ひ‐りょう〔‐リヤウ〕【比量】
比量
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/10/23 06:28 UTC 版)
比量(ひりょう、梵: Anumāna )とは、主にインド哲学や仏教における量説の一つで、推論の意味である。
三支作法
仏教では、陳那によって、比量を3つの「宗」「因」「喩」で論式を立てる。
- 宗 声は無常なり
- 因 所作性の故に
- 喩 瓶等の如し(同喩)、虚空等の如し(異喩)
五分作法
ニヤーヤ学派では、論式を5部に分けて示す。
- 主張 かの山は火を有するものなり
- 理由 煙を有するものであるから
- 実例 なにものでも煙を有するものは火を有する。例えば台所のかまどのごとし
- 適用 煙あるかまどのごとく、かの山もかくのごとし
- 結論 ゆえにかの山は火を有するものなり
関連項目
- 集量論
- 判比量論
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