場所・地域
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/19 02:57 UTC 版)
ヤマネコ軒 木場がイッセーに紹介した店。イッセー、朱乃、木場、ギャスパー、小猫の5人で入った。 メニュー表にはAコースとBコースの2種類しか書かれていなかった。 店員が一切出てこなくて電光掲示板対応であり、宮沢賢治の『注文の多い料理店』まんまで、この店のオーナーも宮沢賢治のファンである。 オーナーは恥ずかしがり屋でBL的な妄想が激しい女性で、AコースとBコースの違いは、AはソフトにBはちょっと激しくという意味。 次元の狭間(じげんのはざま) 様々な世界の隙間に存在し、世界と世界を分け隔てる境界。完全なる静寂以外は何も存在しない「無の世界」であり、オーフィスやグレートレッドの生まれ故郷。通常の生物が何の対策も取らずに進入すると、短時間で肉体が消滅してしまう。 現在はグレートレッドが統べることで安定しているとされ、オーフィスやクリフォトの企みが成功し彼が命を落とすことがあれば世界全体の危機となっていた可能性もあった。 京都(きょうと) 日本という国にとって、歴史、文化、経済、霊的に重要な都市。観光地として知られるが、都そのものを1つの「力」にしようとした古の陰陽師たちによって作られた術式発生装置としての側面を持っており、そのために昔から様々な存在を引き寄せてきた。強力な気脈に包まれており、パワースポットとして知られる場所は霊力や妖力で満ちている。神社や寺院も多く、異なる神話に属する存在が入るためには特殊な「フリーパス券」で身分を証明しておく必要がある。 術式都市なので結界は存在しているものの、パワースポットがありすぎて、逆に歪みが生まれやすいので、侵入できる穴が偶発的に出来てしまう。そのため昔から魑魅魍魎が跋扈してきたことで知られ、現代でも五大宗家の術者たちが毎度市内と市外をパトロールして歪みを修正している。過去の歴史では、魑魅魍魎の類は、誤差はあれど鬼門である比叡山延暦寺周辺か、裏鬼門の石清水八幡宮周辺から京都市内へ侵入しているという。 また、悪魔陣営の影響も及んでおり、京都駅周辺には「京都サーゼクスホテル」「京都セラフォルーホテル」など、悪魔が経営するホテルが建てられている。裏京都(うらきょうと) 妖怪たちが暮らす、レーティングゲームのフィールドにも似た理論で生み出された異空間。別名「裏街」。西の大妖怪である八坂が御大将として治めており、九尾の狐と都は密接な関係にある。住民に悪い妖怪はいないが、イタズラ好きな者が多く、外から来た相手を脅かして遊ぶことが多い。 空模様は終始薄暗く、町に点る仄かな灯りによって幻想的に照らされている。町には江戸時代のセットのように古い家屋が並び、町の向こうの小川と林を抜けた先には、巨大な赤い鳥居と八坂・九重親子が住む古風な屋敷が建っている。北部には石の祭壇や石柱、しめ縄で締められた巨大な岩が置かれた古い祭儀場があり、裏京都を取り仕切る頭目が代々吉兆と凶兆を占ったり、京都で奉られている神仏より啓示を受ける重要な場所となっている。 冥府(めいふ) 冥界の下層に存在する、ハーデスが統治する世界。「地獄の底」と称されることもある。オリュンポスに属する世界で、生命の魂を司り死者の魂の選別が行われる場所。冥界よりは狭く、荒れ地が広がる生物の住むことのできない死の領域。ハーデス神殿 ハーデスの根城にして死神達の本拠地でもある古代ギリシアの神殿。内部にある儀式場は黄金の装飾が施されており、冥府の情景とは不釣り合いな煌びやかさを持つ。 「魔獣騒動」の最中にヴァーリチームが内部で大暴れしたうえ、デュリオの神滅具で多数の死神ごと氷漬けにされてしまう。 コキュートス 冥府の底、地獄の最下層に位置する「氷の地獄」で、最も重い罪と裏切りを行った者を永遠に縛り付ける場所。地獄の中でも極めて過酷な最果て。「龍喰者」サマエルやコカビエルが投獄されている。リゼヴィムの研究所 コキュートスの氷でできた渓谷の奥地に存在し、コキュートスに不釣り合いな、異形、異能を調査する研究所。 リゼヴィムの隠れ家のひとつである。厳重に厳重を重ねた警備体制がとられており、各フロアを繋ぐ扉にはパスワードがかけられていて、奥につくためには10は軽く超えるほどの扉を通る必要がある。最深部には広大なフロア全域を埋め尽くさんばかりの培養層があり、その中にリリスの肉体が保管されている。 リゼヴィムの死後はハーデスに発見され、リリスを利用した人工悪魔の製造が行われている。さらに地下施設が増設され、最終章では地獄の盟主が集う基地となっている。 ニヴルヘイム 北欧の最下層に位置する氷の国とも死の世界ともされる場所。他の宗教で「地獄」と呼ばれる場所に近い。ロキの娘であるヘルが支配する。トライヘキサによる北欧侵攻では最初の標的にされた。 紫藤(しどう) イリナの母がイギリスのウェスト・アクトンで経営する日本料理専門の小料理屋。メニューにはイリナを模した「天使の巻き寿司」や「エンジェルちらし寿司」がある。地獄事変でイギリスが地獄の盟主同盟による侵略を受けた際には、作戦の本拠地のひとつになり、その過程で三大勢力の協力により地下付きの邸宅へ改装される。 隔離結界領域(かくりけっかいりょういき) トライヘキサ専用の封印フィールド。 レーティングゲームの技術とアジュカ・ベルゼブブが運営している「ベルゼビュート」のノウハウ、天界の神器システムと奇跡を司る神の「システム」、ロスヴァイセの結界術式の研究、北欧の世界樹の理、そこにグリゴリの長年の研究もぶち込んで作り上げた独自の世界。そこに一度入り込めば、トライヘキサを倒さない限り、たとえ、神クラスだろうと、超越者だろうと、出ることは叶わない。 情報の共有と内部への物資転送は可能として作られているがこれらは極秘情報で、アジュカとイッセーを含めて数名しか知り得ない。 乳海(にゅうかい) インド勢力の神話の地。広大に広がる乳白色の海。乳海攪拌という不死の霊薬アムリタを製造した儀式で知られている。 トール・スタジアム ヴァルハラの一角に設けられた巨大なスタジアム。入り口にはミョルニルを持った雷神トールの像が立っている。「アザゼル杯」予選では「燚誠の赤龍帝」チームと「王たちの戯れ」チームの試合が行われた。 ダンガムベース お台場に設けられた「機動騎士ダンガム」のプラモデル専門のメーカー直売店。 奈落(ならく) オリュンポスの原初の神・タルタロスが司るという、沈めば二度と上がってこられない領域。光すら一切ない、暗黒そのものの世界。
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