市制施行とは? わかりやすく解説

市制施行

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 09:12 UTC 版)

佐伯市」の記事における「市制施行」の解説

海軍航空隊誘致成功した佐伯町は、軍都として相応し規模要求されることになった昭和11年1936年)には大分県佐伯鶴岡・上堅田八幡の1町3合併勧奨し、これを受けて昭和12年1937年4月1日佐伯鶴岡・上堅田の1町2合併し新制佐伯町(さいきちょう)が発足する昭和15年1940年)に海軍佐伯防備隊(さえきぼうびたい)が設置されると、村民反対により先の合併不参加であった八幡村加え佐伯湾面する町村さらなる合併求められるようになり、昭和16年1941年1月21日には佐伯八幡・西上浦大入島の1町3首長助役協議し国策に従って合併協力する旨を確認した。こうして同月23日佐伯防備隊司令井原美岐雄からの合併要請4月12日内務大臣平沼騏一郎からの合併諮問内務省分地第八号)を受け、天長節4月29日に、大分県5番目の市となる佐伯市さいきし)が誕生初代市長には元豊要塞司令官郷田兼安陸軍中将)を招聘した。

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市制施行(門司市の成立)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/10 03:17 UTC 版)

門司市」の記事における「市制施行(門司市の成立)」の解説

1898年明治31年)には、門司町人口2万5280人にまで増加した10月3日、市制施行建議論議のための臨時町会開かれ満場一致で、内務大臣に市制施行申請提出することを議決した申請書では、その理由として、急激な都市化への対応が必要であること、郡費負担重く、これを都市形成振り向ける必要があることを挙げている。その結果同年12月28日内務省告示135号により、翌1899年明治32年4月1日より企救郡門司町を市とすることとされた。曽我部道夫福岡県知事は、明治32年2月門司市制地の資格ありと認定して上申した理由について、「外国交通要路に当れる門司港は国を代表すべき地位にあるものとして斯く急に市制施行する事とな」した、内務大臣もこの点に着目して告示発した説明している。4月1日市制施行されると、門司町長後章臣が福岡県知事から門司市事務取扱命じられ当分の間門司町役場跡を市役所充てることとされた。4月22日には、門司市実施祝賀会が行われた。 5月31日門司市会議員二級選挙二級議員15人を選出する選挙)、6月1日一級選挙(市の直接納税額の79%を納める九州鉄道会社選挙人として一級議員15人を選出する選挙が行われたが、門司協会門司同志会、田の浦協会、栄倶楽部といった政治団体激しく争い憲兵巡査取締り乗り出した末、二級議員15人中14人を門司同志会占めた次いで7月3日市会市長候補者を選出することとなった当初九州鉄道会社社長らに推され門司同志会支持得ていた松田和十郎大勢決していると思われたが、新たに組織され門司倶楽部広沢哲郎担ぎ広沢派の示威運動松田派が憤慨して市会欠席するという異常事態の中、広沢第1回選挙市長候補者に選出された。広沢市長就任8月10日内務大臣裁可を得、8月18日就任となったその後助役市参事会各区区長置かれるなど、市の機関が一応成立したが、市長選挙のしこりから、区長区長代理多数辞表提出したり、市会市長助役市参事会不信任建議案が提出されたりして、波乱のスタートとなった

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市制施行

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/19 00:10 UTC 版)

中間市」の記事における「市制施行」の解説

戦後様々な行政事務見直し進められるにあたり基礎自治体適正な規模見直される動き全国的に起こった遠賀郡部では、まず福岡県主導により1950年昭和25年)に中間町水巻町芦屋町香月町遠賀村・岡の4町2による人口12超の「遠賀市」構想計画され関係自治体での調査研究が行われたが、1951年昭和26年)の統一地方選挙多く町村長議会議員改選迎えたため、この構想は自然消滅となった次いで1952年昭和27年)には、前回の4町2加えて八幡市若松市戸畑市の3市も含めた50万人超の「大遠賀市」構想再燃し世論調査行われたが、今回合併には至らず立ち消えとなった。なお、1955年昭和30年)に香月町八幡市編入されている。更に1957年昭和32年)、遠賀川水利権住宅適地求めていた八幡市は、議員団中間町派遣して視察行い遠賀郡含めた合併により大八幡市の建設呼びかけた。しかし大きな市の辺地となることを恐れた郡部町村反応悪くそれぞれ単独での市制町制施行向けた動きへと変わっていった。 地方自治法上の市となるべき人口要件5万人以上であるが、1958年昭和33年4月法律改正による特例措置により、同年9月30日までに申請のあったものについては人口3万人以上をもって市となることを認めるとされた。そこで急遽市議会内において市制調査特別委員会設置してその可否研究した結果、「市制施行すべき」との答申が行われ、9月末の期限直前福岡県知事宛て市制申請書提出された。市制申請書は県を通じて総理府提出され11月1日をもって県下20番目の市となることを許可された。

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市制施行

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/28 03:54 UTC 版)

米原の読み方」の記事における「市制施行」の解説

小委員会により絞り込まれ候補候補ふりがな応募天の川 あまのがわ 21 伊吹 いぶき 67 坂田 さかた 113 米原 まいはら 333 米原 まいばら 485 坂田郡山東町伊吹町米原町合併することとなった合併に伴う事項協議を行う合併協議会設置され協議会では新市名称について提案された。2003年10月16日行われた第一回協議会では、新市名称について候補公募し協議会小委員会で5候補程度絞り込むこととなった2003年12月15日から2004年1月30日の間で行われた名称の公募結果無効となったものを除き1542件の応募があり、特に応募数が多かった候補は「米原まいばら)」「米原(まいはら)」「坂田」「伊吹山」などである。これらの応募受けて行われた小委員会では、選考においては歴史文化にちなんだ名称」「全国的にアピールできる名称」「地域の特徴を表す名称」「住民理想願いにちなんだ名称」の点を参考応募され全ての作品選考された。一人3候補投票形式行われた一次選考選定され16候補から、小委員会での協議二次選考)により「天の川」「伊吹」「坂田」「米原(まいはら)」「米原まいばら)」の5点選定された。 そして、2004年4月15日行われた第七回の協議会新し市の名称協議が行われた。決定方法協議であり、協議による決定困難な場合協議会での投票により決定されることとなった協議ははじめ、「米原まいばら)」を推薦する意見多数挙がった理由は、公募での応募数が第一位であったこと、東海道新幹線停車駅である米原駅まいばらえき)が知れ渡っていることなどである。一方公募での応募数を理由に「米原」とすることには疑問の声も上がった公募での投票地域全体行われているものであり、米原町民の応募数、山東町民の応募数といったエリア別での応募数についてのバランス考えられていないというものである次に推薦多かったのが「伊吹」である。伊吹山日本百名山一つであり、自然・歴史的に見て知名度高くインパクトが強いといった意見出た。「坂田」を推薦するのは、三町の平等合併いずれの町の名前からもとらない新しい名称にするのがよいという理由からである。なお「天の川」と「米原(まいはら)」については推薦する者はいなかった。 協議会参加者から意見述べられた後、新し市の名称最多数の意見である「米原まいばら)」とすることについてを他の候補推薦する者から理解得た。そうして、新し市の名称は「米原市まいばらし)」で決定した。この選択は、歴史のある地名から市名をつけた甲賀市こうかし)とは反対選択である。 これにより、米原市米原駅は「まいばら」と濁る、高速道路施設大字は「まいはら」と濁らない、という二つ読み方統一されずに存在する状況ができた。

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