今の私達は考えます。 おまけに主人公は松山のことを「ひどい田舎だ」と評し、最終的には「こんな腐ったところにはいられない」と去っていくわけで、むしろ問題作と見なされそうな部分さえあります。 ありふれた言葉になりますが、結局「時代が違う」ということになるでしょうか。
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