功級とは? わかりやすく解説

金鵄勲章

(功級 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/24 03:06 UTC 版)

金鵄勲章(きんしくんしょう、旧字体金鵄勳章)は、かつて制定されていた日本の勲章の一つ。日本唯一の武人勲章とされ、武功のあった陸海軍陸軍海軍)の軍人および軍属に与えられた[1]金鵄章ともいう。


注釈

  1. ^ 例として、陸大御賜の軍刀組で陸軍の各要職、さらに予備役編入後は第36代内閣総理大臣まで歴任した、正二位勲一等阿部信行陸軍大将は金鵄勲章は拝受していない。
  2. ^ 皇族は自身が迎える年齢によって自動的に大勲位菊花大綬章勲一等旭日桐花大綬章といった最高位の勲章が授与されるが(皇族身位令皇族#叙勲身位)、金鵄勲章に関しては例外とされていた[要出典]
  3. ^ 昭和8年での恩給は大将2,850円、大佐1,748円、少尉893円だった[6]

出典



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功級

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/24 23:16 UTC 版)

金鵄勲章」の記事における「功級」の解説

金鵄勲章付随して叙せられた軍人功績を示す等級位階勲等並び「功○級」と表示した肩書きにおける表示順は、職、階級位階勲等、功級、爵位学位氏名となる。例として「枢密院議長元帥陸軍大将従一位大勲位功一級公爵山縣有朋」)。各級正式に功一級金鵄勲章のように等級+金鵄勲章の形で呼ばれる。また功級に合わせて年金下賜された。年金時代変化インフレ率従い金鵄勲章廃止になる1945年頃まで徐々に金額上昇していった。 功一級:天皇直隷部隊将官親補職)たる司令官に対して特別詮議の上授与正章大綬を以て左肩から右脇に垂れ副章功二級金鵄勲章と同じ)を左肋に佩用する年金額900功二級:功労ある将官、佐官最高位の功級。正章功一級金鵄勲章副章と同じ)は右肋に佩用する年金額650功三級:将官の初叙。功労ある佐官尉官最高位の功級。正章中綬を以て喉元佩用する年金額400功四級:佐官の初叙せられる功級。功労ある尉官准士官下士官最高位の功級。正章小綬を以て左肋に佩用する年金額210功五級:尉官の初叙せられる功級。准士官下士官の中で功労重ねた者の功級。また兵の最高位の功級。正章小綬を以て左肋に佩用する年金額140円 功六級:准士官下士官の初叙せられる功級。また功労ある兵の功級。正章小綬を以て左肋に佩用する年金額90功七級:兵の初叙せられる功級。正章小綬を以て左肋に佩用する年金額65功一級金鵄勲章功一級副章)を佩用する元帥陸軍大将当時畑俊六。畑は日中戦争時の戦功支那派遣軍総司令官)で功一級受章したほか、尉官時代日露戦争戦功功五級受章している 功二級金鵄勲章左上)及び同副章喉元)を佩用した海軍大将当時島村速雄 功三級金鵄勲章喉元佩用した陸軍中将当時伏見宮貞愛親王 功四級金鵄勲章胸元佩用した陸軍大尉当時盛厚王功四級は綬に綵花付される1937年10月以降新制式品 功五級金鵄勲章胸元佩用した海軍大将当時永野修身

※この「功級」の解説は、「金鵄勲章」の解説の一部です。
「功級」を含む「金鵄勲章」の記事については、「金鵄勲章」の概要を参照ください。

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