階級制度の導入とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > 階級制度の導入の意味・解説 

階級制度の導入(1955年~65年)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/09 02:55 UTC 版)

軍服 (中華人民共和国)」の記事における「階級制度の導入(1955年65年)」の解説

1955年人民解放軍ではソ連軍に範をとった階級制度導入され、これに伴って軍服にも階級章礼服勤務服戦闘服区別取り入れられた。この軍服通称「五五式」と呼び1958年若干改正経て65年階級制度廃止まで若干変更含みながら踏襲された。 大別する次の2種用いられた。 「礼服」。陸・海・空軍将官と、元帥着用制帽は、胴部軍種色、帽章周りに金の模様がつき、あご紐金モール、またクラウン部に軍種色の縁取りが付く。上着ダブル開襟ネクタイ式で、襟部に軍種色(海軍は金)の縁取りと太い金線刺繍、またと星を組み合わせた襟章が付く。また袖の折り返しにも軍種色の縁取り袖口に太い金線刺繍が付く。元帥その上に大きな星の刺繍が付く。階級肩章表される。 「常服戦闘服兼ねる。「人民帽(解放帽ともいわれる)」スタイル略帽折襟の上着を着用1955年では将校将官場合常服では制帽被りソ連軍式の肩章用いるが1958年以降肩章肩章基本的に用いられず、襟章によって軍種兵科階級を表す。兵下士官1955年から襟章であったが、1955年時点では将官将校場合肩章階級襟章兵科区別していた。兵下士官襟章階級兵科同時に表されるように、後部兵科章が取り付けられる将校将官襟章場合台座襟章兵科色中心部についた兵科章で示される海軍兵・下士官世界共通の水兵服用い階級肩章黒地黄色横線の数)で表す。以上の2種明確に区別されていたのは将官元帥軍官級の高級幹部中心であり、特に兵・下士官尉官級の軍人は、襟章のみの軍服制帽被ったスタイル常服礼服兼ねていた。常服勲章メダルを沢山付け軍人当時多く見られる生地色は、陸軍空軍礼服ダークグリーンまたはカーキー色、同常服オリーブグリーンまたはカーキー色、海軍濃紺冬服)または白(夏服の上着)が用いられた。 なお略帽としては人民帽の他に、短期間だがソ連軍影響受けた略帽である「ピロートカ」タイプのものも1958年まで用いられ、また女性用ソ連軍女性用軍帽と同じベレー帽似たつばなしの略帽用いられた。またソ連軍倣って騎兵戦車兵などの一部兵科などを中心にブーツ乗馬型のズボン導入されたが一般兵科では布製日本軍の物に似た革製短靴が主に用いられた。 空軍では、1959年59式飛行服採用され以後半世紀近くわたって使用されることになる。59式飛行服には夏布飛行服上下とも山羊革製の夏飛行皮服、中綿入って毛皮の襟がついた冬飛行皮服があった。59式飛行皮服は民間でも非常に人気高く北京天津など北方大都市東北地方で、若者オートバイ乗るときなどの防寒衣料として広く用いられた。 「五五式」元帥礼服着用例。右から順に、葉剣英彭徳懐1958年ソ連訪問時。右端フルシチョフ、右から2人ブルガーニン。 同(林彪) 五五式、海軍将官服,蕭勁光。 五五式将官常服折襟)。1960年。 五五式将官常服朱徳着用していたもの。 五五式将官常服外套彭徳懐着用していたもの。 五五式海軍将官夏季常服(左、蕭勁光1957年8月) 五五式夏季空軍軍官常服軍医中尉陸軍兵、1959年海軍兵、1959年プロパガンダ描かれ陸軍兵士中央)。ソ連の「ピロートカ」型の略帽被っている。1958年雷鋒 中華人民共和国元帥肩章

※この「階級制度の導入(1955年~65年)」の解説は、「軍服 (中華人民共和国)」の解説の一部です。
「階級制度の導入(1955年~65年)」を含む「軍服 (中華人民共和国)」の記事については、「軍服 (中華人民共和国)」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「階級制度の導入」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

','','','','','','','','','','','','','','','','','',''];function getDictCodeItems(a){return dictCodeList[a]};

すべての辞書の索引

「階級制度の導入」の関連用語


階級制度の導入のお隣キーワード

階級一覧

階級不明

階級不明の神

階級別の死亡事故件数

階級制

階級制度

階級制度の導入

階級制度の復活

階級制度化

階級区分の変遷

階級区分図

階級区分図との違い

階級名

検索ランキング
';function getSideRankTable(){return sideRankTable};

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



階級制度の導入のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの軍服 (中華人民共和国) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS