落成後
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/13 23:00 UTC 版)
「JR九州キハ71系気動車」の記事における「落成後」の解説
落成後は一貫して特急「ゆふいんの森」に使用されているが、団体臨時列車に使用されることもあり、一例として2009年に長崎本線・佐世保線・大村線を経由してハウステンボス駅まで入線実績がある。1993年7月には大阪駅での展示のため、同駅まで自力での走行実績がある。 1990年(平成2年)4月29日より中間車を1両追加して4両編成とされた。 1992年(平成4年)に最初のリニューアルが実施され、座席モケットを交換した。 1995年(平成7年)には二度目のリニューアルが実施され、床材と座席モケットの交換と同時に、キハ70 2については方向転換の上でアートギャラリーとビュッフェが隣接するように改められた。またトイレの処理方式は従来の循環式から真空吸引式に改造された。 2003年(平成15年)のリニューアルにあわせて機関換装が行われた。キハ71形のエンジンはコマツ製SA6D125HD-1 (400 PS / 2100 rpm) に、キハ70形のエンジンもコマツ製SA6D125H-1A(355 PS / 2000 rpm)にそれぞれ変更され変速機(爪クラッチに交換)もあわせて更新を受けたが、ブレーキの関係で最高速度の向上は行われなかった。キハ70 2のアートギャラリーはサロンスペースに改め、キハ70 1のビュッフェはショーケースとビールサーバーを新設して内装材を木材に変更し、ビュッフェ隣に4人掛けセミコンパートメント席を設けた。 2016年(平成28年)には、車体に取付けられた加速度センサーにより、空気ばねまたはコイルばねに平行して取付けたダンパの減衰力を切替えて車体の上下振動を緩和させる油圧式の可変減衰上下動セミアクティブダンパを、すべての台車に取り付け乗り心地の向上が図られた。台車についてはキハ71形の軸周りが多少改修された以外は従来のままとされている。
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