プラトーとは？ わかりやすく解説

別表記：プラトー

「plateau」とは、「高原」や「台地」「平坦域」「安定期」といった「平坦でなだらかな様子」や「上昇も下降もしない状態」のことを意味する英語表現である。

「plateau」とは・「plateau」の意味

「plateau」とは、高原や台地、平坦域、安定状態など、ほぼ平坦で変動が少ない状態を意味する表現である。名詞として使われ、複数形にする時には、語尾に「-s」を付けた「plateaus」や、「-x」を付けた「plateaux」になる。

「plateau」の語源・由来

「plateau」は印欧語根で「平たい」を意味する「pleh-」が語源であるとされている。「pleh-」が古代ギリシャ語で「広い」や「平らな」を意味する「platus」になり、古期フランス語で「平らな」を意味する「plat」を経て、中期フランス語で「平らな」や「平たい」を意味する「plate」になったとされている。

「plateau」の使い方・例文

「plateau」を使った例文として、
・He was trekking to that plateau last weekend, too.（彼も先週末、その高原にトレッキングに行っていたようだ）
・Plateau system can be used for education and town development.（プラトーシステムは、教育や町おこしに活用することができる）
・Plateau effect prevents me from getting the grades I want.（プラトー効果で思うように成績が伸びない）
などが挙げられる。

「plateau effect」とは

「plateau effect」とは、「プラトー効果」を意味する表現である。「プラトー効果」とは、一時的な停滞のことを表す用語であり、「プラトー状態」や「プラトー現象」と呼ばれることもある。仕事やスポーツ、筋肉トレーニングや勉強など、多くの事柄において見られる現象である。

プラトー効果が起こる原因として、日々行っている努力や練習のマンネリ化が挙げられる。初めは成長が感じられたとしても、毎日同じことを繰り返していれば次第に成長できる幅は限られてしまい、いずれ停滞してしまう。一定のレベルに到達してしまった為に起こる現象でもある。他にも、疲労やストレス、プレッシャーなどが一因となっていることもあるため、成長が見られなくなったからと言って、おもむろに練習や努力の強度を上げればよいというものでもない。

対処法としては、
・やり方や練習の内容を変えること
・一時的に休むこと
・考え方を変えること
などが挙げられる。基本的に、プラトー効果自体は一時的なものであることが多いため、この先も成長しないとは限らないが、ある程度のレベルまでスムーズに達成したにも関わらず、いきなり成長が見られなくなってしまうと、精神的に落ち込んでしまうことも少なくない。そのため、原因の解消に加えて精神的なケアが必要となることもある。マンネリや飽きが原因となっている場合もあるため、しばらくそこから離れてみるというのも対処法の1つである。また、考え方を変えてみることも重要で、「この停滞はプラトー効果であり、自分だけが停滞してしまっているわけではない」ということや、「方法を変えれば更なる成長は可能である」ということなどを理解し、停滞してしまっている現状を嘆くだけではなく、客観的に見ることも対処法の1つである。

プラトー効果とスランプは似ているように扱われることが多いが、この2つは異なる。スランプは「今までできていたこともできなくなる状態」のことであり、プラトー効果は「一時的に成長しなくなっているだけで、今までできていたことは変わらずに出来る状態」のことである。

「PLATEAU（3D都市モデル）」とは

「PLATEAU（3D都市モデル）」とは、3D都市モデルの整備やオープンデータ化、活用など、国土交通省が主導して行っているプロジェクトのことである。都市を3D化させ、プラットフォームデータとして整備、活用することにより、様々なことに利用することが可能である。具体的な例としては、視認性の向上や災害時などのシミュレーション利用などが挙げられる。

3Dの都市モデルを作成することにより、普段見ることのできない角度から建築物などを見ることや、認識することが可能となるため、さらに詳しく知ることができる。また、現実と寸分変わらない都市データを3Dで構築し、そこに災害などの予測データを入れることによって、起こり得る被害を事前に予測することが可能になる。そのため、対処法や予防策を講じることが可能になるなど、二次元データではできないようなことも、3Dデータを使うことによってできるようになる。