RPM
「RPM」とは、1分間に何回転するかを示す単位のことを意味する英語表現である。
「RPM 」とは・「RPM 」の意味
「RPM」とは、回転数を示す単位や、その他、ビジネス用語などの略称である。IT業界における「RPM」とは、主に二つの意味をもつ。一つ目は「revolutions per minute」あるいは「rotations per minute」の略称であり、回転する機器が1分間に何回転するかを示す単位である。数値が多いほど回転する回数が大きいことを示す。ハードディスクのような、回転する円盤状の記憶媒体の性能指標として用いられることが多い。二つ目は、「Linux」を操作する際に使われる、パッケージ管理コマンドである。パッケージとは「Linux」が導入しているアプリケーションの配布形式であり、プログラムの導入に必要なもの(プログラム本体・設定ファイル・ライブラリなど)をひとまとめにしたものを示す。「RPM」コマンドを用いることで、そういったパッケージのインストール・アンインストール、インストール済みのパッケージの確認などができる。「Red Hat Package Manager」あるいは「RPM Package Manager」の略称として生まれた。
ゲームジャンルの一つである「FPS(ファーストパーソン・シューティングゲーム)」における「RPM」とは、「Rounds Per Minute」の略称であり、「1分間に何発の銃弾を撃つことができるか」を示す単位として用いられる。ゲーム内には様々な特徴・性能を持つ多数の武器が存在するため、膨大な量の中から自分の好みの武器を選ぶ必要があるが、この「RPM」を見ることによって武器の連射力を確認することができる。また、同じように「1秒間に何発の銃弾を撃つことができるか」を示す単位である「RPS(Rounds Per Second)」もよく使われる。
自転車業界における「RPM」とは、自転車を漕ぐ人の「ケイデンス(1分間のペダルの回転数)」を示す場合に用いられる。「1分間に10回転」であれば「10RPM(Rounds Per Minute)」、「1秒間に1回転」であれば「1RPS(Rounds Per Second)」と表記でき、値が大きいほど時間内に沢山ペダルをこぐことができることを示すため、サイクリストの実力を数値で可視化できる。また、ニュージーランドに本社があるフィットネスクラブ「レズミルズ・インターナショナル」が考案した自転車のプログラム名が「RPM」である。固定式の自転車に乗り、音楽に合わせてテンポ・負荷・姿勢を変えながら、指定の時間を漕ぎ続けるプログラムである。ヒルクライム、スプリント、フラットライディングなど、様々なコースを音楽とインストラクターの指導によって再現するため、サイクルレースに参加するような運動を手軽に行えるという利点がある。かつては「ボディバイク」と呼ばれていたが改称し、様々なスポーツジムで導入されている。
WEB広告やマーケティング業界における「RPM」とは、「Revenue per Mill」の略語で、「1,000ページインプレッションあたりの売上」や「広告が1,000回表示された際の見積収益額」を意味する。閲覧者(ユーザー)が広告を目にしたタイミングで1回とカウントし、それが1,000回に達した時にどれだけの広告収入を得られるかを示す値であり、この「RPM」の値が高ければ高いほど、収益性に優れていることが分かる。広告収入を得ることを目的としているYouTubeや個人サイトにおいては、どのようにすれば「RPM」が上昇するかを分析・対策を講じていく必要がある。具体的な方法は様々あるが、一般的なWEB広告の場合は「クリック単価」「広告の量」「広告の質」の三要素に着目し、一つだけを過剰に強化するのではなく、バランスよく調整していくことが望ましいとされる。
また、ビジネス関連における「RPM」は、採用管理システムの名称としても知られる。応募者のデータ管理、募集広告の管理、面接予約など、人材採用において必要な一連の作業を一元管理することができる。また、蓄積した採用データを用いた分析により、募集した広告媒体の費用対効果などの測定、業務に要した時間などを算出し、採用にかかるコストを可視化することが可能となる。
アール‐ピー‐エム【RPM/r.p.m.】
読み方:あーるぴーえむ
《revolutions per minute》1分間当たりの回転数。回転毎分。
アール‐ピー‐エム【RPM】
読み方:あーるぴーえむ
RPM
Red Hat Linuxをはじめとする多くのディストリビューションで利用されているパッケージ管理システムの形式、またはパッケージファイルの名称。
もともとはRed Hat Linuxで利用するために開発されたパッケージ形式だが、Red Hat Linuxを基礎としたディストリビューションが数多く存在することもあり、このフォーマットを利用しているディストリビューションは多数存在する。ただし、パッケージファイルが同じフォーマットであっても、あるディストリビューション用のRPMパッケージがほかのディストリビューションで利用できるとは限らないので注意が必要。
パッケージファイルにはコンパイル済みのバイナリファイルやシステムにインストールされるファイル、インストール/アンインストール時に動作するスクリプト、そのパッケージに含まれるソフトウェアを動作させるために必要となるパッケージの依存情報などが含まれている。依存するパッケージがインストールされていないと、そのパッケージをインストールすることができない仕組みになっている。
Red Hat LinuxにRPMが採用されたのは「Red Hat Linux 2」からで、当初は「Red Hat Package Manager」と呼ばれていたが、現在では「RPM Package Manager」となっている。
関連見出し
パッケージ管理システム
Red Hat Linux
関連URL
RPM(http://www.rpm.org/)
rpm
読み方:アールピーエム
別名:回転毎分,回転/分,r/min
rpmとは、1分間当り何度、回転を繰り返すか、を示す単位である。
rpmはコンピュータ関連ではハードディスク(HDD)やMOなどの記憶媒体におけるディスクの回転速度の単位として用いられる。rpmの値が高ければ高いほど、より高速にデータの読み書きを行うことが可能であることになる。
ハードディスクにおけるrpmは、普通、5400rpmや7200rpm、10000rpmとなっている。ハードディスクを購入する際などには、rpmはディスク容量などとともに参照するべき要素となっている。
rpm
回転速度。エンジン、モーターなど、回転機器の1分間当たりの回転数(毎分回転数)。SI単位系では英語表現でのrotational frequencyが正式。
同義語 R/MINRPM (ファイルフォーマット)
この記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。(2024年4月) |
拡張子 | .rpm |
---|---|
MIMEタイプ | application/x-rpm |
マジック ナンバー | 0xed 0xab 0xee 0xdb |
開発者 | レッドハット |
種別 | パッケージ管理システム |
RPM は、Red Hat Enterprise LinuxやFedora、openSUSEなどで利用されるソフトウェア・パッケージのファイルフォーマット。
概要
拡張子 ".rpm" のファイルは、多くのLinuxディストリビューションなどで利用されるバイナリによるソフトウェアのパッケージである。これらのパッケージは"label"を含み、以下の情報を含む。
- ソフトウェアの名前
- ソフトウェアのバージョン
- パッケージのリリース
- パッケージのアーキテクチャ
その他、認証用のシグネチャやgzipなどで圧縮されたファイルアーカイブを含む。
Red Hat Enterprise LinuxやFedora、openSUSE、Mandriva Linuxなどでは、このパッケージフォーマットを利用してインストールされているソフトウェアを管理し、RPM Package Manager、yum、zypper、urpmiなどでコントロールする。
他にLinuxディストリビューションで利用されるソフトウェア・パッケージのフォーマットとしては、debなどが存在する。
関連項目
外部リンク
Rpm
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/18 03:20 UTC 版)
RPM, rpm(アールピーエム)
単位
- rpm (単位) - 回転速度の単位。
- レヴェニュー・パー・ミル - 広告におけるインプレッション収益の単位。
会社名
- RPM (カナダの音楽雑誌) - 1964年から2000年まで存続したカナダの音楽雑誌、その発行社。
- RPM (日本パレットレンタル) - 日本パレットレンタルのタイ王国現地法人。RETURNABLE PACKAGING MATERIAL MANAGEMENT CO., LTD. の略。
- アールピーエム - Tonyが代表を務めるソフトウェア企画・開発・販売会社。
- RPM (台湾のオートバイ部品メーカー) - 台湾に本社を置く、スクーターを中心とするレース向けのカスタム部品メーカー。
- RPM (村島製作所) - 村島製作所として、1973年に創業。レーシングカートフレームの他4輪レース用溶接加工をメインとした様々なレーシングパーツを製作する。
1978年、オリジナルパーツとして、『4in2in1集合方式+アルミサイレンサー+上質なトリニッケルクロームメッキ』の”RPM421シリーズ”のオートバイ用エキゾーストシステムを発売する。特に排気効率を向上させてエンジン性能に寄与する「4in2in1集合マフラー」は現在でも様々なマフラーメーカーが採用している。
- RPM (株式会社ア-ルピ-エム) - 1981年、村島製作所を組織変更して法人化した。80〜90年代は各種レース活動(二輪・ジェットスキー・ラジコンなど)を行いながら様々なレース用部品を販売する。90年代以降は環境規制に適合した車検対応のストリート用スポーツマフラーに絞り込み現在に至る。
アールピーエム(RPM)はRacing Project Murashimaの略称であり、村島製作所時代よりオリジナル部品や自らのレース活動で代表呼称として使われている。 また、多くのオートバイマニアの間でRPMマフラーはP管として親しまれて来た。
商品名
- r.p.m. 〜瞳の中の想い出〜 - 有限会社オデッサプロジェクトのアダルトゲームブランド「e-エ・レ・キテル」より2002年10月11日に発売された、18禁学園恋愛アドベンチャーゲーム。なるせゆうじがキャラクターデザインを担当。
- Rational Portfolio Manager - IBMソフトウェアのブランドの1つ。
- RPM - レスミルズプログラムの一種で、固定式自転車を使用したフィットネスプログラム。
- RPM - しんむらけーいちろーによる漫画作品。Option(三栄書房)にて連載。
その他
- RPM Package Manager - レッドハット社が開発したパッケージ管理システム、コマンド。
- RPM - このシステムで利用されるファイルの形式。
- ランデブー・ピッチ・マニューバ - スペースシャトルが国際宇宙ステーションにドッキングする直前に行う機体の検査。
- パワーレンジャー・RPM - 海外特撮『パワーレンジャー』シリーズの1つ。
- マリ連合 - マリの政党。
- レーヴン漸進的マトリックス - 知能検査の一種。
- R.P.M. - 黒人のゴスペルグループ
rpm (単位)
(rpm から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/05 16:14 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動この記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。2013年9月) ( |
回転毎分/回毎分 revolutions/rotations per minute | |
---|---|
記号 | rpm, r/min |
量 | 回転速度 |
SI | 1/60 s−1 |
定義 | 毎分1回の回転速度 |
rpm(アールピーエム)は、英語の"revolutions per minute"[1]または"rotations per minute"の略で、1分の間での回転数である。日本語では回転毎分と言い、回毎分、回転/分 や r/min などとも表記される。
60 rpm = 60 min−1 = 1 rps = 1 s−1 である。国際単位系 (SI) に含まれる単位は s−1(毎秒)だが、併用単位として min−1(毎分)も使え、計量法では rpm(回毎分)も認められている。
rpm という単位は、主として回転する機器(回転機)において、一周期を一回帰と見なし、1分間に何度同じ回帰を繰り返したかを表す単位として用いられる。例えば、電動機(モーター)やエンジンを搭載した製品や、ハードディスクドライブなどのカタログや取扱説明書の仕様などにおいて、スペックの表示に用いられる。
また、ファクシミリなどの線による描画を行う機器も、1分間に何度線を記す動作をしたかを示し、記録速度として用いられる。これは初期のファクシミリにおいて、現在のようなラインスキャナとプリンターの組み合わせではなく、回転ドラムを用いて原稿の読み取りや印刷を行っていたことの名残である。
脚注
関連項目
RPM
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/27 03:22 UTC 版)
「パッケージ管理システム」の記事における「RPM」の解説
rpm形式パッケージを対象とした Red Hat Linux で開発されたツール。単純なインストールのほか、src.rpm形式やnosrc.rpm形式 + ソースアーカイブなどを使って、ソースからのリビルドを行いrpmパッケージを生成する機能もある。以下のパッケージ管理ツールはいずれも RPM を置き換えるものではなく、RPMをバックエンドとして利用し、より高度な機能を提供している。
※この「RPM」の解説は、「パッケージ管理システム」の解説の一部です。
「RPM」を含む「パッケージ管理システム」の記事については、「パッケージ管理システム」の概要を参照ください。
- rpmのページへのリンク