軍官
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/22 01:07 UTC 版)
大礼服 国民革命軍の礼装である大礼服は、北洋政府時代を引き継いだフランス式となっているが、襟は詰襟から折襟となっており、あたかも規格帽に中山服の平常制服がそのまま豪華になったような印象を受ける。色合いは明るい水色に代わって、日本陸海軍の礼装同様より重厚感のある黒を基調としている。これらは同じく折襟で黒の礼装であったイタリア陸軍の影響も考えられる。 装飾は、清代が龍、北洋政府が菊であったのに対し、国花の梅を随所に盛り込んだものとなっている。これは戦後以降現在に至るまでのコンセプトを方向付けたといえる。 礼装姿の蔣介石。普通の将官よりもエポレットがかなり大振りである。 馮玉祥 朱培徳 張自忠 竜雲 楊虎城 徐培根(中国語版) 常礼服、軍常服 常礼服とは通常礼装の事であり、軍常服との明確な違いはない。常礼服や後方勤務者は短靴。乗馬ズボンは規定上乗馬本分者に限られているが、高級軍官の中には好んで着用している者もいる。 野戦では長靴ないし裏腿(ゲートル)を使用。裏腿は甲種(レギンス、革脚絆)と乙種(巻脚絆、巻きゲートル)の2種類があり、甲種は校官以上と定められている。 二級大将。サーベルを佩用している。羅卓英 白崇禧 短剣を吊った二級大将。張発奎 二級大将。馮欽哉 中将。孫立人 1945年10月、台湾方面日本軍降伏式典において、日本陸軍中将(左、第10方面軍参謀長諫山春樹)と降伏文書を交わす二級大将(右、陳儀)。短剣を吊っている。 騎兵将校。
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