しつ‐げん【湿原】
しつげん【湿原】
湿原
気候の寒冷なところでは,池や沼に生えた水草が枯れても,分解しないままに堆積します。やがて,底が浅くなると太陽光線もよく透るようになるので,水底に根づく沈水植物の繁殖も活発になって,ますます底は浅くなります。この水草の枯れた堆積物は,ついには池や沼を埋めてしまいます。そこに湿生植物が生育を始め,この時期の湿原は低層湿原と呼ばれています。植物は,更に堆積を続け,湿原をしだいに盛り上げていきます。湿原
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/15 06:36 UTC 版)
湿原(しつげん)とは、湿地(英: wetland)の一種で、淡水によって湿った草原を指す[1]。英語ではムーア(moor[2][3])またはボッグ(bog[3] )と訳される。
- ^ 矢部 2014, p. 11.
- ^ 文部省 編『学術用語集 地理学編』日本学術振興会、1981年。ISBN 4-8181-8155-2。
- ^ a b 文部省、日本植物学会編『学術用語集 : 植物学編』(増訂版)丸善、1990年。ISBN 4-621-03376-X。
- ^ 矢部 2014, pp. 12–13.
- ^ a b 矢部 2014, p. 13.
- ^ 矢部 2014, p. 16.
- ^ 矢部 2014, p. 15.
- ^ 矢部 2014, p. 17.
- ^ 辻井 2013, p. 14.
- ^ a b c d 辻井 2013, p. 15.
- ^ a b c 辻井 2013, p. 17.
- ^ a b c d e f g 辻井 2013, p. 18.
- ^ “釧路湿原国立公園”. 環境省. 2011年8月18日閲覧。
湿原
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/09 00:12 UTC 版)
湖沼などに土砂や植物の枯死体が堆積したり、河川がせき止められたりして成立したものである。高層湿原・低層湿原・中間湿原等の種類がある。
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「湿原」の例文・使い方・用例・文例
- 湿原沿いには、1.5kmの遊歩道が整備される
- 今日は湿原を歩きに行った。
- ツルが湿原に舞い降りた.
- 湿原や沼地にすむユーラシア産のクイナ
- オーストラリアの塩けのある湿原の足の長い3足指のある渉禽
- 北アメリカと日本の湿原生のランの属
- 1本または2本の目立つ花を有するアレトゥーサ属のいくつかの湿原生蘭の総称
- 1枚の基部の葉より上の直立する赤みがかった茎の先端に、紫の斑点がある単生の白からピンクの花をつける北半球の温帯の珍しい湿原生のラン
- 純白の縁毛のある花の穂状花序を持つ、北アメリカ東部の湿原生のラン
- トキソウ属の丈夫な湿原生のランの総称:細い根茎と1つまたは少数の葉と単生で頂生の花をつける直立茎を持つ、地上生のラン
- 常緑の革のような葉と小さな白い円筒形の花を持つ、温帯北部の湿原低木
- 小さな紫の花と、裏側が粉白の薄色の葉を持つ、米国北西部の湿原のゲッケイジュ
- ヨーロッパ北部、中部とシベリア東部から朝鮮と日本の湿原低木
- トウエンソウ目の湿原植物の単子葉植物科
- 湿原に生育する優美なコケ状の植物の小さな属で、白色からスミレ色の花をつける
- ホシクサ科の標準属:水性または辺境の、イグサに似た多年草で、浅瀬や酸性の湖、池、湿原などで見られる
- 米国南東部のパインバレンズの湿原植物で、黄色がかったオレンジ色のふぞろいな穂状花序を持つ
- 北極地方および温帯地域北部に生育する湿原草本の属
- ウメバチソウ属の通常常緑の湿原植物で、根元から出ている葉は幅広でなめらかで、ウマノアシガタに似た薄い色の花が1つ咲くものの総称
- オレンジ色のかさと黄色いひだを持つ小さな菌類で沼にあるミズゴケ湿原で見られる
濕原と同じ種類の言葉
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