length
「length」とは・「length」の意味
「length」は、物体の長さや距離を表す英単語である。服の長さや幅(width)などの寸法を示す際に用いられる。また、形容詞形である「long」を用いて、物の長さを表現することができる。「length」の発音・読み方
「length」の発音は、/leŋkθ/であり、カタカナ表記では「レングス」となる。「length」の比較級・最上級
「length」の形容詞形である「long」の比較級は「longer」であり、最上級は「longest」となる。「length」の語源・由来
「length」の語源は、古英語の「lengðu」に由来しており、その意味は「長いという性質」である。さらにさかのぼると、ゲルマン祖語の「*langitho」に由来する。「length」と「long」の違い
「length」は名詞であり、物体の長さや距離を指す。一方、「long」は形容詞であり、物が長いことを表す。例えば、「The length of the table is 2 meters.」(テーブルの長さは2メートルである)という文では、「length」を使い、物体の長さを示す。しかし、「The table is long.」(テーブルは長い)という文では、「long」を使って物が長いことを表現する。「length」を含む英熟語・英語表現
「sleeve length」とは
「sleeve length」は、袖の長さを意味する英語表現である。例えば、「The sleeve length of this shirt is 60 cm.」(このシャツの袖丈は60センチメートルである)という文で使用される。「in length」とは
「in length」は、長さであることを示す英語表現である。例えば、「The bridge is 100 meters in length.」(その橋は長さ100メートルである)という文で使用される。「at length」とは
「at length」は、長々と、詳細にという意味の英語表現である。例えば、「He talked at length about his vacation.」(彼は休暇について長々と話した)という文で使用される。「length」を含む用語の解説
「length(プログラミング)」とは
プログラミングにおいて、「length」は、配列や文字列の要素数を表すプロパティや関数である。例えば、JavaScriptでは、文字列の長さを取得するために「string.length」というプロパティを使用する。「length」の使い方・例文
1. The length of the rope is 10 meters.(ロープの長さは10メートルである)2. The movie's length is 2 hours.(映画の長さは2時間である)
3. The length of the river is approximately 500 kilometers.(その川の長さはおおよそ500キロメートルである)
4. The length of the article should not exceed 1000 words.(記事の長さは1000語を超えてはならない)
5. The train is 200 meters in length.(その列車は長さ200メートルである)
6. The skirt has a length of 40 cm.(そのスカートの長さは40センチメートルである)
7. The length of the presentation should be 15 minutes.(プレゼンテーションの長さは15分であるべきである)
8. The length of the contract is 3 years.(契約期間は3年である)
9. The length of the swimming pool is 25 meters.(プールの長さは25メートルである)
10. The length of the book is 300 pages.(その本の長さは300ページである)
レングス
”長さ”の意。 |
長さ
長さ(ながさ、英語: length)とは、
- 長いこと[1]。長いか短いかの程度のこと[1]。
- (数学)直線または曲線に沿って測った2点間の距離[1][2]。「線分CDの長さ[2]」のように使う。
- (物理学、計量学)計量法や国際単位系(SI)における物象の状態の量(物理量)のひとつであり、時間、質量と並んでもっとも基本的な量である。この場合は、「距離」の語は用いない(距離#距離と長さ)。
- 基本、物体の端っこから端っこ。
- 時刻と時刻のへだたり[1]。「ひとを待つ 時の長さが 身にしみた」のように使う。
概説
通常、長さというのは先験的(アプリオリ)な概念であるとされている[3]。
2点がひとつの物体の両端のときの長さ、つまりある物体のひとつの軸に沿った端から端までの隔たりの大きさのこと[要出典]を、「物体の長さ」または単に「長さ」という。「物体の長さ」が特にはっきりと定義されるのは、ひもや棒のようなひとつの軸に沿った長さが飛び抜けて長い形の物体においてである[要出典]。
「長さ」という語は時間的な隔たりについても用いられる。ある現象が続く期間の長さを、その現象の長さという。例えば、息の長さ、声の長さ、寿命の長さ、歴史の長さ、などである。音符の長さといえば、その音符が示す音の長さをいう。
空間的、時間的、どちらの場合についても、長さが大きいことには「長い」、小さいことには「短い」という形容詞が用いられる。時間的な隔りについて言う時には、「永さ」「永い」という字が使われることがある。
長さのうち、以下のものは特別の名称で呼ばれる。
- 高さ(たかさ)
- 鉛直方向の長さで、地面・水面よりも上のもの。身長、標高など。この長さが長いことを「高い」、短いことを「低い」といい、低いことを強調したい場合に「低さ」という表現が用いられる。
- 深さ(ふかさ)
- 鉛直方向の長さで、地面・水面より下のもの。水深など。また、容器状のもの口から底までの長さ。この長さが長いことを「深い」、短いことを「浅い」といい、浅いことを強調したい場合に「浅さ」という表現が用いられる。
- 厚さ(あつさ)
- 膜状・面状のものの、面に垂直な方向の長さ。この長さが長いことを「厚い」、短いことを「薄い」といい、薄いことを強調したい場合に「薄さ」という表現が用いられる。
- 幅(はば)
- ある物体または図形について、水平方向の2つの長さのうち短い方の長さ。道幅など。
- 奥行き(おくゆき)
- 立方体あるいは水平的な平面について、前後方向(手前と奥)の長さ。
数学
上述のように、長さ、というのはアプリオリな概念だとされてきたのだが、数学においても18世紀まではそのように扱われてきた(つまりそれ以上分析することもなく使われていた)[3]。そして線には長さが当然備わっている、とされていた[3]。
だが、現代数学では長さという概念をより厳密に定義している[3]。
直線の場合
例えば、線分の長さについて、公理的に扱い厳密な定義を与えている。
線分の長さとは、次のように定義される正の実数だとする。最初に、ある線分を選びこれを「単位線分」と呼ぶ。何らかの線分PQが与えられたら、まずPQが単位線分の何倍であるかを求め(これを n 倍とする。n は 0 あるいは正の整数)、不足分がでれば、この不足分が単位線分の 1/10 の何倍であるかを求め(これを n1 とする。0 から 9 の整数)、まだ不足があればさらにそれが単位線分の 1/100 の大きさの何倍であるかを求め……ということを限りなく続け、n, n1, n2, … を求め、PQ の長さを a とするなら、
- a = n + (n1/10) + (n2/102) + ⋯
として、これを線分PQの長さ、と定義する[3]ということが行われているのである。
曲線の場合
その他の意味
各記事を参照
物理学
ニュートンは空間を絶対のものとする体系(ニュートン力学)を作った[4]。というよりも、暗黙裡にそうだと仮定されていたと言ったほうがよいのかも知れない[4]、というのは(一般には)誰も疑いもしなかったのであるし、アインシュタインが現れるまで、空間や距離や時間というものは「自明のもの」として、根本的に問い直したり、疑うことをしなかったのだから、と茂木は述べた[4]。(ただし哲学の領域ではカントが空間や時間についても徹底して検討しようとしたことがあるにはあったのではあるが)。ニュートン力学では長さは絶対のものと暗黙裡に仮定されていた。アインシュタインの相対性理論によって、ニュートン力学の絶対空間は否定され[4]、物体の速度が光速に近づくにつれ、進行方向に空間が縮み、物体の長さが縮む、とされるようになった[4]。例えば光速の60 %で進む乗り物があったとしたら、それは進行方向について20 %縮む、という[4]。
単位
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長さ length | |
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量記号 | r, l, x, a 等 |
次元 | L |
種類 | スカラー |
SI単位 | メートル (m) |
CGS単位 | センチメートル (cm) |
FPS単位 | フィート (ft) |
プランク単位 | プランク長 (lP) |
原子単位 | ボーア半径 (a0) |
SI単位
長さのSI単位は、メートル法のメートルである。SI接頭語をつけた以下のような単位もよく用いられる。
キロメートル | = km |
センチメートル | = cm |
ミリメートル | = mm |
マイクロメートル | = μm |
ナノメートル | = nm |
ピコメートル | = pm |
フェムトメートル | = fm |
その他の単位
尺貫法においては、以下のような単位が用いられる。
ヤード・ポンド法においては、以下のような単位が用いられる。
天文学においては、以下のような単位が用いられる。
脚注
- ^ a b c d 広辞苑 第五版 p.1972
- ^ a b デジタル大辞泉
- ^ a b c d e 平凡社『世界大百科事典』第21巻 p.47 長さ、中岡稔
- ^ a b c d e f 茂木健一郎『あなたにも分かる相対性理論』PHP研究所、2009
関連項目
関連書
- 上野富美夫『「長さ」と「速さ」の話題事典』東京堂出版、2001年、ISBN 4490105894
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