脚が1306本もある新種のヤスデが、オーストラリアで見つかり、研究チームは「地球上で最も脚の多い生物」だとしています。 これは、アメリカ・バージニア工科大学などの研究チームが、16日付けの科学誌「サイエンティフィック・リポーツ」の中で発表しました。 それによりますと、研究チームは去年からことしにかけて、鉱物探査のために掘られたオーストラリア西部の穴の中で、ひものように細長い、新種のヤスデ8匹を発見しました。 このうち、地下60メートル付近で見つかった最も大きなメスは、長さおよそ9.5センチ、太さ1ミリ足らずで、全身が330の節に分かれ、脚が1306本あったということです。 一方、オスはこれより小さく、脚の数は最も多いもので818本でした。 ヤスデは英語で「1000本の脚」を意味する「ミリピード」と言いますが、研究チームによりますと、これまで知られていた最も脚が多いヤスデは750本でした。