歴史研究会
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歴史研究会(れきしけんきゅうかい)は、全国の歴史愛好家の親睦交流と研究発表を目的として1958年(昭和33年)に東京で設立された文化機関。長年新人物往来社(東京都千代田区)内に事務局をおいていたが、その後合資会社歴研(品川区五反田)を経て、2021年(令和3年)5月からは戎光祥出版(千代田区麹町)に移っている[1][2]。会の名称は場合によって「全国歴史研究会」と読みわけることがあったが[3]、2022年3月に名称を「全国歴史研究会」に統一すると発表した[4]。
- ^ a b 戎光祥出版 (2021年9月10日). “『歴史研究』リニューアル刊行についてのお知らせ”. note.com. 2024年2月10日閲覧。「歴史研究誌『歴史研究』(歴史研究会)は合資会社歴研様から事業譲渡を受け、本年春より戎光祥出版株式会社が発行元となりました」とある。
- ^ 『歴史研究』の「リニューアル創刊号」と称した2021年5月・6月号(通巻第691号、ISBN 978-4-86548-109-9)までは出版元が歴研となっているが、2021年7月号(通巻第692号、ISBN 978-4-86403-392-3)からは出版元が戎光祥出版となっている。
- ^ a b c インターネット歴史館「歴史研究会(全国歴史研究会)の会則」(2019年3月24日時点のインターネット・アーカイブ)
- ^ 全国誌『歴史研究』(全国歴史研究会) [@zrkkRekishikan] (2022年1月12日). "【お知らせ】このたび歴史研究会は、全国組織であることをより明瞭に示すため…". X(旧Twitter)より2024年2月10日閲覧。
- ^ インターネット歴史館「歴史研究会(全国歴史研究会)の四大文化事業」(2012年6月24日時点のインターネット・アーカイブ)
- 1 歴史研究会とは
- 2 歴史研究会の概要
歴史研究会(れきけん)
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薗田波留(そのだ はる) 主人公。男女共学の美園高校2年E組。16歳。得意の日本史では中間試験で97点を取る程勉強はできるが、対話や球技が苦手なため、クラスでは地味で目立たず、自らスクールカーストの最下層にいると感じている。同じクラスのマドンナ・本田知華子(波留は密かに「ホンチー」という愛称をつけている)に高校入学以来ずっと憧れているが、高嶺の花と感じ声をかけることさえできずにいた。しかしある日、本田知華子が自分のカノジョになっている夢を見たことがきっかけで、「厳重に施錠してあった」彼女への想いを封印する扉が突然おもいっきり開いてしまう。授業にも集中できなくなった波留は「いっそのこと告白してフラれれば再び穏やかな生活が訪れるだろう」と考え、放課後、本田知華子に声をかけようとするが、走ってどこかに急ぐ本田知華子を見失いそうになる。やっと追いついた波留は、なんと本田知華子が中年の男と二人でカラオケスナックに入るところを目撃してしまう。「まさか援助交際…?それともスナックのホステス…?」と、本田知華子の清楚なイメージとかけ離れた光景に出くわした波留はショックを受け、告白するつもりだった心が一瞬にして折れてしまう。失意のまま帰宅途中、商店街で怪しい風体の男に声をかけられ、恋愛事に効き目があるというピンク色の招き猫を半ば強引に5千円で売りつけられてしまう。母親からは「クリーニングオフ(?)」で返品してくるよう怒鳴られるが、招き猫にたくさんの涙を垂らしてしまったため、返品を断られると思った波留は返品を諦め、招き猫に「神様…どうかこの恋を…まだ終わらせないでください…」と祈る。すると招き猫が突然猫型の生き物に変身し、物語が始まる。 とても誠実ではあるが基本的にヘタレであり、何事にも踏ん切りがつかない性格だったが、物語を通じて人間的に大きな成長を遂げる。 佳枝からは「ハル坊」と呼ばれている。 本田知華子(ほんだ ちかこ) 本作のメインヒロイン。美園高校2年E組。歴史研究会(れきけん)には、物語の途中(第18話、単行本第2巻)で部長の堺歌丸に強引に誘われ、いつの間にか入会させられた。容姿端麗・成績優秀(日本史の中間試験ではクラスでただ一人100点満点)・運動神経抜群・清楚で折り目正しい性格という、絵に描いたような完璧な美少女であり、男女どちらからも非常に人気がある、スクールカーストのトップ。余りに完璧すぎ、「間近で見てもCGかよってくらい」「一切くもりがない」「芸能人でいたっておかしくない」というレベルのため、かえって近寄る男子がいない。同性の奈波が見ても「純潔乙女」「大和撫子」「理想にピッタリ」という印象を与え、「あんなふうになりたい」と羨ましがられた。姫カット。趣味は歌を歌うこと、好きな食べ物はオムライス、好きな音楽は昭和歌謡。将来の夢は歌手になること。…しかし一見完璧に見える彼女には、度を越した致命的な欠点、音痴、味オンチ(不味い料理を食べても気にならず、とても不味い料理を作っては家族や友人に振る舞ってしまう)、方向オンチがあった。家族・親類は本人の気持ちを考え、それらの欠点を全く指摘せずに知華子を育てたため、本人は全く自覚がない。家庭科の授業で作ったクッキーがメチャクチャ不味くても、本人は不味いことに気付かず、友人達も、普段の完璧なイメージから知華子の味オンチのせいであるとは全く疑わなかった。中学時代に友人達と行ったカラオケで、その余りの音痴さに友達に思い切り引かれたが、知華子は「(昭和歌謡ばかりなので)曲が古すぎたせいだ」と勘違いしていた。 中学の教師である父親から非常に厳しく育てられたため、世間知らずでお人好しであり、天然ボケで恋愛にも非常に疎く、天真爛漫過ぎる面があったが、波留との関わりの中で徐々に人間的に成長していく。 モデルは麻丘めぐみ。容姿がそっくりであり、カラオケで歌う歌も麻丘めぐみのデビュー曲、「芽ばえ」である。 クラスメイトからは「カコちゃん」、佳枝からは「チカティ」と呼ばれている。 荒場木亮太郎(あらばき りょうたろう) 美園高校2年E組。波留の親友で良き相談相手。長身で眼鏡をかけている。歴史研究会の先輩、近藤楓に密かな恋心を抱いているが、それは中学時代に付き合っていた別の女性(椛)に、楓がとても似ていることが影響していることに自ら気づいていた。天然ボケの知華子からは「アラキバくん」と間違えて呼ばれていた。佳枝からは「バッキー」と呼ばれている。訳あって知華子から電話を貰った際、波留が知華子を好きであることを知っていた亮太郎は波留に有利な展開になるよう知華子に提案したが、知華子に「やさしいね」と褒められた。しかし亮太郎は「やさしいね…か…。単純に女の子に深く踏み込む勇気がなくなってしまっただけなんだけどな…」とつぶやくなど、かつて付き合っていた椛への未練を大きく引きずっている。文化祭でばったり出会った椛が連れていた彼氏(遊び人)に騙されてファーストキスを奪われ、泣いていた佳枝を見つけ、優しい言葉をかけると、以前から亮太郎のことを意識していた佳枝は「消毒だ」と言って亮太郎の唇を奪う。椛と会話し、かつて憧れていた椛が女性としてすっかり堕落していることを知って目が醒めた亮太郎は、佳枝の好意を受け入れ、佳枝との清い交際(まずは友達から)に踏み切ることになる。 小南奈波(こなみ ななみ) 美園高校1年C組。一重まぶただが大きな瞳をもつショートカットの少女。小柄で、登場当初はぽっちゃり体型(安産型)で眼鏡をかけており、クラスでも地味な存在だった。Bカップ。とても真面目で奥手な性格の常識人であり、料理が上手。女の子は純潔であるべきだと考えているが、一方でむっつりスケベの面があり、恋愛感情は豊かで、性的な知識も普通に持っている。「カッコイイセンパイがいるから」と友人の誘いで見に行った把紋人を見て、「目がやさしい」「なんかいい人そう」と、ひと目で把紋人の柔和で誠実な人格を見抜いた。その後把紋人が波留と一緒にいるところを偶然見かけ、イケメンなのに波留のような「普通の人」と仲良くしている把紋人を改めて「いい人そう」と思ったと同時に、波留の「最近の高校生の男の人には珍しく、清潔に切り揃えられたもみあげ」がやけに印象に残った。同じ日の放課後、校内の廊下を掃除しているときに、把紋人の陰口を叩いているグループに、波留が危険を顧みず単独で反論し「アイツ(把紋人)がモテるのは、いいヤツだからなんだ!」と叫ぶ場面に出くわし、波留の誠実さに一目惚れ、自ら歴史研究会に入部することを決意する。 自分の容姿に対するコンプレックスにより、波留にはずっと告白できずにいた。 佳枝からは「コナミ」とそのまま名字で呼ばれている。 ジュリアンニャが奈波と知り合いであることに波留が気付き、奈波を旅行先の旅館のプールサイドに呼び出して、互いに招き猫がついていることを確認し合う。このことによって奈波は波留に自分以外に好きな人(知華子)がいることに気付いてしまい、混乱した奈波は勢いで波留に告白しようとするも、鈍感な波留は奈波が好きな相手が自分であることに気付かず、奈波にお互いに頑張ろうと告げる。ショックで奈波はプールに転落しびしょ濡れになってしまうが、ジュリアンニャに諭され、知華子へのライバル心を燃やすようになる。 「まずは振り向いてもらうための努力をしろ」というジュリアンニャからの指導に応え、苛酷なダイエットに成功。眼鏡もやめてコンタクトにしたことで、痩身の美少女に変身する。波留に毎日手作り弁当を作るなどして一途に波留を想い続けるが、波留は知華子に夢中で、全く振り向いてくれない。別の男(見た目は派手だが中身は誠実な同級生)から言い寄られるようにさえなるが、頑なに拒否し、波留を恋し続ける。波留には「かわいくなった」と褒められたことで涙を流して喜ぶが、鈍感な波留は自分が好かれていることに全く気付かないのであった。 近藤楓(こんどう かえで) 美園高校3年。歴史研究会の副部長。小柄だがグラマー(Eカップ)でスタイル抜群の、落ち着いた雰囲気を持つ清楚な女の子。二重まぶたで肩までには届かない黒髪のボブカット。どんな状況でも冷静かつ論理的に対処する。歴女。実家は祖母が経営する甘味処「こんどう」で、あまり客は多くないが、時々和服で店に手伝いに出ている。実は洋菓子好き。部長の歌丸に、密かだが一途な恋心を抱いているが、その想いを封印し続けている。なお、容姿はモリタイシの後年の作品「あそこではたらくムスブさん」の主人公、結さんと瓜二つである。 部長の歌丸の家は隣。佳枝からは「コンちゃん」と呼ばれている。恋愛には奥手でファッションにも興味がなく、歴史研究会の旅行でビーチに行ったときもスクール水着しか持っていなかったためそれを着ていたが、恥ずかしくてずっとパーカーを着込み、佳枝にパーカーを剥ぎ取られるまでは水着姿にならなかった。 歴女故に、夏の研究旅行で京都・函館五稜郭以外の候補を聞かれた楓は奈良明日香村と伊勢神宮を挙げ、佳枝は「大学受験の合格祈願ができるパワースポットだ」と伊勢神宮を推薦したため、結局伊勢神宮に決まった。 沖田佳枝(おきた かえ) 美園高校3年。金髪のショートカットで、イケイケな感じの派手な風貌の美人。背は高めで胸(Eカップ)やヒップも大きくグラマーだが、腰はくびれている。服装(制服のシャツの胸元を大きく開いている)やあけっぴろげな発言、態度は如何にも遊び人風だが、実は恋愛に奥手で、キスの経験さえない。制服のスカートは短いが、常に短パンを穿いているため、パンチラはない。荒場木に淡い恋心を抱いており、カマをかけるが、楓のことが気になる荒場木にはぐらかされ、「冗談だしー」とごまかす。実家はケーキ屋(プランタニエ、printanier:フランス語で「春のような」の意)を営んでおり、部長の歌丸の家は隣。(部長の歌丸の家の両隣が楓と佳枝の家である。)物語終盤で亮太郎と急接近し、互いに想い合う仲になる。 堺歌丸(さかい うたまる) 美園高校3年。歴史研究会の部長。長身痩躯で一見イケメンだが、新選組副長、土方歳三の大ファンであり、学校にいるときも常に土方歳三のコスプレをしている、佳枝曰く「アホで変態」、他の部員曰く「面倒な人」。本名で呼ばれることを嫌い、「副長」「土方さん」「歳」と呼ばせようとしているが、ほぼ誰も応じていない。新選組の隊士と同じ姓の楓を「局長の近藤」、佳枝を「一番隊組長の沖田」と呼んでいる。小南奈波を山南敬助に因んで山南、波留を藤堂平助に因んで(?)藤堂、亮太郎を斎藤一に因んで(?)斎藤と呼んでいる。剣道部にも所属しており、ビーチで出会った不良達にも全く物怖じせずハッキリとものを言う、非常に男らしい性格。…実は、本田知華子を強引に研究会に連れて来たのは彼女の美しさに一目惚れしたためであるが(彼女にだけは新選組に因んだ呼び名は付けなかった)、物語の最後まで、そのことを顕にすることはなかった。(実は新選組には本田岩吉がいるが、堺はそれを知らず、ネットで調べて見つけた。)実家は呉服屋(堺屋呉服店)で、楓と佳枝の家に挟まれている。歌丸はその呉服屋の一人息子であり、佳枝からは「ボンボンのバカ旦那」「コンちゃん(近藤)とは幼馴染だが歌丸とはくされ縁」と言われている。 夏休みの研究会旅行で、新選組にゆかりのある京都か函館五稜郭の二択を部員に迫るが、正式な部ではないので旅行は自腹であり、佳枝に「お前のオナニー趣味に付き合ってられるか!このオナニー野郎!」と怒鳴られた。むっつりスケベの奈波はその時つけていた「福良か☆バストアップブラ」に胸を揉まれ狼狽するが、箱入り娘である知華子は「おなにぃやろうって、なんですか?」と皆に聞き返し、全部員に驚かれた。 崎山亨(さきやま とおる) 美園高校1年B組。歌丸の剣道部の後輩であり、研究会の夏休みの旅行の行き先多数決で票が分かれて決着がつかなかったため、多数決で勝つために歌丸から急遽研究会に入部させられた新メンバー。しかし崎山は先輩として歌丸を尊敬しており、自らすすんで歌丸を「土方先輩」と呼んでいる。歌丸からはやはり新選組の隊士、山崎烝に因んで「山崎」と呼ばれている。背が低くてソフトモヒカンであり、正義感は強いがエロ方面への耐性がなく、肌の露出の多い沖田にはいつもドキドキさせられている。研究会の女子メンバーのレベルの高さに感動し、いつも褒め称えている。旅行先の宿の廊下ですれ違ったジュリアンニャのダイナマイトボディを見て最高潮に興奮した。歌丸同様非常に正義感が強い熱血漢だが、剣道部なので素手でのケンカには弱く、ビーチで出会った不良達には徹底的に痛めつけられてしまう。
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