フキとは？ わかりやすく解説

読み方：ふき

袷(あわせ)または綿入れの衣服の裾・袖口で、裏布を表に折り返して縁のように仕立てた部分。吹き返し。

読み方：ふき

二度と帰ってこないこと。転じて、死ぬこと。「—の人」

読み方：ふき

［名・形動］《「羈」「羇」ともに、つなぐ意》

１ 物事に束縛されないで行動が自由気ままであること。また、そのさま。「独立—」

「或は英人の支配を受くる者あり。或は—なる者あり」〈柳河春三編・万国新話〉

２ 才能などが並はずれていて、枠からはみ出すこと。また、そのさま。「—の才」

読み方：ふき

１ いみはばかるところなく言うこと。遠慮なく言うこと。

「多少の—の文字あるが為に」〈魯庵・「破垣」に就て〉

２ 《避けることができない意》死ぬこと。死。

読み方：ふき

病気などが治らず、死ぬまで起き上がれないこと。

「—の病いにかかりぬ」〈一葉・やみ夜〉

読み方：ふき

１ 法律や規則などに従わないこと。

２ 謀反(むほん)を企てること。反逆。「—をはかる」

読み方：ふき

［名］(スル)本文に付け加えて書きしるすこと。また、その部分。「参考資料を—する」

読み方：ふき

「ふうき（富貴）」に同じ。

読み方：ふき

箏曲(そうきょく)。八橋検校作曲。源氏物語・和漢朗詠集などに取材した7連の歌からなる。箏組歌(ことくみうた)の代表曲で、表組の第1曲。菜蕗組。越天楽(えてんらく)。

筑紫流箏曲。の原曲で、歌詞が一部異なる。

読み方：ふき

キク科の多年草。原野や道端に生える。地下を長い根茎が横に走り、早春、蕗の薹(とう)とよぶ若い花茎を出し、頭状花が開くにつれて花茎を伸ばす。雌雄異株。花後、長い多肉質の柄をもつ腎臓形の葉をつける。葉柄や蕗の薹は食用。《季 夏》「—むくやまた襲ひきし歯のいたみ／久女」

フキの雌株／撮影・朝倉秀之

フキの水煮