英語の発音規則は歴史的な経緯から決まったものであり、必ずしも論理的な理由があるわけではありません。cの発音規則は、英語がラテン語やフランス語から多くの単語を借用したことに起因しています。 ・ラテン語やフランス語では、cはe、i、yの前ではs[s]と発音されました。例えば、ラテン語のcera[sera]やフランス語のciel[sjɛl]など。 ・一方、その他の母音の前ではk[k]と発音されました。例えば、ラテン語のcorpus[korpus]やフランス語のcourir[kurir]など。 英語がこれらの言語から多くの単語を借用する際、発音もそのまま取り入れられました。そのため、cの発音規則が生まれたと考えられています。つまり、この規則は英語の発音の論理的な一貫性からではなく、他言語からの借用の結果として生まれた歴史的な経緯によるものなのです。