うち‐かけ【打(ち)掛(け)/裲=襠】
読み方:うちかけ
1 着流しの重ね小袖の上に羽織って着る小袖。近世の武家女性の礼服。公家の場合は掻取(かいどり)と呼んで用い、町家でも、時に拝領と称して式服に用いた。現代では婚礼衣装に用いる。
2
㋐朝廷の儀式のとき、武官が束帯の上に着用したもの。長方形の錦(にしき)の中央にある穴に頭を入れ、胸部と背部に当てて着る貫頭衣。裲襠(りょうとう)。
りょう‐とう〔リヤウタウ〕【×裲×襠】
読み方:りょうとう
⇒打ち掛け2㋐
裲襠
裲襠
裲襠
裲襠
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/01 15:45 UTC 版)
裲襠(りょうとう、うちかけ)とは、古来、儀式の時に武官が礼服の上に着用した貫頭衣型の衣服[1]。中央にある穴に頭・首を通す形となり、胸部と背部に当てて着用し、上から帯を締める。類似した衣装を舞楽でも使用し、舞楽装束の一つも指す[1]。
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- ^ a b 大辞林 第三版「裲襠(りょうとう)」 三省堂 2015年10月16日閲覧
- ^ a b c 日本大百科全書「裲襠(りょうとう)」 小学館 2015年10月16日閲覧
- ^ デジタル大辞泉「ぶ‐の‐まい(武の舞)」 小学館 2015年10月16日閲覧
- ^ 大辞林 第三版「はしりまい(走り舞)」 三省堂 2015年10月16日閲覧
- ^ a b 「舞楽装束類, 天野社伝来(美術工芸品, 和歌山県)」 国指定文化財データベース 2015年10月17日閲覧
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