暮れなずむ国の 光と影の中
アメリカは日本でいう小学校から高校までの教育をK12と言い公立学校はタダです。公立校に通うためには学区に住む必要があります。この学区ですが日本の学区に比べて極めて小さなもので高校が数個ある程度のものです。
基本的にこの学区の中の学校は学区の住人の税金から賄われています。地域によって収める税金の額は異なりますから、当然学区によって使えるお金も変わってくるわけです。お金持ち地域の学校はお金がたくさんあり良い設備に投資できる一方、貧乏人ばかりの学区では校舎の修理すら追いつかない状況にあります。
そんなもので金持ちの人は良い学区に家を買おうと必死になります。家の値段が上がると固定資産税も上がりますから税収も上がり学校はどんどん潤います。この上昇速度は悪い学区の上昇速度に比べて速いため格差はどんどんと開いていきます。家の値段が上がるとお金持ちしか住めなくなりますから貧乏人は外へ引っ越すことを余儀なくされます。こうして金持ちの金持ちのための学区と、貧乏人ばかりのお金が全くない学区がキレイに別れていくわけですね。
日本のように先生がローテーションするということもなく、悪い学区だと一生悪い先生、悪い設備で教育を受けざるを得ないことになるのです。
歴史的経緯から貧乏学区には黒人とヒスパニックが多いのですね。このことから大学などでは黒人とヒスパニックを優先的に合格にしたり、企業でも黒人とヒスパニックを優先的に採用したりといったことをしようとしています。このようにして優遇された黒人とヒスパニックはもとの悪い学区をよくするのか?そんなことはないですね。彼らもお金を得たらよい学区に住みたがるわけです。
学区に関係なくお受験が必要な学校もあります。このような学校は基本的にアジア人が多くなるわけですね。日本だと当たり前のこのような受験システムは現在破壊されてきています。黒人とヒスパニックが少ないと文句を言う人が大量におり、活動家がシステムを破壊しています。例えば公平なテストでの選抜は廃止し抽選制にしたり、各学校から何人といったようにクオタを導入したりしています。彼らの言い分はテストはお金持ちが金を注ぎ込んで対策してくるので貧乏な黒人やヒスパニックは勝てないというものです。貧乏だが頭が良いという人のことは何も考えていないのです。金持ちで頭が良い子は年間500万円かかる私立に通わせれば問題ないのですが貧乏で頭の良い子は大人の差別に巻き込まれチャンスを得られずに腐っていくのです。
そう、ただあなたがアジア人、白人、特に男性であった場合、あなたが貧乏であってもそれは特権階級なのです。
これは良い増田 そしてバランスの取れた分析はネットでは伸びない 口を挟まないといけない部分が無く、相槌程度しか書けないからである
ブクマすればいいじゃない
日本のメディアでアメリカ駐在をしているような人はリベラルな都市でリベラルな価値観しか知らず、リベラルが言っていることは何でも正しいと盲信しているため基本的にはかなり左...