スラッシュドット・ジャパン 「ザ・シンプソンズ」のエロパロ漫画、豪州で児童ポルノとみなされる
豪州の裁判で著名アニメ「ザ・シンプソンズ」のキャラクター同士が性行為に及んでいる漫画を児童ポルノとみなす判決が下された。さらに、この漫画を自身のPC内に保存していたAlan John McEwan氏は児童ポルノ所持、および通信サービスを使い児童ポルノコンテンツにアクセスした罪で有罪となった(stuff.co.nz・本家/.記事)。
問題となった漫画は「ザ・シンプソンズ」から主要キャラクターであるバート、リサ及びマギーをパクったもので、彼らが性行為に及んでいるような内容となっていた。漫画には人間の性器と思われるものも描写されていたとのこと。裁判官によると画像が本物の子供たちを描写したものであれば、禁固刑に処されていたとのことだが、実際には3,000豪ドルの執行猶予保証金が言い渡された。禁固刑が言い渡されなかったのは、架空のキャラクターは明らかに人間とは異なり厳密には「人間」と認められなかったというのが理由。シンプソンズのキャラクターには指が四本しかなく、そのほかにも明らかに人間と異なる特徴を持っているというのがその根拠だ。
裁判官曰く、児童ポルノを禁止する法律は「本物の」子供たちを描写した画像などによる性的虐待や性的搾取を阻止するためにあるが、漫画などを含め、児童虐待を伴うコンテンツへの需要に拍車をかけるような制作を阻止するためのものであるとのこと。今回の判決は線引きの難しい案件に真っ向から取り組んだ初めてのケースであるとしている。
これは…
児童ポルノ?
このパロディマンガを描いた目的は、明らかに『ブラックジョーク』の類であり、もの凄く下品な下ネタでしょう?まだ著作権関係での摘発であるならば理解出来ますが、『児童ポルノ』としての摘発&有罪判決ですか?
裁判官はコレを見て、性的興奮要素を認定したのですかね?
そうとうレベルの高い性嗜好をお持ちのようですね。私は無理です。
『今回の判決は線引きの難しい案件に真っ向から取り組んだ初めてのケース』と自画自賛しているようですが、私から言わせればもう児童ポルノの範囲から逸脱した拡大解釈であり、法を捻じ曲げたヒステリックな取り締まり行為に過ぎません。
まあオーストラリアでもその判決が論議を呼んでいるからこそ、こうして記事になっているのでしょうけどね。
もしこれが日本でも『児童ポルノ』として認定された場合、『痛いニュース』さんの記事にアクセスした人は『児童ポルノコンテンツにアクセスした』扱いになります。PC内にキャッシュを残すデフォルト設定のままにしていれば、『PC内に保存』していた扱いになり、十分摘発対象になってしまいます。
こんなので児童ポルノ大好きな性犯罪者扱いで名前を曝されてしまうのか…
当然、これを見たって性的興奮など全くしませんが、それを判断するのはヒステリックな取り締まる側のサジ加減次第。
恐ろしい時代ですね。
これが摘発対象ならば、現在子供達に行っている過激で詳細過ぎる性教育は『子供の性への興味を煽る』と言う意味では数段上でしょう。
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